「プロポーズされたら○○○」
最近はあまり見かけなくなりましたが、プロポーズされた後は結婚式場選びですね。そもそも「結婚式をするのかしないのか?」で分かれますが、「したい」となった場合は情報誌よりもネットで検索することでしょう。
海外挙式、リゾート挙式、ゲストハウスウェディング、ホテルウェディング、レストランウェディング、神社挙式、その他いろいろと選択の幅は多いですが、それでもこの栃木県においてはゲストハウスウェディングが一番人気です。都内などではホテルウェディングも最近は活気付いているようですが、地域が変われば結婚式も変わるものです。
さて、「栃木県で結婚式場を選ぶならどこがいいのか」というテーマはぷれ花嫁にとって最大の悩みどころですよね。せっかくの結婚式ですから自分や花婿にとってだけでなく、ご家族やご友人など全てのゲストにも満足してもらえる一日にしたいというのは当然の事。その最初の一歩が結婚式場選びですから力が入りますね。
宇都宮のゲストハウスに絞ってabito的見解を述べたいと思います。
和装前撮りやドレスのレンタル、及びご親族の衣裳レンタルなどで当店をご利用くださるお客様には「式場はどちらですか?」とお伺いします。その中で最も多いのはインターパークにある「Ciel Belle Terre(シェルベルテール)」さんですね。宇都宮では最も新しいゲストハウスであり、規模的にも一番大きいのではないでしょうか?
こちらはベルヴィさんの系列です。衣裳の持ち込みなどでベルヴィさん系列の結婚式場に行くことも多いのですが、こちらの系列のスタッフの方々は本当に丁寧で親切です。持ち込み業者に対してもこのような対応をしてくださる訳ですから、花嫁花婿にはさぞかし・・・・と予想できます。
施設は新しく、対応も素晴らしいので人気があるのもうなずけますね。
根強い人気を感じるのが宮環沿い(駒生)にある「モアフィール宇都宮 プライベートガーデン」さん。
お客様方のお話しを簡単にまとめると、「かわいい雰囲気が気に入った」「アットホームで良かった」「大きすぎず、小さすぎずでちょうど良かった」と理由でお決めになったようです。確かに他のゲストハウスと比べてもその雰囲気は際立っていますし、オシャレだけど頑張り過ぎない結婚式が実現できますよね。キュートな結婚式をお考えの方にはおすすめですね。
人気再上昇?アーカンジェル迎賓館さん
アーカンジェルさんと言えば全国展開されているTGさんが運営する式場ですが、最近ではこちらで結婚式をされるお客様が当店には多くいらっしゃいます。全国展開されているだけあり、花嫁花婿の心をグッと掴む万全の備えがあるのは安心感に繋がります。宇都宮には2つのバンケットがあるので、お好みに合わせて選ぶことができるのも嬉しいですね。何と言っても都会的ですので、流行に敏感な花嫁様は一度見学してみる事をおすすめします。
この他にも宇都宮にはたくさんのゲストハウスがあります。
オリエンタルな雰囲気で、宇都宮でリゾートのようなウェディングができる「ヒルズスウィーツ」さん
白を基調とした洗練された雰囲気の「アクアテラス」さん
シンプルモダンな雰囲気の中に和のテイストも取りいれ、ちょっと大人な「宇都宮モノリス」さん
高台に圧倒的存在感を放ち、ゴージャスな雰囲気の「シャルマルグラン マリアージュ」さん
などなど宇都宮にはたくさんのゲストハウスさんがあり、その他結婚式ができるホテルも4~5件あります。宇都宮には人口に対して結婚式場が過剰であると良く言われています。でもこの事は結婚式をされる花嫁花婿にとっては大きなメリットですよね。だってそれだけ選択肢が増えるので、選びガイがあるというものです。
インターパークには今年も新しくゲストハウスが誕生しますし、また新たな選択肢ができますね。
数十年間の傾向としてハッキリと言えるのは新しい結婚式場ができるとそこに集中するということです。新しくできたゲストハウスも次に新しい会場ができると最新ではなくなります。この数十年はその繰り返しで、いわばイタチゴッコ?堂々巡り?とも言えます。だからゲストハウスは定期的にリニューアルを繰り返すわけですが、それでも新規に建てられたものには敵いません。
日本人は新しい物好きですからね。
当店はこれまで宇都宮だけでなく、県内をはじめ県外などにもドレスや打掛を持ち込みとして様々な結婚式場に納めてきました。そんな多くの経験から確信して言える真理が一つあります。それは「最後は人」ということ、つまり結婚式場も外観や新しさも大切だけど、それ以上に人間性が大切であるということです。
我々は結婚式場さんと取引のない「外部業者」となりますが、そんな我々をどのように扱うかでその式場さんの未来がある程度予測できます。上から目線、または邪魔扱いなんて良くありましたが、そんな態度をしていた式場は今は既に廃業または他に譲渡しています。逆にお客様と変わらぬ対応をしてくれた式場は今でもなお人気の式場さんのままです。
いくら外面を取り繕っても裏の顔って見透かされてしまい、お客様に伝わるものです。
