着物のご紹介

本日の和装フォトウェディングのお客様 『極』

「結婚式をされるカップル様」、「されないカップル様」どちらにもご利用して
いただいているプランは「和装フォトウェディングプラン」です。

心の底から思いますが、やはり和装は魅力的です。

フォトウェディングなら気軽に和装を体験することが出来ますよ!!!

この和装フォトウェディングはabitoだけでなく、他のドレスショップさんでも
フォトスタジオさんでもやっています。つまり、どこで写真を撮るかはお客様
次第です。
何を決め手にするのかはお客様それぞれです。

衣裳・スタジオの雰囲気、価格、写真の仕上がりなどが判断材料になると思います。しかし一番大切なことは「どんな写真が残せるか?」ということに尽きるのではないでしょうか?


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本当に和装がお似合いのお2人です!笑顔が素敵です

こちらは極シンプルな和装写真ですが、ただ単にお2人を並べたわけでは
ありません。立ち位置、体の角度、首の角度、打掛の裾の形にこだわって
いるんです。そのこだわりが「美」に繫がります。


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白無垢も大変お似合いでした。とっても明るいお2人でしたので、撮影も
楽しく進めることが出来ました。

そして独自の世界観も大切です。つまりはabitoでしか実現できない撮影
です。こちらはとことん「和柄」にこだわった雰囲気を演出しました。



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また、このように光の陰影を上手に操ることによって色打掛がまるで3Dのように浮き立たせることで、より重厚感のある和装姿になります。


カジュアルな雰囲気の写真が最近は人気ですが、abitoでは敢えて本格的かつ重厚感のある和の世界をご提案しています。
白無垢や色打掛、紋付羽織袴の価値を更に高められるような写真を目指しています。

これがabito流の和装フォトウェディング!
今後ももっと「和」を突き詰めた世界観をご提案し、「和装写真ならabitoだね」と
いっていただけるよう精進していきます。 

時間を経て熟成される価値 アンティークそして芸術

今日も打掛のお話となってしまいますがどうぞお付き合いをお願い
しますね。

時々お邪魔する県北の同業の貸衣裳店さんに行ってきました。こちらとは
業務提携というか、お持ちでない衣裳をお貸しするといったお付き合いを
しています。

お店に入るなり、目に飛び込んできた打掛がこちらです。

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白無垢でありながら、鮮やかなグリーンの松と鶴の刺繍。今まで
見たことがない色合いです。

そしてこちらも・・・
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赤地に白と銀の糸で刺繍を施した色打掛です。とってもシンプルですが
気品があり、なんとも言えない雰囲気が漂っています。

ドレスにしろ和装にしろ、取り揃えるテイストは お店のカラーが出るもの
です。この二つのテイストの打掛はabitoには残念ながらございません。

「隣りの芝生は青い」じゃないですが、とても素敵な打掛だと思います。もっとはっきり言えば「欲しい~」ということです。
だってこの打掛はもはや「アンティーク」の領域に達していますからね。芸術と言っても過言ではないかも!?

何でも他の打掛は倉庫に眠っているとの事。
次回お邪魔するときに見せていただけるお約束をしてきました!!!
新しいものを発見する情報収集力も大切ですが、古いものからもたくさんのことが学べますからね。

「歴史に学ぶ」ってやつですね。

ワインのように打掛も時間の経過と共に価値が熟成されて行きます。
もちろん丁寧な保管と、取り扱いが合ってこそですよ。

 
でも使っていないのなら譲ってもらおうかな~?????

打掛はこう保管しています そして広げて再感動!!!

和装とドレスの保管の仕方はまるっきり違います。違うんです。

ドレスはご想像通りハンガーで吊るして保管しますが、和装は基本的に
折り畳んで保管する衣裳です。 abitoでももちろん綺麗に折り畳んで打掛
専用の和箪笥に保管しています。


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打掛をそのまま入れることはせずに、薄い綿の生地を纏わせてホコリを寄せ
付けないようにしています。またこれをすることで日焼けを予防しています。

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ちなみにこちらの打掛は「紅こふき」という白無垢です。白一色でなく、裾や
袖周りに赤が入った大変おめでたい色合いとなっています。

打掛には畳み方がありますが、弊社での畳み方はオリジナルな畳み方を
しています。これには訳があり、商品番号を読み取る為なんです 。

そんな訳で通常はこのように保管していますが、ディスプレイなどの為に
衣桁という衣裳を掛ける家具に飾る時に「これいい和装だね~」なんて
思うことがしばしばあります。

お店の商品ですから、もちろんその存在は把握していますが、折り畳んで
の保管ですので目で見える範囲は極僅かです。
しかし、衣桁で飾るとやはり迫力があり、保管している時とでは全く違う商品に見えてしまうんです。

ちなみに衣桁とは・・・

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これです。見たことありますよね?

