和装前撮りにおいて、必ずと言っていい程お客様からリクエストが入るのが「お座りポーズ」です。
最も定番なのがこちらの正座でのポーズです。
こちらはどちらかと言えばウェルカムボード用に適した正座ポーズ。
一方、こちらのお二人で手をついたポーズは年賀状や、ご結婚のお知らせハガキなどで使われることが多いですね。
基本的に正座ポーズは建物内の畳の部屋で撮影することが多いのですが、屋外、つまり外でも撮影することがあります。
美しく色付いた紅葉の木々に囲まれての正座ポーズも素敵なんですよ。
またお座りポーズとしてはこんな感じもいいですね~。
ビシッとした正座の花婿に寄り添う花嫁の姿がいい感じです!
正面だけでなく、後ろから撮影したり・・・・
花嫁お一人だけでの撮影もおすすめです。
こんな風にアレンジしたお座りポーズも◎
お二人で仲よくモグモグしちゃいますか!
お座りポーズも正座ポーズもアレンジ次第で可能性は無限大にあります。
しっかりしたポーズだけでなく、遊び心があったり、お二人らしさを表現するようなポーズに挑戦してみてはいかがでしょう。きっととってもいい記念になるはずです。
Wedding Dress abitoの前撮り専門サイト
留袖とモーニングのお貸し出しも入念にチェックしています
秋はウェディングの一年で最も多いシーズン。
それに伴い、新郎新婦のご両親の衣裳である「留袖」「モーニング」のレンタルの予約が8月頃から大変多くなってきました。数年前と比べてもかなり増えているのですが、路面店の方が式場よりも比較的お手頃な価格でレンタル可能と言うことが知れ渡ってきたからだと思います。
ご両親衣裳のレンタル価格はドレスなどに比べると、かなりお安いとはいえ、お子様の大切な結婚式で着用される衣裳ですから不備があってはなりません。他のお店はどのようにされているかわかりませんが、当店では留袖やモーニングのセットにも手を抜くことは致しておりません。当然なことですけどね。
チェック表をお入れしています。
留袖とモーニングは一式を箱にお入れしてお渡ししていますが、その中にそれぞれのチェック表もお入れしています。
留袖のチェック表
留袖の番号をはじめ、一緒にお入れする小物に間違いや不足がないかを確認するものです。
右端にAとBの欄がありますが、Aは衣裳をセットしたスタッフのチェック欄で、Bは再度別のスタッフがチェックする欄です。つまりセットからお客様にお渡しするまでに2回のチェックが入ります。
このチェック表も一緒にお入れするのは、まずはお客様に安心していただく為です。
またお着付けをされる美容室や結婚式場のスタッフさんにも、何が入って何が入っていないかをご理解いただくためでもあります。
こちらはモーニングのチェック表。
またこのチェック表があることで、ご返却時に時間をかけずに確認ができるようにもなっています。
もちろん婚礼衣裳であるドレスや打掛、その他振袖や七五三の衣裳にも必ずチェック表をお入れしています。
他店から見たら「やりすぎじゃない?」と思われるかもしれませんが、準備に「やりすぎ」なんて存在しません。晴れの日、喜びの一日も衣裳一つで台無しになってしまい、お客様の気分を害してしまうことがあります。それを防止するためにも間違いなく必要なことだと考えているので、やりすぎかもしれないチェックを繰り返し、準備に怠りがないよう準備しているだけなんですけどね。
それでも人間のすることですから100%はありえません。
当店としては出来るだけ100%に近づけるように努力と工夫を繰り返すのみです。
でもこんなチェック表があると安心しますよね?その気持ちってとても大切だと思います。
和装前撮りされたお客様からの嬉しいメール
今年の7月に日光の田母沢御用邸において和装前撮りをされたお客様から、嬉しいメールをいただきました。
撮影は7月中旬で大変暑い日でしたが、お二人とも本当に頑張って下さいました。
頂いた内容をそのままコピペするもの大変恐縮なので、抜粋してご紹介します。
ご報告になりますが、先日岡山で無事結婚式を迎えることが出来ました。
その際撮って頂いた写真をたくさん使わせていただき、両親や友人に『かわいい!』と褒めてもらえました。
改めてあの暑い中、本当にありがとうございました。
全く土地勘のない栃木でどこにおスタジオにお願いしたら良いかわからず、また慣れない撮影で不安でいっぱいだったのですが、abitoの皆さんは最初から笑顔で迎えてくださりとてもホッとしました。
そして何より撮影中スタッフの皆さんが仲良く、楽しそうにされているのがとても印象的で、緊張がほぐれ私達も楽しく撮影できました。
私が妊娠中と言う事で、体調をお気遣い頂いて本当に助かりました。
abitoさんにお願いして本当に良かったです!