せっかくお二人で一生懸命悩んで選んだ人気結婚式場も数年後、数十年後には跡形もなくなっている可能性は否定できません。でもそれってお二人にとってはとても寂しいことですよね、だってお二人にとっての大切な思い出の場所がなくなってしまう訳ですから・・・。。どなたでもできれば「新しい施設で」「オシャレな結婚式場で」と思うのは当然ですが、同時に見極めねばならないこともあるのではないでしょうか?
どんなに最新の施設といった「ハード」は時間の経過と共に老朽化していくのは自然の摂理でなので当然のこと。しかし人との関わり合いや懇切丁寧な対応といった「ソフト」は老朽化することなく、逆に輝きを増して行くものです。心に残り、大切な思い出となる結婚式をするには最新の結婚式場が絶対条件ではありません。長く続いている結婚式場ほどその確率は高くなるものです。
明治記念館、目黒雅叙園、椿山荘、日本閣など歴史ある結婚式場がいまでも多くの花嫁に支持されているのは、老舗としての安心感があるからです。もちろんハイクオリティーであることも理由の一つでしょうが、でもつまりは各式場さんのお二人に対する想いが変わることなく温かいからであると言えます。
「継続は力なり」とは良く言いますが、そのために絶対必要条件が「人間力」です。間違いありません。
ですからお二人の結婚式場選びは見た目や価格も大切ですが、それと同じくらいに大切なこともあるということをお忘れなく。せっかくの結婚式、思い出や喜びだけでなく記念の場所もずっと永遠であって欲しいものです。
「成功するドレス選び」と「失敗しないドレス選び」
人生の中で最も幸せで、最も輝く時・・・それは結婚式かもしれません。
そんな大切な時に着用するドレスを選ぶのは簡単なようで難しいもの。それまでに一度でも経験していれば多分簡単と思えるかもしれませんが、殆んどの方が初めての経験ですから無理もありません。
結婚式のドレス選びだけでなく、人生では大きな決断をしなければならない瞬間があります。そして誰もが「正解」を求めるものですが、さて大きな決断においての正解とは何なのでしょう?私見ではありますが、大きく2つに分類されると思います。
完璧な答、つまり成功
大きな決断において、ある意味究極な正解が「成功」であり大満足する事です。
例えば高校受験で県内最高レベルの高校を受験し、合格すればその時点では「成功」かもしれません。しかしまだまだ人生は続きますし、最高レベルの高校には優秀な生徒が集まり、またそこから競争が始まります。その競争に勝ち抜き、一流大学に入学し、誰もが羨む仕事に就き、定年を迎えてそれまでを振り返った時に初めて「成功だった」と思うのかもしれません。つまり成功を確信するのに40年以上もの月日を要します。
人によって判断する時期は様々ですが、「成功」は過去を振り返ってこそ確信するものではないでしょうか。
もう一つの正解は「失敗しないこと」。
誰もが成功を追い求めますが、究極の正解は「失敗しないこと」ではないでしょうか?
同じく高校受験で例えるなら、最高レベルの高校に合格する偏差値はあるけど敢えてワンランク下げ、合格を確実にすることが「失敗しない」ということです。この「失敗しない」は瞬時に判断でき、言い変えると安心となります。
そして世の中の殆んどの方が「成功」より「失敗しないこと」を重視しています。つまりは「失う」ということほど怖いと思うものはないとも言えます。
ドレス選びも同じだと思います。
世の中にはそれこそ無数にドレスがあり、貴女にとって運命のドレスもあるかもしれませんが、ないかもしれません。全国津々浦々探し回ることもできますが、その労力は測りきれるものではありません。ドレスにはデザインはもちろん、サイズやカラーもあり、レンタルの場合は先約があるかもしれません。
当店のようなドレスショップはこれまで「花嫁に最高のドレスを」「運命の一着を貴女に」のような表現を当たり前のように使ってきました。ですが自覚はなくても多くの花嫁は「失敗しないドレス選び」をいつの間にかしてしまっているのも事実です。「失敗しない」ということを声高々にすることは、一見ネガティブのようにも見えますが、実際は超アクティブな選択なのです。
人は失敗したくないし、安心を求めるからこそ他の人に意見やアドバイスを求めます。ビジネスにおいてその最たる物が「食べログ」ではないでしょうか?
せっかくランチするなら美味しい物を食べたい・・・・だからこそ食べログで口コミを確認します。それはつまり失敗しないランチを求めていると言えるのではないでしょうか?
ドレス選びで失敗しないためすることは山ほどあります。
ドレスをたくさん見る⇒自分の好みを把握する⇒サイズの確認⇒予約の確認⇒試着・・・とこんな流れですかね。何より一番大切な事は「どんなドレスがあるのか?」ということを知るということに尽きると思います。しかしドレスショップが所有するドレスの着数には限界があり、またお店によって好みが偏る傾向があり、似たようなドレスばかりの場合もあります。
たくさんのドレスを網羅でき、なお且つデザインも偏らず、さらにはサイズが豊富で安心して選ぶことができるのは「カタログレンタルプラン」だと確信しています。なんたって1500着以上のドレスが用意されていますから、さすがにお気に召すドレスがあるはずです。しかも椅子に座ってカタログをぺらぺらめくるだけですからとっても簡単。

