着物のご紹介

和装をお考えの方にとって役立つブログとなるように

何の為にブログを書いているのだろう?
時折そんなことを考えます。ブログを始めた理由はもちろん「宣伝」の為でしたが、当
ブログも7年目ですからね。もう「出勤したらまずは掃除!」・・・みたいな感覚で、毎日
当然のように書いております。

以前はただ何となく書いているだけ。
その日あった出来事をダラダラと・・・
集客する為に宣伝度100%の記事 ・・・
いわば「自己満足」で終ってしまっていたんですね。

今はちゃんと様々なことを意識しているつもりです。
まずはどんな方が見てくれるか(見て欲しいか?)を想定し、どんな内容だったら共感、
もしくは有益な情報と捉えていただけるかを考えています。

当店はレンタル衣装(貸衣裳)業ですが、人生のうちで利用していただけるのはほんの
数回です。つまりレンタル衣装って多くの方にとって非日常であり、身近なものではない
んですよね。
でもだからこそ利用するに前に予備知識があったほうが賢くレンタルできるわけです。
ドレスにしろ、和装にしろ、振袖にしろ初めてという方が殆んどですから、そんな方々の
前にある目に見えない壁をブログで少しでも取り除きたいと考えています。

こちらをご覧下さい。
2016-03-10
3月10日時点での読まれている記事ベスト5です。
1位は全国にファンの方がたくさんいる歌う海賊団ッ!に関する記事だったので、その
人気にあやかってPV数が伸びました。
5位はやはり全国で人気のドレスショップへの訪問記ですのでここ3年くらい不動のPV
数を飾っています。

注目は2~4位ですね。
共通して言えることは「和装」に関しての記事ということ。
私はこう考えます。
ドレスってもちろん分からないことも多くあるんですが、何となく「自分の好み」「流行」って
感覚でわかるんだと思います。でも打掛などの和装って日本独自のものなのに、ドレス
以上にわからないことばかりなんですね。
「興味はあるけど飛び込む勇気がない」
「本当に自分に似合うか不安」
「わからないものに手が出せない」
「だけどもっと良く知りたい」

・・・・こんな気持ちがあるのだと思います。

当店のブログでは和装の情報もかなりの頻度でアップしています。だって和装が好き
ですし、本当に魅力ある衣装ですから。何より日本の伝統であり文化ですから、我々
はこの「日本の美」を少しでも多くの方にお伝えする使命があると考えています。

もちろん最近の和装人気のお蔭でもあるのですが、私的にはまだまだ物足りないで
すし、この人気が一過性で終ってほしくはありません。

結婚をする全てのカップルに和装をお召しになってほしいですし、これからという方々に
とって和装が憧れの衣装であってほしいと思います。
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 100歳を迎えたおばあちゃまも着たいと思う衣装です。

まずは興味を持ってください。そして一度でいいので袖を通してみてください。
ドレス姿とはまた違う素敵な魅力を感じていただけるはずです。結婚式では着れなく
ても写真だけ残す「フォトウェディング」や「和装前撮り」でも和装姿を楽しんでいただ
けます。

今後も和装に関することをこちらのブログで書いていきます。
当店のブログによって、結婚式で和装をお召しになる方が一人でも増えたらこんなに
嬉しいことはありません。 

黒紋付袴はいろんなシチュエーションでご利用いただけます

現代において、男性和服の最高峰が「黒の紋付袴」です。
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モデルはともかく、こちらがその黒紋付袴です。
多くの方がこの衣装を見てイメージするのが【結婚式の衣装】ではないでしょうか。
もちろん結婚式で着用する衣装ですが、意外とあんな時、こんな時にも使ってい
ただけるんですよ!