これから紅葉シーズンでお忙しくなると思いますが、お身体に気をつけて下さいね。
ありがとうございました。
お客様から頂いたメールをご紹介したのは、「abitoって素敵でしょ?」と自慢したかったからではありません(本当はちょっと思っていますが)。
ずっと目指し続けていることが、多少なりともお客様に伝わっていたという事実が本当に嬉しいからです。
■写真を褒めてもらえた
大変嬉しい事ではありますが、プロフェッショナルとしてはごく当然の事ではないかと考えます。しかし例え一般的に見て素敵な写真であろうとも、新郎新婦やその周りの方々に喜んでいたけなかったら全く意味がありません。お二人のご意向に沿った思い出をお作りする事が出来て、私達も大変光栄です。
■不安だったけど、ホッとしました
このお言葉は本当に嬉しかったです。
結婚式はもちろん、和装前撮りはどなたにとっても初めての事で不安だらけです。でも仕事として繰り返していくうちに、お客様本意ではなく自分本意になりがちで、「無難にこなす」ことに重きを置きがちです。
また不安なままでは撮影そのものが苦痛になってしまう恐れもあります。
当店では何より信頼と安心をご提供する事で、撮影の日を思い出の一日にして頂きたいと考えています。
そういった意味では目指している境地に、少し近づけたのかなと感じました。
■スタッフが仲良く、楽しそうにしている
撮影はもちろんお客様の為であり、お客様に楽しんでいただくことが何より大切です。
しかしそのためには私達スタッフが楽しまないと、お客様が楽しんでいただけません。やはり雰囲気作りは大切ですが、演技でなく、本音で楽しんでこそだと考えています。
このことがお客様に伝わったことが本当に嬉しいです。
■妊娠を気遣ってくれて助かった
着慣れない婚礼和装は大変重く、そして動きづらいものです。
それにより、お客様の体調に影響を及ぼすこともあるので、撮影中に一番注意しなくてはならないのがお二人の体調です。特に妊娠中の花嫁様には「しつこい」と思われるくらいにお声かけをしています。
これも撮影を楽しんでいただくためです。
でもこちらが気遣ったことを逆に気遣われるようではまだまだだなとも感じます。
■abitoさんにお願いして良かったです
もう最上級のお褒めの言葉で涙が出ます。
お二人は岡山在住で、遠く離れた栃木でなくとも、近くに京都や姫路、奈良、金沢とロケーション撮影が盛んな土地があります。どこを選ぶかはお客様の自由であり、逆を言えばabitoを選ばなくてはならない理由など一つもありません。
それでも縁あって、当店をお選びくださりました。
そして「abitoで良かった」と仰ってくださったことには感謝してもしきれません。
もしかしたら、いえ、間違いなくこのようなお言葉をいただくために頑張っているんです。売り上げも組数もビジネスですから大切ですが、その前にもっと大切なことがあるんですよね。それがないとスタッフだって楽しむことなんで出来ませんから。
・・・・・本当に嬉しい言葉のオンパレードで、当店、そしてスタッフにとって何よりのご褒美となるメールでした。
無事に結婚式がお迎えすることが出来て私達スタッフも大変嬉しい思いでいっぱいです。
妊娠中、そして今年は例年にない酷暑と言うことで花嫁様の体調が心配でしたが、杞憂に終わってホッとしています。今後はご出産に向けてお体をご自愛していただき、何事もなく元気な赤ちゃんをお生みすることを願うばかりです。
そして一つだけ願いがあります。
いつかご主人とお子様との三人で、日光で撮影した和装の写真をみていただけたらと思います。
だってお腹の中とはいえ、お子様も一緒でしたからね。
この日にどんなことを思ったか、どんな一日だったのかをお子様にお話されてるお姿を想像するだけで・・・泣けてきます。
こちらのお二人にはabitoの前撮りを大変喜んでいただけましたが、今後のお客様にも同じように思っていただけるように更なる努力と改良を重ねていかねばならないと思います。
楽しく、安心できる撮影と周りの方々にも喜んでいただける写真のご提供をこれからも追求して行きます。
I様、本当にありがとうございました。
今年(30年)の紅葉フォトでご案内できる栃木県内のロケ地をご紹介
今年も秋の紅葉フォトをご希望するカップル様のお問い合わせとご来店が増えて参りました。
既に5月頃にはご成約を頂いていたり、まだまだ検討中だったりと様々ですが、秋の足音が少しずつ近づいてくると「そろそろ準備しなきゃ・・・」とお考えになりますよね。まだまだ絶賛受付中ですので、気軽にお問い合わせ下さい。
さて紅葉ロケと一口で言ってもお客様のご希望や時期により様々です。
和装か洋装かでもテイストが違ってきますし、時期によってご案内できるロケ地も変わってきます。また本当に紅葉だけに特化した前撮りにするのか、はたまた紅葉フォトを織り交ぜつつ、建物内での正座ポーズも希望されるのかでもご提案するプランやロケ地が変わってきます。
なので時期別、ロケ地別でどのような紅葉ロケになるのかを簡単にご説明したいと思います。
旧英国大使館別荘周辺
いろは坂を登り、中禅寺湖の畔にあるこちらでの紅葉フォトは10月中旬頃から下旬にかけてがおすすめです。
こちらでは和装はもちろんですが、洋装での紅葉フォトもおすすめです。
雄大な中禅寺湖をバックにすると、綺麗に色づいた山々なかに溶け込んだような写真を残せます。但し、畳がないのでもし正座をするのであれば、こんな感じの撮影をご提案します。
結構素敵ですよ!