カタログレンタルプラン詳細はこちらから
このカタログレンタルプランは「失敗しないドレス選び」にまさにうってつけの新しい形です。abitoとしては今後は「失敗しない」というテーマに取り組み、その中でもご満足していただけるご提案をしていきたいと考えています。
孫子の兵法でも「まずは負けないことが最優先」と書かれています。何度も繰り返せることなら、失敗も成功の母となりますが結婚式は一度きりのものなのでそうは行きません。だからこそ「失敗しない」ということが何より大切なんです。
和装前撮りの一番人気は「岡田記念館プラン」です
創業30年を越える「貸衣裳店」にもかかわらず、「フォトスタジオ」と思われることの多くなった今日この頃。
ある意味残念な気持ちもありますが、もう一方では目指していた場所に着地できたので嬉しさ半分という複雑な気持ちです。でもそれだけ和装前撮りを希望される方が増えたという良い方向と前向きに捉えています。
当店abitoは和装前撮りとは言ってもロケーション撮影を得意とし、専門としています。
このロケーション撮影、季節によって人気のプランが入れ替わります。
例えば3月は梅ロケーションプラン、4月は桜ロケーションプラン、5月からは新緑、夏は奥日光、そして10月下旬から11月にかけては紅葉ロケーションという具合です。しかし一年中人気を誇るプランがあります。
それが「岡田記念館プラン」です。