【成人式】
女性は振袖ですが、男性で紋付袴を着る方もいらっしゃいます。成人式の場合、「黒」
と決まっているわけではないので「白」や「紺」、「ピンク」などの明るい色の紋付袴にす
ることもあります。

【卒業式】
 卒業生の担任の男性の先生が着用されたり、専門学校・大学の卒業生が着用する
こともございます。

【新郎新婦のお父様の衣装として】
新郎新婦のお父様の衣装と言えば「モーニング」が定番ですが、元々はこの黒紋付
が定番だったのです!現在でも黒紋付袴を着用して結婚式に臨まれるお父様もいら
っしゃいます、というか増えています。

【お葬式】
紋付袴って慶事の時だけの衣装ではありません。弔事などでも最高の式服として
ご着用いただけます。袴の紐の締め方などで違いを出します。

この他にも、日本文化を担う方々(歌舞伎・能)はおめでたいことがあると、必ずこの
黒紋付を着用されます。お正月はこれを着たタレントの方を良く見かけますよね。
また襲名披露や就任の祝いの席でも着用されます。

とにかく特別なドレスコードがない限り、慶弔で一番の格式ある和服であり本当に
オールマイティな衣装なんです。

出来れば内閣組閣の時も総理や大臣の方々にも着ていただきたいものです。
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「モーニングじゃなきゃダメ!」って言う決まりでもあるんですかね?誰一人紋付袴を
きていませんね~。日本国を担う内閣なんですから世界に日本文化を発信するという
意味合いも込めて紋付袴を着用して頂きたいものです。
これだけの人数で紋付袴を着たら、モーニングより壮観だと思うんですけどね。絶対
かっこいいはずなのに、もったいない・・・。

 

打掛美女

今の時代、「和服」を着る機会は滅多にありません。
それでも人生で数回はあるものです。

まず生まれてすぐに「お宮参り」で産着を着ます・・・というより、正確には羽織ら
せられるといったほうが正解かもしれません。次は七五三、そして成人式、人に
よっては卒業式で二尺袖に袴。
この後は結婚式(着ない方も少なくないですけどね)。

この段階で袖の長い着物の時代は終わります。
既婚された女性は袖の振りが短いものを着るようになります。そして今度はお母
様の立場で留袖。
そしてお立場にもよりますが、喪服を着ることもあるでしょう。

おおよその節目節目で和服を着る機会は意外とあるものです。
もちろん前述の間でも「訪問着」「付下げ」「色無地」などを着る機会もあるとは思い
ますが、そうそうあるものでもないですね。

さて独身の最後を飾る和服と言えば「白無垢」や「色打掛」です。

『滅多に着る機会の無い和服』
といっても一生に一度だけの和服と言えば、やっぱり打掛なんですよね。
だって振袖は成人式のほか、お呼ばれやご結納、はたまたお見合いなどで着るって
こともありますが、打掛は「結婚」という節目だけに着用するものですから。

「打掛もイイけど似合うかな?」
なんて考える方もいるでしょう。
でもですね、和服ってそもそも日本特有の衣服ですから日本人で似合わない人って
いないんです。
要は「似合う似合わない」ではなく、「好きか嫌いか」だと思うんです。

「好き」と答える方はそもそも興味があり、ある意味憧れていると思います。
「嫌い」と答える方はそもそも自分には似合わないと思っている方が殆んど
ではないでしょうか?
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この打掛美女は和服専門のモデルだと思うくらい美しいですよね。でも不正解!!!
こちらの方は当店のスタッフのお友達で、モデルでもありません。
実際、身長も高くありませんがとっても赤の打掛がお似合いですよね。
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こちらは当店のお客様です。もちろんモデルではなく、看護師さんをされている
一般の方です。でもやっぱりお似合いですよね。

お二方ともタイプは全く別ですが、共通して言えることは「打掛がとてもお似合い」
だということ。もちろん元々美しいのですが、打掛ならではの美しさが光っています。
これはあなたにも当てはまることなんです。絶対似合うに決まってます!