日光田母沢御用邸
こちらでは11月1日~10日頃までが紅葉が大変美しく、当店の紅葉フォトの中でも一番人気のロケ地です。県外の方のご利用が大変多く、おしゃれカップルには大変おすすめです。日本庭園が美しいので、洋装というよりは和装にピッタリの雰囲気です。
元々は天皇家のご静養所という究極の格式があり、和装前撮りのロケ地としてどなたにも自慢できる場所です。建物内での撮影も可能ですので、様々な撮影ができるのも嬉しいですね。
岡田記念館
こちらは通年で当店で一番人気のロケ地です。
紅葉の見頃は11月中旬から1月上旬にかけてですが、他のロケ地と比較すると紅葉のボリュームはやや弱めです。しかし竹林の小道や雰囲気のある門構え、池などそれをカバーするに足る魅力もあります。大正時代に作られた日本家屋なので、やはり和装での撮影がおすすめ。
しかし洋装でも撮影される方もいらっしゃるので、お客様のお好み次第ですね。
掬翠園
鹿沼の紅葉の名所として知られる掬翠園では11月中旬から12月上旬がおすすめの撮影時期です。
家屋と庭園のバランスが大変美しく、とても素敵な撮影が可能です。しかしこの秋は土日の撮影がNGとなるので、ご案内は平日のみとなってしまいます。やはりこちらも和装での撮影がおすすめです。
中央公園
宇都宮市内にある中央公園の紅葉は圧倒的です。
公園内にある日本庭園エリアには大きな池と、和の風情たっぷりの橋があり、絶好の撮影ポイントです。このエリアでは和装がおすすめですが、他のエリアには噴水や更に大きな池があり、イチョウの黄色い色付きもたのしめるので洋装でも素敵ですよ。
日本庭園エリアでのおすすめの時期はやはり11月中旬~12月上旬、イチョウの紅葉を楽しむのであれば10月下旬がおすすめです。
しかしこちらには建物がないので、野外での撮影のみとなります。
益子参考館
今年イチオシの紅葉フォトのロケ地がこちらの参考館です。
以前からロケ地として使用させていただいておりましたが、昨年初めてこちらで紅葉フォト(振袖前撮り)をしましたが、その美しさに感動しました。
他のロケ地とは一線を画す紅葉の美しさは自信を持っておすすめ致します。
もちろん建物内での撮影も可能ですので、お二人のご希望に幅広くご対応致します。
ちなみにこちらも撮影のおすすめ時期は11月中旬~12月上旬にかけてとなりますので、まだまだ間に合いますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ロケ地によって同じ紅葉でも雰囲気が変わるのがお分りいただけたと思います。
春の桜、秋の紅葉は多くのカップル様にとって和装前撮りにおける魅力あるコンテンツであることは疑いの余地はありません。しかし殆んどのカップル様は「桜」や「紅葉」での撮影は望んでいるけど、それだけでは物足りなくなります。そこで当店では紅葉フォトだけでなく、通常の和装前撮りも折り込めるロケ地をお勧めしています。
やはり撮影可能な建物があれば、それだけポーズのバリエーションも増えますし、ちょっと休憩したりも出来ますからね。
お客様にお喜びいただけているのも、そんな理由からかもしれません。
現在、秋の前撮り相談会を開催しておりますので、ぜひご参加下さい。悩む前に相談して、あれこれと聞きまくって、ご納得された場合は是非当店をご利用ください。
当店の紅葉フォト、前撮りに関しては専門サイトでご確認いただけます。
結婚式場は「持ち込み料」をとりますが、当店では頂いて下りません。
結婚式場の直営、または提携ドレスショップ以外の衣裳にする場合、必ずと言っていいほど請求されるのが「持ち込み料」。
栃木県ではドレスまたは打掛一着当たり【5万円】という、どんな計算で算出されたかわからない金額を請求されます。結婚式の準備をしていると、金銭感覚が段々麻痺してきて、5万円と言う金額が高額に思わなくなってしまうことがありますが、冷静に考えるとかなりな金額です。
強くもの言う新郎新婦だと持ち込み料をナシにしたりすることもあるようで、あってないようなシステムなんですよね。そもそも過去に司法の判例で「NG」がでているのですから、かなり黒に近いグレーゾーンと言えるんです。それでも何十年も変わらず存在し続けているのは不思議な話しです。
強めに持ち込み料について踏み込んだ場合・・・「じゃ、なしで」というお客様もいらっしゃいましたし、割り引いてもらった方もいたりと、お客様の顔色を見てなくしたり金額が安くなるのってどう何ですかね?つまりはその存在を理論で肯定できていないといえるのではないでしょうか?