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栃木市にある岡田記念館は500年以上の歴史を誇る栃木の名家 岡田家所有の登録有形文化財です。一般開放(入場料あり)され、その歴史的価値は見所満載で和装前撮りのロケ地として大変おすすめです。
当店には岡田記念館以外にも多くのロケ地をご案内していますが、多くの方がこちらをお選びになります。理由は明白でシンプル。
「素敵な撮影ができそうだから」・・・たったこれだけの理由ですが、ある意味真理とも言えます。さてどんな素敵な撮影ができるのかをご紹介したいと思います。
一番の理由はこの竹林の小路
和装前撮りをご希望のお二人にとってこの竹林の小路ほど心を揺さぶるものはないのかもしれません。サンプルアルバムをお見せしただけで「ここにします!」と即決するカップル様がとっても多いんです。和装との相性は抜群ですし、京都を思わせるような非日常の世界観を感じるからでしょう。


色打掛、白無垢のどちらでも素敵な写真になりますね。
季節によって竹の合間からこぼれる光りの具合は変わりますが、光と影のコントラストはとても綺麗なんです。また竹は季節を問わず一年中ずっと美しい緑のままなので、どの季節でも変わらぬ雰囲気の撮影が可能です。
こちらのような竹の小路は県内にはほぼなく、だからこそ価値を感じていただける訳です。
水面に写る逆さのお二人

岡田記念館の広大な庭園には大きな池があり、およそ5メートルに及ぶ石橋が横たわっています。
ここで撮影された写真も人気で、ご覧のように水面にはお二人のもう一つの姿が浮かび上がります。この池には錦鯉が泳いでおり、時折お二人を祝福するかのように寄ってくることもあるんです。

