結婚式において、新郎または新婦のお母様がご着用される衣装といえば留袖。
しかし中には留袖を選ばない、もしくは選びたくないというお母様もいらっしゃいます。最近の結婚式は以前に比べ、しきたりの面ではかなり緩和されているので窮屈な留袖より洋服を選びたいという方はこれから増えていくのかもしれませんね。
そんな新郎新婦のお母様がご着用される洋服を当店では「ゲストドレス」と呼んでいます。
名称はお店によって違いがあり、「フォーマルドレス」と呼んでいる場合もあるようです。
ちなみにゲストドレスとはこんな感じの衣裳のことを差します。
ロングスカートとジャケットのアンサンブル、またはワンピースとボレロのツーピースとタイプは様々ありますが、シックな雰囲気ながら華やかさのあるまさに結婚式に相応しい衣裳と言えます。
さてこのゲストドレスは残念ながら当店は10年ほど前に取り扱いを中止しています。
その以前はそれなりに需要もあったのですが、今から考えるとビジネスとしては成立していなかったように思います。中止という判断はある意味正解だったんですね。
ゲストドレスには【サイズ】【デザイン】【カラー】【タイプ】という概念があり、これらの組合せは膨大な数になります。
さらに言えば、【デザイン】には年代的なことも含まれるのでさらに取り扱いが難しいんです。大まかに揃えると、お店の中はゲストドレスで溢れかえってしまいますからね。
しかし年に20回ほどはこのゲストドレスのお問い合わせを頂きます。
その度に大変申し分けない気持ちになりますが、その分情報もご提供しています。
・県内の貸衣裳店では殆ど取り扱いがないこと
・ゲストドレス専門、あるいはその部門があるネットレンタルがあること
・ネット購入される方もいらっしゃるということ
留袖の場合、【レンタル代】【着付け代】【ヘアセット代】とかかる費用が多いですが、ゲストドレスの場合はご自分で着られますし、ヘアもまとめなくてOKなのでご自分でセットすることができるので、その分費用を省くことが出来ます。そして何より着ていて留袖より楽ですからね。
今後結婚される方のお母様世代を考えるとその需要は大きくなるとは思いますが、それでも品揃えのことを考えるとそうそう手を出せない衣裳です。
ゲストドレスをご要望されている方は、ぜひネットをご活用されてみてはいかがでしょうか?
店舗で探すより効率よく探せますし、もしかしたらお気に入りの一着に出会えるかもしれません。本来であれば「是非当店で!」と申し上げたいところではありますが、ゲストドレスだけに関しては白旗を掲げるしかないabitoです。