当店は結婚式場と一切提携していないので、こういった事にも踏み込んでいけます。
間違いなくお客様のためにならない慣習の一つだと考えており、これまでもブログで意見してきましたが、書くだけ無駄だと分かっています。けれど当店のように結婚式場に忖度せずに出す意見は結構貴重なんですよ。
言いたくても言えない立場の業者さんが殆んどですからね。
ちなみに当店は貸衣装+写真撮影を事業のメインとしているワケですが、ここ数年は振袖でも七五三でも「持ち込み」のお客様が少なくありません。
もちろんそういった衣裳の持ち込みに対して、「持ち込み料」は設定しては下りません。そんなことをしたらこれまで散々持ち込み料を否定してきた正当性が失われてしまいますからね。それに「持ち込み料下さい♡」ってお客様にお伝えしたら、間違いなく全てのお客様が違うお店に行く事でしょう。
つまり持ち込み料がないのが当たり前の世界もあれば、あって当然の世界があるということです。しかし無くてはならないものではなく、その存在自体が懐疑的なものでしかありません。
お客様には選択肢があります。
結婚式場を選ぶ際、様々な条件を検討して決定しますが、そこには自由な選択があります。
しかし結婚式場を決定した途端に、衣裳は「この店とあの店で選んでください」となるのはおかしな話しです。どんな結婚式場を選ぶかはお客様の想いによりますが、ドレスや打掛は結婚式以上に子供の頃から憧れ続けたものにもかかわらず、選べる範囲を限定されてしまうのは絶対に間違いです。
結婚式場には何百万という金額を支払うんですから、お客様にはもっと強くわがままを言って貰いたいと思います。但し、「契約書」にサイン後は契約内容は変更できないので、サインする前にじっくりと精査し、わからないことは徹底的に調べ、問いただす姿勢が必要です。
名前を書くだけ・・・
印鑑を押すだけ・・・
そうではないんです、サインと捺印は即契約の成立となりますので、安易に済ましてはならないものなんですよ。ご注意くださいね。
ドレスショップは足を踏み入れるとテンションが上がる空間・・・のようです
あなたはこれまでドレスショップ(貸衣裳店)に何度訪問したことがありますでしょうか?
そしてその時、どんな想いが湧いてきたでしょうか?
当店のようなお店に訪問する機会は人生の中でもほんの数回と言うのが一般的です。
何しろ、「人生の大切な節目」があってこそのことですから、そうそう多くなくて当然なのです。
当店にご来店くださった殆んどの方がフロアに足を踏み入れると、気分が高揚するようです。老若男女問わずテンションが上がって周りを見渡し、「凄いですね」とか「素敵ですね」、お客様によっては「こういう空間なつかしぃ~」と言う声もあります。
私達スタッフは見慣れた空間なので、「そんな風に思っていただけるんだ・・・」と思うばかり・・・慣れって怖いですね♡
とは言え、違う立場、つまり自分達が逆の立場であればやはり同じように気持ちが高ぶるのでしょうね。
しかし何といってもお子様のテンションの上がり具合はハンパありません。
殆んどのお子様が走ったり、飛んだり、寝転がったりと「ここは体育館かっ!」とツッコミを入れたくなるほどのはしゃぎようです。空間が広いということもありますが、何となくおめでたい雰囲気を感じ取って、『ある程度は騒いでも怒られないでしょ♡』と思うのかもしれません。
お子様の笑顔と笑い声はフロアの雰囲気をグッと明るくしてくれます。
「そんなに騒がないの!」
「ちょっとじっとしてて!」
「大人しくしないと置いてくよ!」
・・・・ご両親がお店に配慮して下さいますが、こちらとしては全く問題ございません。むしろありがたく思っているワケですから。
なかなかこんな場所に来ることもないワケですから、楽しんでもらえたら嬉しいです。
そんなお子様達が帰ったあと、必ず目にするのがこちらです。
指の反り返り♡
私達の仕事は節目の衣裳を通して、皆さんに笑顔と思い出を作って頂くことです。
結果だけでなく、その過程でも楽しんでいただきたいので、これらからもテンションが上がるフロア作りを心がけていきたいです。
お子様だけでなく、大人の方もはしゃいで下さい。
そんな姿を見ることも私達の喜びですからね。
七五三のこと、そんなに急いで何のメリットがあるのかな?