つまり普段着、またはウェディングドレスでは醸し出せない打掛ならではの美しさ
があるわけです。
少々強い言い方になりますが「結婚という節目を逃すと、二度と打掛を着る機会は訪れません」
もちろん結婚式の後撮りで撮影だけされる方もいらっしゃいますが
極少数派です。
殆んどの方が結婚式で燃え尽き、「後で写真だけ」とその時思っていても、時が過ぎ
るとともに面倒くさくなるか、忘れてしまいます。

結婚式をされたカップル様を対象にした調査で、「一番の後悔はなんですか?」という
質問で常に上位にランクしているのが「和装を着なかったこと」だそうです。

着なくては分からない美しさ
着て初めて分かる魅力
着た事自体が素敵な思い出になる
ドレスとはまた違った周りの反応

・・・他にもいろいろとありますが、着ないと分からないことばかりです。

ビジネス的には「せめて写真だけでも残しましょう」ですが、本音では一度きりの
「婚礼打掛姿をぜひご家族、お友達、そして何より彼にお見せしましょう!」と思っています。
ドレス2着もいいですが、「お色直し」には色を変えるだけでなく、ガラッとスタイルも
変えるとよりメリハリのあるお色直しになりますよ!是非ご検討を!!!
そして世界で一番美しい打掛美女になって下さい!!!
 

春にピッタリの白打掛

卒業式・入学式・転勤・就職などの準備が始まりつつありますね。
あとひと月もすれば春になります。

結婚式を前に、「和装前撮り」をお考えの方もしらっしゃることでしょう!
そんな花嫁にオススメの打掛をご紹介します。それがこちらです。
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 春を凝縮したかのような白地の打掛です。パステル調のピンク・ブルーそして
画像では分かりづらいですが、イエローも入っています。ちなみに打掛の下に
きる「掛下」はより春らしくなるよう敢えてピンクで合わせてみました。もちろん
通常の白掛下でもOKです。
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桜柄の刺繍も施されており、まさに春にピッタリの打掛です。
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打掛のメインとも言われる背中には、邪気を払ってくれるといわれる
孔雀の刺繍が・・・・。しかもジルコンが施されているという贅沢も。
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 裾の「ふき」といわれる箇所にはおめでたい赤の線が入っているので、これが
全体の雰囲気を引き締めてくれています。

こちらの打掛は「白」ですが白無垢ではなく、カテゴリー的に言えば色打掛に
分類されます。
「白無垢も着たいけど、色打掛も捨てがたいなぁ~」とお考えの方には最適です
ね。全体的な雰囲気は「カワイイ」ですが、随所に伝統が配置されて、古今を一体
にした打掛です。

結婚披露宴はもちろん、神前挙式和装前撮り桜ロケーションフォトにもオススメ
いたします。 なかなか無い色合いの打掛ですので「人と違う打掛姿」を熱望される
花嫁は是非一度ご見学・ご試着くださいませ~。 

和装に求めるもの

婚礼和装、いわゆる打掛や引き振袖で結婚式をされる方、写真だけ残す
方、神社挙式をされる方などが増えています。

一時期は和装の着用率がかなり低い冬の時代もありましたが、何故ここまで
人気が上がってきたのか?一番の要因は鬘(カツラ)ではくても洋髪でOKとい
う認識だと思います。
またメディアなどの影響も少なからずあるかと思います。

でも和装に花嫁は何を求めるのか?
 可愛らしさ?
 美しさ?
 伝統文化への興味?
 
憶測するとキリがありません。でも具体的には応えられなくても、単純に「和装は
素敵」と感じられているからでしょう。

私も和装が好きで、とても魅力的な衣裳だと感じています。
そんな私が和装に求めるものは「凛」とした空気感です。 
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 現代を忘れ、ちょっとノスタルジーを感じることが出来ます。
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どこか懐かしく、そして優しい時間。
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日本を感じ、日本人であることを誇りに思えます。
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 四季折々で楽しめるのもまた嬉しいですよね。
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でも結局はとても不思議な魅力があるからだと思います。

もう婚礼和装は「ドレスと違う衣裳」という概念を捨てて、「自分が素敵になる、
そしてかけがいのない時間を感じる衣裳」でいいのではないでしょうか?

「結婚をする」というのは人生最大の出来事です。そんな時こそ人生最高の
おめかしを!!! いつもと違う自分になれる最大のチャンスかもしれません!!!
 

ドレスもいいけど和装もね!