そして現在、この衣桁でかざっている打掛がこちらです。
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黒地にゴールド、そしてボタンの花は赤や紫、白、桜の柄も施されている
大変重みのある色合いとなっています。

久々に見ると「いや~ん豪華豪華」・・・なんてことになるわけです。

見慣れている私達でもこうなのですから、初めて見る方にとってはさぞ感動的なんでしょうね。そんな感情を忘れることなく、お客様と一体となって晴れの日の衣裳選びをお手伝いしたいなと思った日曜日でした。

 

婚礼和装揃い踏み!どのテイストがお好きですか?

色ドレスの代りに色打掛をお色直しに!・・・そんな花嫁が増えて
きています。

ドレスに主役を奪われてしまった暗黒の時代が和装にはありまし
たが、復権しつつあります。やはり洋髪での着用が認められてきた
ことと、ガラッとお色直しで雰囲気を変えるのなら白ドレス⇒色ドレス
より、白ドレス⇒色打掛のほうがインパクトがあるからなのかもしれ
ません。

色打掛は多分、多くの方が「赤地で鶴柄」というイメージが強いので
はないのではないでしょうか?あながち間違いでもないのですが、で
も正解でもありません。
比較すると全くテイストが違うことに気付かれることでしょう。
歴史ある衣裳ですから、やはり奥深く、重みがあります。
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この画像はabitoの1Fフロアの今日のディスプレイです。

手前の色打掛はとても細かい刺繍と柄が施され、アンティーク
でありながら、キュートな雰囲気です。
左奥に掛けてある色打掛は色合い、柄の出し方は現代風です
が柄自体は大きめの柄で伝統的です。
右奥は色打掛でなく「大振袖」です。
光沢のある生地に蝶などの洋風の柄が描かれています。

ざっと見比べてみるだけでも違いがお分かりいただけるのでは
ないでしょうか。

歴史あるものは全て時代時代に適応する変化を繰り返して、今に
至っています。決して古臭いものではございません。

abitoにはこれらの他にも様々なテイストの婚礼和装が多数取り
揃えています。ぜひご来店頂き、直接見比べ、ご自分にぴったり
のテイストの色打掛に出会ってください!
そして素敵な大和撫子な花嫁姿をご披露しちゃいましょう

写真だけの結婚式であるフォトウェディングや、ロケーションでの
和装前撮りもお気軽にご相談下さい。
 

五つ紋 黒紋付羽織袴とは?

 紋付袴という名称が一般的に知られていますが、正式
には紋付羽織袴と言います。

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ゴメンナサイ、ワタクシの紋付羽織袴の写真です

明治時代の太政官令により、『五つ紋の黒紋付羽織袴』は正装
として広まりました。江戸時代はどちらかと言えば略礼装でした。
現在では結婚式・結納・葬儀などの冠婚葬祭や将棋のタイトル戦
や大相撲などで使用されています。よくテレビで見かけますよね

五つ紋に関してはこちらでご紹介しています

同格の礼装としましてはモーニング・燕尾服・黒留袖などになりま
す。
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こちらはモーニング。名前の通り、午前中の正礼装です
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こちらは燕尾服。日没から夜にかけての正礼装です
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こちら黒留袖。女性の正礼装です。もちろん五つ紋

男性の和服姿といえばやはりこの黒紋付羽織袴姿を思い
浮かべる方も多いことでしょう。最近では結婚式や前撮りでの
和装着用が人気ですが、花婿様はこの黒を選ばれる方が圧倒
的に多いと思います。
シンプルイズベスト!黒は花嫁の白無垢または色打掛姿を引き
立たせてくれますからね。

この黒紋付羽織袴を着る機会は人生において数えるほど多くは
ありません。結婚式以外では成人式であったり、お子様の七五三
の時くらいです。

お葬式で着用する方もいらっしゃいますが、本当に稀ですね。

でもやっぱりこれを着ると「日本人で良かった~」とか思ったり
する訳です。似合う似合わないは全く関係ナシです。
誰かに見せたくなったり、写真を残しておきたいと思う方が殆んど
ではないでしょうか?