世の中は面白いもので、何事においても「両極」があり、さらにはどちらにも属さない場合があります。
黒が好きな人がいるからこそ、白が好きな人もいて、グレーが好きな人がいる・・・一辺倒にはならないからこそこの世は面白いのかもしれません。
七五三も同じです。
その年の春には前撮りを済ませている方もいれば、夏にする方がいて、夏が終わってから検討に入る方と様々です。当店は創業以来30年以上に渡って多くの七五三の衣裳レンタルと撮影に携わってきていますが、「そんなに焦らなくても・・・」と考える派です。
しかし七五三をメインの仕事としているお店としては一刻も早く、多くのお客様を確保することが業績に繋がるのでここ近年で随分と七五三準備の時期が早まってきています。それに呼応するかのように、七五三を迎えるお子様を持つ親御さんは焦りを覚えるようになってきています。
何事も時代と共に変化していくものですから、時期が早くなること自体はなんら不思議ではないことです。ですが現在は、「七五三の準備や前撮りは早い時期にやってこそ正義」のような風潮があるような気がしてなりません。もしそう思ってしまっているとしたら、業界の戦略にまんまと乗らされているといえるかもしれません。
まぁ年明け過ぎに七五三のDMやお知らせがバンバン来るので、「焦らないで」と言われても無理なのかもしれませんが・・・。
当店にもこの週末、大変多くの七五三のお客様がご来店し、前撮りもありましたが皆様焦っている様子は一切ありません。もちろん中には「まだ間に合いますか?」という焦り気味の方もいらっしゃいますが、「問題ございません」と焦りを鎮めさせて頂いています。焦ると余裕がなくなり、余裕がなくなると周りを見渡すことができなくなり、返って逆効果となることが殆んどです。
今や七五三をお願いできるのは貸衣裳店、フォトスタジオ、美容室と選択の幅が広がっています、
焦ると視界が狭まってしまい、目に付いたものに飛びついてしまいがちです。
選択肢も多く、幅広い比較検討ができるのにもかかわらず盲目的に飛びついてしまうと後悔に種になりかねません。もう9月となり、夏も終わりつつありますが少なくとも当店においてはまだまだ七五三を受け入れる余裕がたっぷりとあります。
大切なお子様の大切な節目が七五三です。
衣裳や写真はもちろん大切ですが、最も大切なのはその日をご家族でどのように過ごし、思い出を共有するかではないでしょうか?
大人になって親のことを思い返してみると、浮かぶのは一緒に撮った写真といった具体的なものではなく、ふとした出来事ではないでしょうか。
どうかお子様が大人になって過去を振り返った時に、思い返せる思い出をたくさん作ってあげてください。写真で思い返す思い出もとても大切ですが、それ以上に大切なのは「いつでも」「どこでも」「何回でも」記憶の中に思い起せる思い出だと思います。
手を繋いで歩く
ギュッと抱き締める
七五三姿を褒める
何気ないこの記憶と写真がリンクすると、思い出が更に愛おしいモノとなるはずです。
お子様やご家族にとって、一番ベストな七五三にする為には焦りは禁物です。
早い時期に七五三の準備や前撮りをするメリットは「早割り適用」といった価格の面では多少はあるかもしれませんが、それ以外には何がありますかね?
超個人的解釈でカメラマンを3つのタイプに分けてみた
1986年に創業し今年でまる32周年を迎えた弊社ですが、最初の12~3年は完全に貸衣装専門店でした。
そして約20年前に写真事業を開始して現在に至ります。
一時期だけ先代社長が撮影を担当していたことがありますが、他は全て提携カメラマンの方の撮影です。この20年の間、多くのカメラマンの方にお手伝いをして頂いてきました。
様々なカメラマンを見てきて思うはタイプが3つに分れるということ。
まずひとつのタイプとして挙げられるのは「自己陶酔型」。
この自己陶酔という言葉は見方によればディスっているように思われるかもしれませんが、決してそうでは有りません。写真撮影とは芸術性が高く、カメラマンはアーティストなんですよね。
芸術とはオリジナリティーを求めることでもあるので、自分自身を強く信じること、つまり自己陶酔って欠かせないと思うんです。
飲食店で言えば、完全なオリジナルメニューしかない創作料理店。
素材から仕込み、はたまたメニュー開発や店舗のデザインなど至るところにオリジナル性を求め、新しいカテゴリーを作り出そうというエネルギーに満ちたお店です。全てが独特なので一般の方はなかなか暖簾をくぐることができませんが、一歩足を踏み入れると新しい世界が待っている・・・・。
「一度行けば満足」という方と、「クセになる!」と評価が分れるお店かもしれません。
しかしこれまでの経験上、自己陶酔型のカメラマンと弊社は上手く行ったことがありません。
弊社としてはウェディングしにしても七五三にしても写真に求めるものは「芸術性」ではなく、如何にお客様に喜んでいたけるかということ。一方自己陶酔型のカメラマンの方は芸術性を求めると同時に、「自分の写真こそ最高」と信じています。
仕上がった作品を見て、私も素人ながら「上手だな」「オリジナリティがある」「言うだけのことはある」といつも思います。ですが、やはり一般的に「好き嫌い」がハッキリと分かれてしまう作品ともいえます。お客様が求めているものはそこではなく、【誰かに見せたくなる】【いつまでも見ていたい】【大切にしたい】【かわいい】【綺麗】【かっこいい】写真です。
簡単に言えば、お客様に寄り添った写真を求めています。
反面、自己陶酔型のカメラマンとお客様の求める方向性がバチっと合致した時はお客様の満足度は計り知れないのもまた事実。