こんなおどけたポーズも人気です。秋には紅葉が美しく、紅葉ロケで多くのカップル様がご利用になっています。
優しい日差しが降り注ぐ二階の床の間

ほぼ全ての方が希望されるポーズと言えば「正座ショット」ですね。
結婚式のスライドショーで流したり、年賀状に使えたりととっても便利ですからね。でもこういう写真も柔らかな明るさの中のものなら、よりお二人の幸せな時間を演出してくれるはず。まさに二階の床の間は大正解の場所なんです。

右にある障子で光り加減を調節できるのがポイントです。
障子を出ると廊下があるのですが、そちらで撮影した写真がこちら。

太陽なのか、それともお二人の幸せさなのか? 多分両方ですが、キラキラ輝いていますね。とっても良い写真です。
その他にもおすすめの撮影ポイントがたくさんあります
●板塀前

●玄関前

■建物をバックに

●門前

●一階縁側


●一階廊下

いかがでしたでしょうか。岡田記念館の魅力をおわかりいただけたことと思います。
これまで当店はこの岡田記念館で大変たくさんのカップル様の和装前撮りに携ってきました。その事により、オーナー様も大変良くしてくださり、今では休館日でも利用させていただけるまでになりました。また「好きに使って良いからね」というお墨付きまで戴けたのは、何よりオーナー様が当店を信用してくださっているからこそ。この人間関係も少なからず素敵な撮影に影響しているかと思います。
「勝手知ったる」ではないですが、開け閉めも完璧にできますし、どこに何があるかさえ完全把握しています。ま、それだけ多く撮影していると言うことですので、安心してお任せいただけますからね。
やはりロケーション撮影は「屋外」だけでなく、「屋内」でも撮影できて満足できるものです。
結婚式場で前撮りされる方も少なくありませんが、当店は衣装だけでなく撮影場所にも「和」にこだわっています。ただ和装撮影がしたいだけならスタジオでも良いわけですが、せっかくならどっぷりと和に浸ってみませんか?中途半端なコンセプトでの撮影は後悔の元となります。この時にしかできない撮影ですからじっくりと検討してみてはいかがでしょう。
和にトコトンこだわった撮影をし、写真を残すことは記憶という思い出づくりにもなります。当店は「記録」だけでなく、「記憶」というもう一つの大切な財産作りのお手伝いをしているお店です。「キレイ」「かわいい」だけを求める方は当店以外でもきっと納得されると思いますよ。
成人式振袖ビジネスは変化すべき
念頭の「ハレノヒ事件」から1ヶ月以上がたちました。
被害に遭われたはたちの方々の心中をお察しすると共に、今後このようなことが二度と起こらないことを願って止みません。また事件のあった地域の有志の方がたによる振袖の無償レンタル、お着付け、記念撮影が行なわれたことに対しては同業として誇らしく思います。両者の二十歳に対する想いは全くの間逆ですが、何故このように違いがあるのでしょう?
振袖ビジネスは国取り合戦
一度振袖販売とレンタルを大きく手がける会社さんに訪問し、お話しを聞く機会がありました。代表の方が話された内容で特に印象的だったのは「振袖ビジネスは国取り合戦のようなもの」という言葉です。
どなたにとっても一生に一度の成人式。その年に成人式を迎える方々の人数は決まっており、いわば「奪い合い」とのこと。
少しでも早く仕掛け、少しでも多くの二十歳を囲い込むことこそが大切だと考えている訳です。もちろん振袖の販売やレンタルもビジネスですからあながち間違った考えではないとは思います。しかしそこに二十歳の方々への「想い」があるのかはわかりません。
会社にとっては「多くの中の一人のお客様」かもしれませんが、お客様にとっては「多くの会社から選んだたった一つの会社」であることを十分に理解できているのでしょうか?そういった考えの積み重ねは間違いなくお客様に伝わってしまいます。ましてやハレノヒ事件後の今後はお客様も疑心暗鬼になっているで敏感に反応されることでしょう。
そもそも振袖決定を早くさせすぎ
近年は高校を卒業した年の5~6月には早くも成人式振袖のアプローチが始まります。DM送付に始まり、電話営業、訪問営業とありとあらゆる振袖業者が仕掛けていきますので「そろそろ・・・」と思ってしまいがちです。なかでも一番焦って振袖を決めてしまう理由は「友達が振袖を決めた」ということです。
仲の良い友達が既に成人式の準備が完了していると聞くと焦るのはしょうがないのかもしれませんが、お友達はお友達であり、あなたはあなたです。状況も環境も違うのですから、スケジュールが違ってもなんら不思議ではありません。むしろ当然ではないでしょうか。
また私はいろんなお客様にお伝えしていることがありますが、こんなことです。
「高校を卒業してから成人式までの約2年間は女性にとって人生の内でもっとも変化が激しい期間です。高校生活ではしなかったメークも毎日するようになり、それまで着ていた制服から私服になり、これまでと違った人々との出会いは女性を変えます。ファッション、ライフスタイルの変化が激しいので、高校卒業後の感覚と約1年半後の感覚ではギャップがあるはずです。焦る気持ちもわかりますが、振袖は逃げません。まずは大人の女性としての感覚がある程度安定するのを待ってから振袖を選ぶ方がより賢明です」
高校卒業後は「絶対かわいい振袖がいい!」と思っていても、1年後には「やっぱり大人っぽい振袖かな?」とか「シックな振袖」と想うことがあるかもしれません。もちろん柄だけでなく、色の好みも変化する可能性は大です。
本当に二十歳のお客様のことを想えば、あまりにも早く振袖を決めさせることはお客様のためとは言いがたいはずです。「焦らせる」「危機感を覚えさせる」というのもビジネスの手法の一つですけど、振袖ビジネスにはそぐわないと思います。
何はともあれ、ハレノヒ事件によってお客様の考え方も変わりつつあります。昨年までの青田刈りのようなビジネスをすればするほどお客様に警戒心を与えることになり、その積み重ねで「成人式に振袖は不要」という風潮になりかねません。これからも長く振袖ビジネスを継続していくためにも、一旦立ち止まってビジネスモデルを再考してみなければなりません。