女性から見えても多分とてもかっこいい衣裳なのだと思います。

黒が人気ですが、白や紫、紺、赤、金などいろいろな色の羽織、
縞ではなく紋柄の袴などもございます。
相性のよい組み合わせなどもございますが、何より自分好みに
セレクトすることが一番だと思います。

そしてこの紋付羽織袴にももちろんサイズというものがございます
が、着物のサイズの基本は幅ではなく、長さです。
袖は長くても短くてもNG、羽織丈も長すぎるとルーズに見えてしま
います。
また袴は腰骨辺りで紐を締め、くるぶしが見えるか見えないか位の
長さにすることをおすすめしています。

普段着ることのない和装ですから、分からないことばかりですよね。
そんな不安を安心に変えることが私達の仕事です。
またかっこよく着こなすだけでなく、その歴史や知識を知ることでま
た違った味わいを得ることができると思います。


 

今日のアビート

今日はたくさんのお客様がご来店です




なんてウソは言いません


今日のご来店は少なめですが、その分気持ちを込め、時間をかけて
接客させていただいております

ちなみに明日はご予約をたくさん頂いています嬉しい限りです


さて、今日はabitoのディスプレイをご紹介です

まずはこちら

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アンティーク感バッチリのJILLSTUARTのウェディングドレスです。
流行に左右されない安心の一着!!!

やはりアンティークのドレスはアンティークのアクセサリーとの相性が
抜群です。

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今回はこちらの組み合わせでした


まだ梅雨が明けないとはいえ、今日はまさに夏の雰囲気
なのでリゾートウェディングっぽいディスプレイもしたくなって、こんな
風なものも展示しています

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ちょっと逆光ですが、おわかりいただけますか?

花婿はショートパンツにシャツのみで、ポイントはハットとボウタイです。
花嫁はシンプルなAラインのドレスに花冠をアクセントにしてみたのです
がいかがでしょう

このまま砂浜で人前式も出来そうです


また人気上昇中の和装ももちろん展示していますよ

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やはり夏ということで爽やかな雰囲気にしてみました。
薄黄色の色打掛に鮮やかなブルーの掛下を合わせてみたのですが
意外とピッタリ!と思っています。

番外編ですが、最近はウォールステッカーにハマっておりまして、階段
口に設置してみました。

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なんということでしょ~

もう爽やか番長ですね。

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このウォールステッカーは貼ったり剥がしたりできるので、季節に
あわせて店内の雰囲気をガラッと変えてくれるのでとっても便利ですよ。

ちなみにこんなのもキープしてます。簡単に言えば「木」です。
自分でアレンジしながら貼っていくんですよ!
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壁にはもちろんですが、ガラスにもOKなのでどこに貼ろうか思案
中です。


秋はどんなのにしようかな?・・・・こういうことを考えるのがとっても
楽しかったりします。


今日も暑いですが、あすも同じく暑くなりそうです。
急な気温上昇に体がまだ慣れていない時期ですので、水分補給を
まめにして熱中症には十分お気をつけ下さい!





 

白無垢人気再燃しちゃいますね

ここ最近は和装の人気が上昇していることを繰り返しブログで
お知らせしていますが、今後はさらにするかもです


ご覧になられた方も多いと思いますが、人気女優である佐々木希
さんの白無垢姿が公開されましたね

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『縁~THE BRIDE OF IZUMO~』という映画に出演するとのこと。

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う、美しすぎる・・・・


白無垢に綿帽子姿・・・ということは鬘(かつら)をしようとしていること。
奇をてらうことなく、オーソドックスな白無垢姿でした


確かに近頃は和装が人気です。


でも白無垢<色打掛であり、鬘ではなく洋髪が人気。そして挙式で着用
と言うよりは【和装前撮り】としての人気が高いのが現状です。

やはりこういったメディアの影響力はとんでもなく、間違いなく「白無垢」と
「鬘」、そして神社挙式のニーズは増えるのではないかと予測します。

過去には・・・
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こちらはCMでしたが、かなりの反響があり、商品も開発されました。