下世話な話しですが、こうなった時お客様は出費を惜しまなくなります。ただ経験上、こういったことは殆んどありませでした。
もう一つのタイプとしては「環境適応型」。
このタイプは自分なりのオリジナリティーを、上手にお客様のニーズに溶かし込みます。
飲食店で言えば「洋食屋さん」といったところでしょうか。
ハンバーグ、オムライス、ビーフシチューと誰もが好きなメニューを用意しつつも、仕込みや味付けにはこだわり、他にはない味を提供しているようなものです。
垣根は高くないけど、毎日ではなく特別な日に足を運びたくなるお店といえるかもしれません。
このタイプは他のカメラマンの良いところはドンドン取り入れていくという柔軟性があり、決して自己を前面に押し出したりはしません。しかし心の中には妥協できないポリシーをしっかりと育んでいます。お客様をよく観察し、寄り添い、コミュニケーションを上手に撮りながら一緒になって写真を作り上げて行きます。
現在、当店の撮影をお願いしているカメラマンは全てこちらのタイプの方ばかり。
ただ従順するのではなく、ハッキリと「NO」と言うことができ、それでも何とか要望に近づける努力をしてくれます。abitoはお客様とカメラマンのちょうど中間に位置する立場ですが、私達のこともよく見てくださっていることがとてもありがたく感じています。
もちろんお客様にも好評で、ご満足して頂ける写真を提供できていることが何より嬉しいです。
最後のタイプとしては「完全従順型」があります。
自分の写真に対する考えは一切考慮せず、指示された撮影だけを心がけるタイプですね。
飲食店では例えることができませんが、別のモノで例えるならインスタント食品かもしれません。
お湯を入れて数分待てば、いつでもどこでも同じ味を食することができる・・・・今は種類も豊富で、クオリティーも高いのですが「特別感」は味わうことはできませんよね。
これまでこのタイプのカメラマンにお世話になったこともありますが、殆どの場合、数年後撮影の仕事をお辞めになっています。
基本的にサラリーマンカメラマンに多く、元々夢を描いて足を踏み入れた世界に失望してしまうようです。これは本人のせいではないので大変もったいないことですが、写真だけではなく、どんな業界でも起こりうることです。
カメラのアングル、ライティング、設定などにマニュアルがあり、それに従っての撮影なので見本の写真となんら変わることのない質が保たれるので、ある意味ではお客様にとっては安心に繋がるかとは思います。しかし面白みがあるかどうかは人ぞれぞれです。
何よりこういうタイプが見ているのはお客様ではなく、指示を出す人・・・・もはや仕事と言うよりは作業に近いのではないのでしょうか?
まとめ
超個人的見解でありましたが、あながちそんなに間違ってはいないと思っています。
弊社としましては「環境適応型」のカメラマンさんがベストだと考えていますが、お店の規模やエリア・顧客層によることは間違いありません。「わが道を行く」という強い推進力をもったカメラマンの時代が来るかもしれませんし、「間違いのない写真」だけを求める時代がやってくるかもしれません。
タイプはいろいろありますが、私個人としては全てのカメラマンをリスペクトしています。
もちろん作品の好き嫌いもあれば、人間的に合わない方もいますが、私にはできない仕事です。
お客様の人生の大切な記念の日を撮影する
失敗は許されず、とてもプレッシャーのかかる仕事です。責任も生じますし、撮影時にどんなアクシデントが起こるかわからない状況で、心を乱すことなく撮影をし続ける精神力は尊敬に値します。しかもカメラマンの仕事は撮影するだけでなく、撮影したデータを一つ一つ確認し、補正や調整も大切な仕事です。
データの納品にも締め切りという期限があったりと「撮影」⇒「補正」⇒「撮影」の繰り返しで、繁忙期は寝る時間すらなかなか確保できないという過酷な仕事でもあります。でもそういった過酷を乗り越えられるのも、カメラや撮影が好きと気持ちがあるからだと思います。
いずれにしろ「0」からの状態から何かを生み出すという創造性のある仕事であり、もっとも人間らしい仕事と言えるかもしれません。
やはり尊敬に値する仕事です、少なくとも私にとっては。
今日は何故か文章がするすらと浮かびまくったので、いつになく長編になってしまいましたがいかがでしてでしょうか?
一般の方が初対面でカメラマンがどんなタイプかを見極めるほぼほぼ困難ですが、試してみてはいかがでしょうか?
「うちはこんな撮影をします」
「あなたたちにはこんな撮影がおすすめです」
・・・・とあなたの要望より先に先制して案内をすれば自己陶酔型なのかなと思っても良いかもしれません。
プランや価格だけを前面に言ってくる場合は「完全従順型」かも?
積極的にあなたの要望を聞きつつも、提案も忘れない場合は「環境適応型」と言えるかもしれません。
こういうことを知っておくとファーストコンタクトも楽しめると思います。あとは自分との相性を考えて判断してみてはいかがでしょう。
和装前撮りのロケ地を選ぶ際に参考になる6つのこと
ここ数年、和装前撮りも野外でのロケーション撮影が人気となっています。
和装を着用しての撮影となりますから、せっかくなら和の風情を感じられる場所を選ばれる方が多いと思います。
では皆さんはどうやってロケ地を決めているんでしょう。
基本的には直感だったり、お店からのおすすめが殆んどだと思います。でもどうせ決めるなら失敗はしたくないもの・・・初めての事だからこそわからないことばかりだと思います。
本日は和装のロケーションをご提供している側、つまりプロとしての「失敗しないロケ地選び」に大切な6つの要素をお伝えします。参考になると思いますよ!