お客様を見てこそ、真のビジネスだと思います。そして変化してこそ生きながらえるのはダーウィンの「進化論」で証明されています。
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」
この言葉がいま私の頭の中を駆け巡っています。
人間だけにある欲求 それは「体験欲」です
今はとっても便利な時代です。
スマホで欲しい物が買えるし、音楽もダウンロードできるし、わざわざ自分が行動しなくてもいいようになりました。このような消費がこれからも増え続けていくのでしょうが、一方で「自分の労力をかけてまで」の消費もあります。
イチゴ狩りを例に取ると、イチゴはスーパーに行けば売っています。しかし時間をかけてイチゴ農場へ行き、わざわざ寒い中自らイチゴを摘むことに対して代金を支払います。単にイチゴを食べることが目的ではなく、【普段は行かないような場所への遠出】【イチゴを摘むという体験】【一緒に行く方との時間の共有】などが真の目的となります。たまたま時期がイチゴであっただけで、リンゴでもブドウでも良かったのかもしれません。
好きなアーティストのライブも同じ。
関東に住んでいるのに北海道までライブのチケット金額の何倍もの交通費と宿泊費を払ってでも行きたい訳です。ただ単にそのアーティストの楽曲を聴くだけなら、自宅でダウンロードすれば費用も最小限に抑えられますしね。
この二つの例だけ取っても面倒だったり、手間がかかったり、時間がかかったりするものにこそ人間の消費は熱狂的なのかもしれません。ネットで何かを購入する時はどこかしら「妥協」があったりします。
「安いから」「ついでに」「便利だから」って頭の片隅にありますよね?もっと言えば、例え購入した物がイメージと違っていてもある意味想定内と考えることもあります。つまり熱狂的な消費とは言えないと思います。
この世の中には便利な物に溢れ、以前と違い殆んどの物が高品質でデザインも優れています。つまり商品による消費の欲求を促す圧倒的な差ってなくなってきているんですね。しかし旅行や観光、エンターテイメントに対する消費は時代によっての浮き沈みはあってもデジタル化できるものではありませんし、物によっては差が広がりつつあります。
動物にしても昆虫にしても「物欲(食べ物)」があります、もちろん人間にも。
しかし人間が他の生物と違うのは「体験欲」もあるということです。
フランスへ行ってシャンゼリゼ通りを歩いてみたい!
上野動物園へ行ってパンダが見たい!
富士山の頂上からの景色を眺めたい!
簡単に言えば非日常を感じたいということと言えます。
お金を出すだけでは手に入れることのできないものがあります。移動・時間・労力・計画など面倒くさいことをしてこそ手に入れたものの価値はやはり違うのではないでしょうか?そこには「想い」が間違いなく存在し、全ての行動に対しての記憶(思い出)も残ることでしょう。一度脳内にインプットされた記憶はいつでも思い出すことができ、人生の財産となります。学問と同じですね。
当店は衣裳をお貸しすることが仕事ではなく、節目の思い出づくりをお手伝いすることが仕事です。非日常を演出し、初めての経験をご提供し、人生の糧となる素敵な記憶と記録をお客様と共に作り上げていくことは大変な責任を伴いますが、それ以上にやりがいを感じています。お客様に「お金を使って良かった」と思っていただけたら最高です。
人生でたった一度の婚礼和装の体験と思い出づくりは和装前撮りで⇒abitoフォトウェディング専門サイト
和装前撮りを自宅でする理由
「自宅で和装姿の写真を家族と撮りたい」
こういったご希望をお持ちのお客様がいらっしゃいます。当店ではこれまで数組のこういったご希望に対応させて頂いてきましたが、今年は既に2組のカップル様に自宅ロケをご予約いただいています。
当店では和装撮影に最高のロケ地をたくさんご案内しているにも関わらず、なぜご自宅を選ばれるのか?
不思議ですよね。
これまでご対応させていただいた方、そしてこれからの方の全てに共通している理由があります。
それは「結婚式に出席できないおじいちゃんやおばあちゃんに目の前で花嫁姿を見せてあげたい」「一緒に記念撮影をしたい」という優しい想いがあるからです。
人間歳を取ると誰でも身体のどこかしらに支障をきたすものです。またそこまではなくても、孫の結婚式をする場所が遠方となると出席できない場合もあります。孫である花嫁にとってももちろんですが、それ以上におばあ様にとっては寂しく、辛いことだと思います。
生まれてからずっと尽きることのない愛情を注ぎ、目に入れても痛くないほどかわいい孫の花嫁姿をその目で見ることが出来きないという判断を下すのはとても辛いことです。結婚式後に写真や動画で孫の花嫁姿を見る事は出来ますが、でもやっぱり自分のその目で見たいというのは当然のことです。
一方、孫にしても「できれば花嫁姿を見てもらいたい」と思うのは自然なことです。
そんなおばあさまとお孫さんの言葉に出せない想いを実現できるのが「自宅ロケ」です。
おじい様、おばあ様のお住まいに伺って記念の撮影をさせて頂きます。自宅ですのでおじい様おばあ様に負担もありませんし、家族だけで楽しむ和装前撮りを叶えることができます。いわばもう一つのご自宅で家族だけの結婚式と言えますね。
華やかな婚礼衣裳に身を包み、美しくメイクしたお孫さんの花嫁姿はどのようにその目に写るのでしょうか?
この時撮影した写真はおじい様やおばあ様にとっては最高の宝物となることでしょう。またその一方、お孫さんである花嫁様にとってもかけがえのない一生の宝物になるはずです。「結婚」は花嫁花婿にとって最高に幸せな瞬間ですが、ご家族にとっても同じなんですね。そんな皆さんにとっての幸せな瞬間を写真というタイムカプセルに閉じ込めるお手伝いをしています。