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ここまで頭を覆いつくすような髪飾りを求める方はそこまで多くは
なかったですが、大き目の髪飾りは注目されるようになりました。


一時期下火だった婚礼和装もこの頃から徐々に人気が出てきました。



白無垢姿ってとても清楚でいい意味で近寄りがたい・・・いわば女神のような
イメージですよね

佐々木希さんもインタビューで「身が引き締まる思いです」とお答えしている
ように、着るご本人にとっても様々な思いをめぐらせる魔法の婚礼衣裳だ
と思います。


元々白無垢姿での結婚式(祝言を含む)はどちらかと言えば、本当に身近な達
だけで挙げられたものです。
家族婚や少人数ウェディングが増えつつある現在においては、選択肢の
一つとしておすすめできるコンテンツです。

ひっそりとしたご家族やご親族だけでの神社挙式なら挙げてもいい!!!

そんな方多いのではないでしょうか???

abitoでも神社挙式プランがひっそりとございます
約15万円ほどで憧れの白無垢姿&紋付袴での神社挙式を叶える事が
出来ます。


通常の結婚式と違い、短期間での受注⇒挙式が可能ですのでどうぞ
ご相談下さいね。




 

今なぜ和装が人気なのか?

最近の和装人気には正直ビックリしています。

結婚式・披露宴での着用率、和装前撮り率、フォトウェディングの
和装の割合など全てが上昇傾向にあります。


やはり理由は知りたくなるものです。そしてチョコチョコ調べてみました。


【理由その1】 日本人だから

とってもシンプルで説得力がありますね。
日本の文化であり、伝統である和装は日本人に当たり前のように似合う
衣裳ですからね。

【理由その2】 芸能人の方々の影響

以前と違って芸能人の結婚式をテレビで放送される時代ではありませ
んが、結婚式の写真だけ公開されることが良くありますよね?
その写真で多いのがドレス姿より和装姿。
影響力が大きいですからね。

【理由その3】 大人婚が多いから

結婚される平均年齢が昔と比べて高くなっています。
かわいいドレス姿よりかっこいい和装姿に憧れる花嫁が増えている
とのことです。※花婿は花嫁の希望に合わせる方が多いそうです

【理由その4】 参列者に喜んでいただける

ゲストをとても大切にする結婚式が現在の主流です。
ご両親をはじめ、多くのゲストに喜んでいただけるのが和装なのかも
しれません。
ドレス姿ももちろんステキですが、やはり日本人だからこそ和装に魅力を
感じるのだと思います。

【理由その5】 厳かな雰囲気が出せる

ゲストハウスウェディング、海外挙式とはまるで真逆の和婚。
日本独特の雰囲気を味わえるのが魅力ですね。
結婚式だけでなく、いろんな分野で「和風」が見直され、人気を博して
います。
落ち着くというか、心で感じることが出来るからですね。

調べた結果、上記の5つが主な理由でした!


これ以外の理由も様々あると思いますが、「正しいものは常に新しい」
という言葉もあります。
伝統的に受け継がれてきた文化はやはり「正しい」ものです。だから
常に新しく感じるからなのかもしれません。



最後に・・・

個人的には和装姿はいつまでたっても色褪せないと思います。
法隆寺や清水寺など、何百年も前に立てられた建築物を古いと思わず
に歴史があると感じるのと同じなのではないかと思っています。

Weddinng dress abitoのInstagram



 

100歳の花嫁様

今日はabitoにとってとても名誉あるお話をさせて
いただ きます。


先日、ある施設で御年100歳をめでたくお迎えになった
おばあちゃまがいらっしゃいます

今年で100歳ということは、大正二年、西暦で言えば
1914年のお生まれということになります。調べてみますと
その年に第一次世界大戦が勃発しているんですね。
そして時の日本の総理大臣は山本権兵衛(その後、大隈
重信)でした

長い時間の経過を感じます。

世界においてわが日本は長寿国として上位にランキングされ
ていますが、それでも100歳を迎えることが出来る方はほんの
一握り。

肉体的にはもちろん、精神的にも健康であるからこそのことだ
と思います


前置きが長くなりましたが、そんな100歳をお迎えしたおばあちゃ
まのお誕生日のお祝いにabitoも参加させて頂きました
弊社に出来る事といえば衣裳を協賛すること。