これまで婚礼和装の打掛ってなんとなく敷居が高く思われたり、ちょっと
古臭く感じている方もいらっしゃったと思います。
事実、某ウェディング専門雑誌がドレスばかりを打ち出し、結果として打掛
が結婚式で着用されない冬の時代がありました。

しかし最近、打掛は「美しい衣裳」「かわいい衣裳」「魅力ある衣裳」として
復活しつつあります。

ここで「伝統」とか「文化」とかいう言葉は意味がありません。
あくまでも花嫁を彩ってくれる華やか衣裳として思っていただくことこそが
一番大切なことだと考えます。

例えばアンティークの打掛。
柄が少なく、色も現代では余り見かけない色合いの打掛ですが、それも組み合わ
せ次第です。
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 最近の結婚式会場はとても華やかな雰囲気です。そんな中ならアンティークな
衣裳でもバッチリの相性です。画像のようにシルバーフォックスのファーを合わせ
ればグッと豪華さもでますしね。

そして今、色打掛を色ドレスの代わりとしてお色直しの衣裳にする方が大変増え
ています。
つまり「ドレスように可愛く楽しめる衣裳」ということ。
ならばちょっと遊び心があってもいいのではないでしょうか?
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和柄のスニーカーで遊び心を演出するのも良し!
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流行のハニカムボールを飾るのも良し!
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思いのままの雰囲気でも良し!

つまり打掛には無限の可能性があるわけです。何も和の雰囲気だけがシックリ来る
ということではないんです。
もちろん和の雰囲気との相性は抜群です。
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凛とした雰囲気はやっぱり日本人として美しく感じるものです。

色ドレスも素敵ですが、勝るとも劣ることなく打掛も素敵な衣裳です。
ちょっとでも打掛を婚礼衣裳として検討してみてはいかがでしょうか?

実際に見て、手に触れて、ご試着してみて下さい。きっと打掛に対する
イメージが変わるはずです。そして何よりお相手の新郎様の凛々しい
紋付袴姿もご覧になれますからね。

当店では現在ならではの和装のコーディネートをご提案しています。
「ドレスもいいけど和装もね!」
レンタル打掛も和装のフォトもお気軽にご相談下さい。


 

衣裳店あるある

魅力ある衣裳を取り揃え、それらをお客様に気に入っていただいて
お貸しする・・・これが貸衣裳店の基本です。

つまりバイイング(仕入れ)ってとっても重要なんです。
流行・自社の在庫状況・時代背景・先読み・センスなどを絡ませて
「これ!」と感じた衣裳を仕入れます。

「これ絶対人気出るなぁ~」とか、「県内ではうちにしかないから」とか
思っても全く人気がなかったり、一度もご利用されることなく倉庫行き
になってしまうドレスなんて結構あるんですよね。
また仕入れた当初は反応が鈍くても、「そろそろ倉庫行きかな~」と
思い始めた途端に人気が爆発したりすることもあります。

ホント難しいです。
この道何十年の経験があってもいつも暗中模索状態です。多分全国の
どのお店にもこういう経験ってたくさんあると思うんです。
仕入れが毎回上手くいくのであれば、どこのお店も大きなビルを何棟も
建ててますね(笑)

当店で例を上げればこちらですかね。
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 レトロモダンの和装。
一応人気のブランドですし、なかなか無い色合いなのでスッタフ間でも
「何故?」とずっと思い続けています。
でももしかしたらこの和装が持つ魅力に自分たちが気付けてないだけ
なのかもしれません。
いわばアプローチが間違っていただけなのかもしれません。

そんな反省も込めて、リノベーションを行いつつあります。
自分たちが選んだ衣裳に自信を持ち、あらたな魅力を発見するのも
とっても大切なことですからね。

それになかなか利用されない衣裳って、潜在的にお客様へのご提案を
避けてしまう傾向もあります。(これが一番の要因かもしれません)

最近はこういうリノベーションが楽しくて楽しくて 


百合柄の色打掛

最近では白無垢や色打掛などの婚礼衣裳の人気が復活し、
披露宴ではもちろんですが前撮りなどでご着用される花嫁が
本当に増えています。

でもそうは言っても和装に対して「古典的」なイメージをお持ち
の方や、敬遠しがちの方も少なくはありません。結婚式におい
て衣裳を何にするかはもちろんご本人様がお決めになる事。
しかしながら、和装の魅力を知らずにお選びにならない場合も
あると思います。
そんなことがないように、「和装って素敵だね」と思っていただけ
る様に日々取り組んでいます。