当店がお手伝いしたこんな写真が、お二人の人生の支えになってくれるのかもしれません。
これまで溢れんばかりの愛を注いでくれたあの人に、今後はあなたから愛を注いでみてはいかがでしょう?
卒業袴に合わせる着物は何?
来月3月は卒業式シーズン。
専門学校・短期大学・4年制大学・大学院を卒業される女性の多くが卒業袴を着用されます。

卒業袴に合わせる着物は定番としては「二尺袖」。別名「小振袖」とも呼ばれる着物ですが、必ずしもこれでなくてはならない訳ではありません。
例えば振袖もOK。

成人式に振袖をレンタルではなく、購入される方も少なくありません。しかし振袖を着る機会って現代ではそうありませんから、卒業式で着用するのもおすすめです。「成人式と同じ着物はちょっと・・・」と思われる方もいらっしゃいますが、袴と合わせるとまた違った雰囲気になりますので決して同じ感じにはなりませんので安心してください。
実際当店にもご自分の振袖に合う袴だけのレンタルをされる方も意外と多いんです。
この他に「訪問着」「付下げ」「色無地」などの着物でもOKなんです。これらの着物で合わせると、グッと落ち着いた雰囲気になりますので学生さんというよりは「送る側」の先生方におすすめですね。また番外編として、「黒喪服」で合わせられた方もいらっしゃいます。この方は学校の校長先生だったのですが、黒喪服は「縁起悪っ!」と思われるかもしれません。
しかし五つ紋の黒喪服は着物の格式からすれば「正礼装」となり、全身黒にするわけではないので問題はありません。※同じ格式の黒留袖も袴を合わせてしまえば上半身の黒しか見えませんしね。
つまり卒業式の袴に合わせることのできる着物は多岐にわたり、とても自由度があるんです。
さすがに袴をお持ちの方は殆んどいらっしゃいませんが、振袖や訪問着など着物をお持ちの方は意外と多いはず。自分は知らなくてもお母様やおばあ様に聞いてみたら「こんなかわいい着物あった!」なんてもこともあるかもしれません。着物をレンタルする前に、ご家族やご親戚に一度聞いてみるのもいいかもしれませんね。
もし有って気にいる着物だったらレンタル費用の節約になりますし、受け継がれてきたものなら学生生活の最後を飾るのに最高の着物ではないでしょうか?ただ一点だけ注意点を挙げるとすれば、あなたのサイズにあっているかどうかだけは確認するべきでしょう。
絶品!野菜炒め
今日は私ホリがブログを担当致します。
さて、ワタクシは幼少の頃はホント野菜が嫌いで、給食のカレーもルーだけをスプーンで巧みにすくって食べてたものです。もちろん今は野菜嫌いは治り、逆に大好きなくらいです。
しかし「野菜炒め」はほぼ口にすることない人生を過ごしてきました。
「野菜っておかずにならない」
「同じ金額だすなら揚げ物や肉の方がお得な気がする」
ま、こんな理由ですかね。
でも最近お昼を食べたお店で、隣のお客さんが野菜炒め定食を食べていました。いつもなら全くと言っていいほど気にならないんですが、何故かその日は妙に気になってしまい、次は絶対頼んでみようと心に誓いました。そして数日後、初志貫徹で意気揚々と「野菜炒め定食で♡」と注文。
そして遂に憧れの野菜炒めと対面した訳ですが、一口食べた瞬間に「美味い!美味すぎる!」と思いました。間違いなくこれまで食べた野菜炒めの中で最高に美味しかったんですね。
野菜炒めってこんなにも白いご飯と合うなんて・・・・
おかずにならないどころか、ご飯が進む進む・・・・
これまでの人生返して♡
そんなことを思いながら一気に完食。
野菜は低カロリーで繊維たっぷりで身体にも野菜しいですよね。これをキッカケに私の中では野菜炒めは好きな食べ物の中でも結構な上位に入りこんできました。
ちなみにこのお店は氏家にある登竜さんというお店。※食べログにも掲載されています⇒こちら
多分これから先ずっとこの店では野菜炒めしか食べないかもしれません。
世の中にはたくさんの料理人がおり、世界的に有名な方、テレビでも活躍している方、三ツ星レストランのシェフなど言わば「最高の技術と評価」を得ている方々もいます。しかしそんな方々が作った野菜炒めも登竜さんの物には敵いません・・・少なくとも私の中では。
そこで思ったのは「abitoも誰かのNO1でありたい」という欲求です。
当店abitoよりも大きなお店はたくさんありますし、有名なお店もいっぱいあります。言わばこの業界の三ツ星レストランのようなお店があり、ドレスの品揃えや店舗の大きさやデザインではとてもとても敵いません。しかし登竜さんの野菜炒めのように、当店でしか出せない味が必ずあると思いますし、もう既に手にしていると確信しています。
チェーン店や有名店の野菜炒めはどなたが食べても「美味しい」と感じるでしょうし、実際に美味しいと思います。しかし満足するかもしれませんが大満足には至らないことも少なくないのでは!? でもやはり商売をするからにはお客様全てに「大満足」をして欲しいのは経営者なら誰もが思うこと。元々そこまで野菜炒めが好きではなかったワタクシが虜になってしまう商売を目指すべきだと感じました。
万人に好かれるより、百人に愛される商売こそカッコイイ・・・自分的にはですけどね。
実は今日も登竜さんで野菜炒めをお昼に頂いたのですが、やっぱり最高の美味しさで今夜も食べたいくらい。もはや「登竜教」の信者のようですが、この味を生み出した方へのリスペクトが止まりません。こんな経験は人生初!
次は嫁さんや子供たちと一緒に行きます。自分と同じ思いを家族に感じて欲しいと思っています。
2月の和装前撮りのロケーション撮影は実際どんな感じなのか?
2月4日に立春を迎えたとは言え、まだまだ寒い日が続きます。
そんな2月の今日も栃木市の岡田記念館において和装前撮りのロケーション撮影を行なってきました。