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100歳のお祝いにおめでたい色である赤の色打掛を記念に着て
頂こうというプロジェクトを約一年前から準備していました。
お元気とはいえ、100歳という高齢を考えると少しでもお体に負担
をかけてはなりません。

「少しでも軽い色打掛はどれか?」
「どのようにお着せしたら一番楽なのか?」

想定できうることはたくさんありましたが、同業仲間に相談したり、施設
の方にアドバイスをいただくことで無事にお祝いをすることが出来ました。

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施設のスタッフの方がお化粧を施しました

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髪飾りも付けて100歳の花嫁の登場です

おばあちゃまにお伺いすると、ご結婚された時に婚礼衣裳を着る機会
がなく、今回が初めての婚礼衣裳体験だそうです。
80年近くのときを経て、念願を叶える事が出来ました


お祝いのイベントにはご家族、入所者の方々、施設のスタッフの方々な
ど多くの方が参加され、とても賑やかになり、アットホームの雰囲気
の中で幕を閉じることが出来ました。

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お誕生日プレゼントが続々と

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市からのお祝いの賞状


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すこし恥ずかしかったようですが、インタビュー

後半は少々お疲れのご様子でしたが、たいへん喜んでいただ
けたそうです。

ご本人とご家族に喜んでいただき、参加された方も終始笑顔でした

何歳になっても婚礼衣裳は女性にとって憧れであり、またお祝いの衣裳
は周りの方々も笑顔にする力があるのだと再確認しました。

100歳という節目を迎えたこちらのご婦人は日本の宝です。そのお祝い
に参加させていただけたことを心から誇りに思います。
そしてもっともっと長生きして頂きたいと切に願っています。

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どうぞこれからもお元気でお過ごし下さい!




 

和装のお着付け

打掛や紋付袴、七五三、振袖を着用するには『お着付け』が
必要となります。

和装のお着付けは理論ではなく「技術」です。

着付する理論を知っているだけでは「仕事」としてはちょっと
難しいと思います。着付けに大切なことは見た目を綺麗にする
ことはもちろんですが、「着崩れ」しないことが最も大切です。

ご自分で着付けが出来ない方は途中で着崩れを起しても、自分
出直せませんからね。

本当に上手な着付けはどんなに動いても(程度によりますが)、
決して着崩れすることはありません。
これは着付を知っているだけでは出来る事ではありません。

これは経験により培う技術以外の何物でもありません。


というのは人それぞれの体型が違うからです。
その体型を考慮した上での紐を結ぶ力加減、位置、着物の袷具合、
帯の幅、衿の合わせ加減など想像以上に難しいのが着付です。

現代の日本においては、伝統衣裳の和装も日常的な衣裳ではない
ので一般的な方は着る機会も限られています。和装を着用すると
動きがかなり制限されます(だからこそ美しいのです)。


日常に着ている洋服で出来る動きが和装では出来ない
   ⇒これも着崩れを起こす原因に一つかもしれません

※和装での所作を予め知っていれば、着崩れを起すリスクも
減ると思いますので、事前に予習することをお勧め致します。
どんな所作をするべきかは次回にお知らせ致します。



ですがこれを踏まえた上で、着崩れを起さないお着付けをすることが
大切なんですね。

「着付けが出来る」=「着付けが上手い」・・・ではございません。

せっかく和装を着用するのでしたら、脱ぐまでピシッと着ていたい
ものです。美しい和装姿でいたいものです。

ではどうしたら着付けが上手い人を見分けられるのか?

やはりお着付けを数多くこなしている方が上手いのではないかと
思います。長年、美容室でお着付けの仕事をされている美容師の方
はお上手だと思います。

年配の美容師の方は修行時代に徹底的にお着付けを師匠から
仕込まれたそうです。そして師匠の技術を眼で盗んでいたという
時代ですからね。

「門前の小僧、習わぬ経を読む」

日常的に和装の着付を目にし、教え込まれた美容師の方のお着付け
ならまず間違いないのと思います。

abitoでお着付けをお願いしている方も美容師の方です。
着付けは上手いだけでなく、速さも求められる時があります。この
両方を備えている方は段々少なくなっているのが現状です。
ですからとても貴重な存在です。

せっかく素敵な和装でも着崩れしてしまっては・・・・ですよね。