1.日本庭園がある事
やはり何といっても和装ロケにおいては日本庭園は欠かせません。
「ロケーション」というくらいですから、庭園があってこそですね。
春には桜、初夏は紫陽花と新緑、秋は紅葉と季節の美しい草花はお二人の和装姿をさらに思い出深いモノとしてくれるはずです。
できれば季節ごとの木々がある庭園が望ましく、さらにいえば燈篭や石橋、門など庭園を彩るものがあれば最高です。
2. 建物内でも撮影できること
ロケーション撮影という名称から、「野外」での撮影を想像しがちです。
でもそうではなく、「他の場所での撮影」という意味で有り、ここには建物内での撮影も含まれます。日本庭園での撮影だけでなく、建物内、いわば板の間や畳のある部屋でも撮影を希望されるカップルは大変多いのが現状です。
やはり多くの方に最もリクエストされるのが正座ポーズです。
その目的は何といっても年賀状での使用です。また結婚のご挨拶状や、結婚式でのスライドショーなどでも使われることが多く、建物内での和装撮影を象徴するポーズといえるでしょう。
アイテムを使えば、いろんなバリエーションが楽しめるのも正座ポーズの良いところです。
その他、優しい日差しが差し込む障子を前に印象的な撮影をしたり・・・
縁側で二人で童心に戻ったような写真を撮影したり・・・
建物内だからこそ残せる撮影ができます。
急に雨が降り出しても、入ることのできる建物があれば安心ですしね。それに急に体調が悪くなっても休める場所があるということはとても大切なことです。
3.水辺があれば最高です
婚礼和装と水辺(池や小川、滝など)の相性はバツグンです。
滝だとまるでもでる撮影のような雰囲気に!
池では逆さに映るお二人の姿がとても素敵です。
小川があると時代を超越したかのような素敵な1枚が残せます
清らかな水は日本の象徴でも有り、婚礼和装と組み合わせると想像以上に和っぽさがでるのでとっても効果的です。
是非お試し下さい。
4. 歴史ある場所の説得力
打掛や紋付袴は日本の伝統的な婚礼衣裳です。
やはり伝統的な衣裳には伝統的な場所、つまり歴史のある場所がおすすめです。
京都の自社仏閣に多くの方が魅了されるのは、根底に歴史を感じるからではないでしょうか?せっかくの和装写真ですから、説得力のある場所こそ価値が上がるってものです。
明治、大正の時代から受け継がれ、現在に至るのには訳が有ります。
貴重であること、贅の限りを尽されて作られたものであることなど様々な理由が有りますが、かいつまんでいえば「今の時代では再現できない」という価値が有ります。例え資金を惜しまずに同じものを作ったとしても、「経年変化」という時間だけが作り出せるものは真似ができません。
歴史あるものは法隆寺や清水寺のように、何百年経とうとも大事にされ、ほぼ失われることは有りません。お二人の大切な写真を撮影した場所がなくなってしまうことは悲しいものですが、歴史ある場所なら安心です。
5.テレビや映画のロケ地として利用されている場所なら自慢の種になります
テレビドラマや映画などのロケ地として利用されている場所での撮影はテンションだけでなく、仕上がりの写真も格が上がります。
正式な時代考証をしてのロケ地としてセレクトされた場所なら、抜群の雰囲気であるというお墨付きを貰ったといっても過言では有りません。それにご自分達が撮影した場所をテレビや映画館で見ることになったら、何となく誇らしいものです。
旧栃木市役所での1枚。
現在TBSで日曜のよる9時放送のドラマ【この世界の片隅で】のロケ地です。
時代的には戦中でしたが、こちらの旧市役所はおよそ100年前の1921年に建てられたものです。いわゆる和洋折衷の洋館ですが、そのデザインと色合いはこの時代を象徴するデザイン。素敵ですね。
当店としてもロケ地として利用されている場所をテレビやスクリーンを通して見ることができると嬉しいものです。そしてやっぱり素敵で価値のある場所であると再確認することにもなります。
6. 観光(観覧)者数が多すぎないこと
観光客が多いということは、それだけ人気のスポットということにもなります。
しかし人が多すぎると撮影は困難を極め、予定通りに進まなくなることにもなります。
でもやっぱりお二人の大切な記念の撮影ですから、「お二人だけの世界」だけを残したいと思うのは当然のことですよね。
どんなに雰囲気が良くて、素敵な写真でも見ず知らずの方が写り込んでしまったらちょっとイヤですよね。しかしそうは言っても「撮影中ですので避けてください」とは言えませんから、写りこまない位置まで移動した下さるまで待つしか有りません。想定以上の時間がかかることで、お二人の負担も増えてしまいます。
当店は栃木にあるお店ですから、しょっちゅう「東照宮で撮影できませんか?」というお問い合わせをいただきます。
基本的に東照宮での撮影はOKがでないのでお断りしているワケですが、例えOKが出たとしてもお断りすると思います。何故なら現在、東照宮に訪れる観光の方は大変多く、そんな中でご満足して頂けるような撮影は不可能だと判断するからです。
撮影の時期や時間によって状況も変わると思いますが、スムーズな撮影ができる場所かどうかをまずは確認することもとても大切だと思います。
最後に・・・
これまでロケで数多くの和装前撮りを経験してきたお店としての考えが多分に含まれた内容ではありますが、和装前撮りはどなたにとっても初めてのことであり、わからないことばかりなので参考になることばかりではないでしょうか?