「文化」とか「伝統」とかをクドクド申し上げるのではなく、極シンプ
ルにディスプレイでご理解していただけるようにしています。
まさに「百聞は一見に如かず」だと思います。

では早速
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百合柄(カサブランカ)だけが描かれた赤の色打掛です。
やっぱり立体的に飾ることが大切だと思っています。さらには
格式を高く見せずに、お洋服感覚で見ていただくことが何より
大切だと思っています。
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こちらは裾がピンクのグラデーションになった白無垢ですが、
ちょっとプレゼントチックにリボンとお花をプラスして飾って
見ました。
「プレゼントチック 」と申しましましたが、ある意味婚礼衣裳って
プレゼントみたいなものだと思います。
 ・結婚する自分へのご褒美
 ・人生を共にするご主人に対して美しい自分を見せる贈り物
 ・育ててくれたご両親への喜びの贈り物

婚礼衣裳はご結婚するお二人はもちろん、祝福してくれる全ての
方々をも笑顔にし、幸福な気持ちにしてくれる魔法の衣裳です。

とにかく一度きりの晴れの結婚式の衣裳は幅広く検討して、後悔
のない選択をしてください。
あらゆる可能性を否定せず、「悩む」ことも楽しみながら結婚準備を
されることをおすすめ致します。 

時間をかけずに和装を二着楽しむ裏技とは?

最近は和装に関して書くことが大変多いのですが、実際に読まれている記事も殆んどが和装に関してのことなんです。ドレスのことは何となくわかっても、和装に関してはサッパリと言う方も多いですからね。

つまり求められている

求められるとご提供したくなるというものです。

そんなことで、本日も和装について書きま~す。
題名に「裏技」なんてつけましたが、昔からあった手法です。でも知らない方も多いと思うんですよね。

「結婚式で和装を着たい」と考えた時に、皆さんが一番気にされるのが【お色直しにかかる時間】です。打掛を着るには『着付け』が欠かせませんし、時間がかかります。
なので和装を着るにしても一着のみの方が殆んどだと思います。
本当は二種類の和装を着たくても、時間のことを考えて諦める方もいらっしゃることと思います。
そこで時間をかけずに和装⇒和装へのお色直しが出来るご提案です!!!

例えば神前挙式は黒引きでされるとします。
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黒ってやっぱり豪華な雰囲気ですね。

そして披露宴では色打掛を希望されるのなら、この黒引きの上に打掛を羽織るだけで・・・
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こうなります。逆の場合はこの打掛を脱ぐだけで、黒引き姿に早変わりできてしまいます。

厳密に言えば髪飾りも変えるでしょうし、『懐剣』『ハコセコ』の小物も差し替えなければなりませんが、それらの時間をトータルしても10分少々。
あっという間に大変身で、ゲストの方々も驚かれるかもしれませんね!!!

今回は「黒引き×黒打掛」ですが、もちろん組み合わせは無限大です。
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黒引きではなく、これらのような大振袖とそれに合わせた色打掛にするのもGOOD!

時間をかけずに二種類、そして二色の和装姿をゲストの方々にお披露目できるんですね。今でこそ色打掛の下は白の掛下を着るというのが定番になっていますが、その昔は掛下でなく振袖を合わせることも多かったんですよ。
なので伝統的にも、しきたり的にも問題はございません。むしろ原点回帰ですね。

婚礼和装に関しては、多くの方がたくさんの疑問をお持ちです。
疑問が不安になり、そして諦めになる・・・なんてことも少なからずあると思うんです。でもそれはとってももったいないことだと思うんです。
わからないことは専門の方に気軽に聞きましょうね。もしかしたら簡単に解決できるかもしれませんし、不安も取り除くことが出来ますからね。





和装のお支度時間を短縮するなら二部式の掛下です

《本日のブログを読む時間の目安は約3分半です》

現在のウェディングシーンで再注目されているのが「白無垢」や「色打掛」といった婚礼和装です。そして弊社abitoでもこの婚礼和装に力を入れております。

これまで和装姿は「綺麗」とか「素敵」と言われてきましたが、最近では「カワイイ!」と表現されることが多くなり、より身近に感じていただけているのだと思います。

そうなると当然結婚式でもご自分のかわいい和装姿をご家族やゲストの方々にお披露目したいと思うのは極当然のことですよね。

しか~~~~し、そこには大きな障壁が存在するのもまた事実でございます。

その障壁とは「時間」です。

和装が人気とは言え、多くの花嫁にとって基本はやはりドレス。ドレスありきであり、「出来るなら」和装も・・・という方が殆んどではないでしょうか。
ですから結婚式のタイムスケジュールもドレスを中心にしてプランニングしていきます。
ここで「時間」の問題が出てくるわけです。

①「和装」⇒「ドレス」②「ドレス」⇒「和装」とお色直しには二通りあります。
①と②どちらにしても衣裳の種類が違うわけですから、「ドレス」⇒「ドレス」のお色直しに比べて時間がかかります。


特に②はより時間がかかります。何に時間がかかるかと言いますと・・・ズバリ「お着付け」です。

今のウェディングは基本的に「2時間半」の枠組みの中でタイムスケージュールを組んでいます。この時間内に和装の着付けに時間がかかると、「やりたいこと」が制限されたり、ゲストの方々をお待たせしてしまったりします。
そして和装をご希望のお客様も、この問題が一番引っかかっているようです。

『和装が着たい』という願望、『時間は掛けたくない』という願望は相容れないように思いますよね。確かに難しいと思います。
でもですね、和装業界もそんな問題に取り組んでいて、いろんなものが開発されています。

今日ご紹介するのは「二部式掛下」「作り帯」です。
打掛をお召しになる際には順番に「肌襦袢」「長襦袢」「掛下」そして一番上に「打掛」を羽織ることで完成形となります。
この中で一番着付けに時間がかかるのが「掛下」、そして「帯です」 
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 こちらが掛下に帯を結んだ姿となります。この上に打掛を羽織ることで打掛姿となるんですよ。
そして通常の掛下がこちら
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 そして通常の掛下帯がこちら
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掛下は腰紐や伊達締めを使って着付して行き、最後に後ろに形を作りながら帯を締めます。これがなんと言っても時間を必要とするわけです。

そして開発されたのがこちらです。まずは二部式の掛下。
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 腰紐や伊達締めを使うことなく、装備されたゴム付きの紐で簡単に着付けることができます。
そして掛下の作り帯はこちら。
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 帯が既に形づけられていて、下の帯を体に巻いて、あとは上のものを注すだけです。

この「二部式掛下」と「作り帯」を使用することによって、打掛の着付け時間が断然短縮することができます。
つまりご希望の和装姿を実現できることになります

アレンジとして、帯だけは通常のものを使ったりするのもいいでしょうし、逆もまた然り。

ゴム付きの紐を使っているということで、和装ではありがちな「苦しさ」も軽減されますし、またご妊娠中の花嫁様にとっても優しいと思います。
※着付けが全て苦しいわけではありません。上手な着付けは苦しさを感じません

ご自分の結婚式において、「和装を着る」という選択肢が増えるといろんな幅が広がると思います。
・お料理に和を取り入れてもピッタリ
・お父様もモーニングか紋付袴か選べることができる
・披露宴の演出も和テイストを取り入れることができる

他にもいろいろと考えられますが、なんと言ってもドレス姿と和装姿の両方をゲストの方々にお披露目できるというのが最大の魅力だと思います。

ウェディングドレスもそうですが、婚礼和装も結婚の時のみに着ることができる衣装です。「どうせなら両方楽しみたい!!!」というのは、贅沢な願望ではなく、当然の願望だと思います。

この二部式の掛下と作り帯がその願望を叶えてくれるかもしれませんよ!!!

※結婚式場の美容室がこれらの衣裳経験がない場合は、abitoでは事前のお貸し出しをしております。【ぶっつけ本番】ということを避けるためにも、前もって着付される方にご相談されることをおすすめいたします。