「初めて」「わからない」「知らない」ままでいると、下手すれば都合の良いように誘導されてしまう危険性も有ります。
混雑した中での撮影も「いつものことです」と言われてしまえば、納得するしかありません。
正座の写真が撮りたかったとしても、建物内に入れないのでは撮影することもできません。
和装前撮りにはそれなりの出費になることですから、まずは大雑把でもいいので事前のリサーチは欠かせませんよ!知ることで防げることもあれば、スムーズになることもあります。今回のブログが少しでも皆さんのお役に立てたら、時間をかけて書いた甲斐があるというものです。
っていうか、ぜひ参考にして下さいね!
大切なのは「スペック」ではなく、何を生み出せるのかということ
ひと昔前、何かに付け重要視されたのはスペック、いわゆる機能性です。
スポーツカーであれば馬力やトルク、時計であれば多機能性、結婚相手にも「3K」(高身長、高学歴、高収入)を求めていました。
これを紐解くと、「手に入れた瞬間」において最高の満足度を得ることを求めている時代だったのかもしれません。
そして時代は変わり、最近は商品のスペックももちろん重要なファクターではありますが、何より消費者の方が重視しているのはそれを手に入れたことで、「どんなことを生み出せるのか?」ではないでしょうか。
例えば今自動車で人気なのは高級車でもなく、スポーツカーでもなくファミリーワゴンですよね。
このファミリーワゴンで旅行やキャンプに行ったりと、購入してすぐの満足ではなく、手に入れたことで思い描けることが無数にあるということです。広々とした空間で家族の絆をもっと深めたり、ご家族にも負担なく快適に過ごしてもらうこともできます。車のサイズも大きいので、、万が一事故にあった時でも小さいよりは安心ですからね。
住宅だってビジュアルやデザインはもちろん大切ですが、老後のことを考えてバリアフリー化にしたり、光熱費を考えて空気の循環システムを導入したりと長いスパンでの購入判断をされている方が多くなっています。
高級だから・・・
安いから・・・
技術を駆使した商品だから・・・
速いから・・・
希少だから・・・・
このように短い言葉で形容できてしまうようなスペックは現在では求められることが少なくなっています。
その先に待っているものがイメージできないと、手に入れようと思わない時代になっています。
さて結婚式ってどうなんでしょう?
その日が最高の満足度でなくてはいけないのが結婚式。こう考えると前時代的なものとイメージしてしまうからなのか、年々結婚式をされる組数は減少傾向にあります。
最高の場所で・・・
最高食事・・・
最高のドレス・・・
う~ん、結婚式はスペック重視であるといわざるを得ませんね。
「結婚式はあくまでもスタートであり、ゴールではない」・・・・・一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。
とはいえ、一生に一度のことに最高のスペックを求めるのは当然のことでもあります。
つまり何か言いたいかというと、お二人にとって最高の結婚式を挙げることにより、その先の人生に「何が待っているのか?」「何を生み出してくれるのか?」ということを結婚式場をはじめ、ドレスや写真や結婚式に携わる業界の人間がもっと喧伝しなければならないと思うんですよね。
その日のために何百万という費用を支払うからには、もちろんその先に何かがないとおかしいんです。
例え結婚式が最高のものだったとしても、その日限りでは費用対効果が悪すぎますからね。
結婚式のその先には間違いなく何かがあり、待っているものだと私は考えます。
ゲストの方々とあくる日に語り合える思い出だったり、輝いていた時代を思い出すことで気持ちがリフレッシュできたり、その日の気持ちを思い出すことで優しくなれたり・・・・お金では叶えることができない様々なことがその先にあるんですよね。
このウェディング業界はある種、夢を売る商売でもあります。
結婚式のその日の夢を届けるだけでなく、その先にある夢も一緒にお届けしたいものです。そうしないとこのままでは斜陽産業となり、結婚式に夢を感じる方すらいなくなってしまうかもしれません。せっかくの素敵な仕事なんですから、売り上げだけでなく、夢も追求できる業界であって欲しいと思います。
スペックは二の次、その先に何が待っていて、何が生み出されるのかをもっと皆さんにお伝えして行かねばならないと考えています。
ブログの有り方も再考すべき時期になりました。