今日は晴れたとは言え、最高気温6℃・・・・何もなければ、出来るだけ外には行かずに暖かい部屋で過ごしたい陽気ですよね。そんな中での撮影は実際はどんな感じで、お二人はどんな感想を持ったのか?気になりますね。
マジ寒いです♡
何たって2月ですからね。「寒さを感じることなく撮影できました!」なんて言えるはずもありません。嘘はNG!
もちろん寒さに対しての対策はいろいろと施しています。
まず岡田記念館さんでは一室を控え室にして頂き、そこは万全の暖かさのお部屋としていただいています。大変ありがたいことです。その他、新郎新婦さまには和装の下にはヒートテックをご着用いただいていますし、足袋の中には五本指ソックス。庭園での撮影時には首周りを寒さから守るためにブランケットを用意したり、暖房施設のない部屋では延長コードを2つも繋いで、シートヒーターを用意したりしています。
でもですね、本日は寒さ対策よりももっと大切なことがありました。
本日の花嫁様はただ今妊娠中ですので、何をおいても花嫁様のご体調が大切です。もちろんそう言うお体なので寒さも大敵ですが、転倒なんてもっと大敵です。これまで何人もの妊娠中の花嫁様をサポートしてきましたが、毎回ハラハラドキドキしながらも出来る限り花嫁様に寄り添ってお手伝いしております。
2月のロケーション撮影は「寒い!」というある意味デメリットは否定できませんが、もちろんメリットもあります。それは天候です。
ご存知の通り、冬は雨が少なく、雲が少ない青空が広がる日が続きます。まれに雪も降りますが、殆んど天候を気にすることなく撮影できます。また湿度が少なく、写真もシャープな写りになるのもメリットの一つ。そして「寒さ」というデメリットを180度覆す特典が当店にはあります。
打掛2着目無料♡ 詳しくは当店のウェブサイトでご確認下さい
追加料金なしで色打掛だけでなく、白無垢姿の思いでも作ることができます。寒さを我慢してくださるお客様へのささやかなプレゼントみたいなものです。でもこれが大好評で、「白無垢も着たかったのでとっても嬉しいです!」と嬉しいお言葉をたくさんの花嫁様からいただいております。
和装前撮りのロケーション撮影はイメージ的には春や初夏、そして秋のような過ごしやすいシーズンにするものと思われている方が多いと思います。しかし今日のような真冬はもちろん、8月の真夏にされるカップル様も意外に多いんです。春や秋は過ごしやすい季節ではありますが、雨が降りやすく、風も強い季節でもあります。
つまりどんな季節にもメリット・デメリットがあり、「この季節がベスト」という物がありません。お二人のご都合や結婚式のスケージュールに合わせて、またテーマに合わせて撮影の日程を決めることができる、いわばオールシーズンOKなのです。当店としましてはどんな季節であろうと、お客様に楽しく、できる限り負担を感じることのない撮影を心がけ、徹底的にサポート致します。
ですからどんな季節でも安心してお任せ下さい。
最後に。
本日のお二人からは「体調が不安でしたが、スタッフさんのおかげで安心して撮影することができました」と嬉しいお言葉をいただきました。寒かったにもかかわらず頑張ってくださったお二人には大変感謝し、またお二人からは寒さに対してのネガティブなご意見が無かったので胸をなでおろしています。
代金以上の物をいただきました
1月にabitoのスタジオで和装前撮りをされたお二人が、仕上がったアルバムを受け取りにご来店されました。
打ち合わせ・撮影・そして今日のご来店と変わらぬ丁寧なお二人の振る舞いに、「自分もこう言うお客でありたい」と思いました。店側のスタッフだって人間です。気持ち良いお客様に出会えると、こちらまで清々しい気持ちになりますからね。
早速アルバムをお二人に確認して頂くと、「うわぁ~嬉しい」「やっぱり前撮りして良かった」「色打掛と白無垢の両方来て良かった」「本当にありがとうございました」と立て続けに聞いて嬉しいお言葉を連発してくれました。ホントありがたいことです。
どちらかと言えば当店は前撮りにおいては「ロケーション撮影」に特化しており、おすすめしており、強い自信を持っています。だからと言ってスタジオ撮影に自信がないわけではありませんが、今回のお言葉を聞き、もっとスタジオ撮影も推し進めて行くことに自信が付きました。
スタジオ撮影にはスタジオ撮影のメリットがあり、決してロケーションと比較できるものではありません。同じ「和装前撮り」とはいえ、進行や撮影方法などはかなりの違いがありますし、優劣を付けることはできませんしね。ロケーション撮影しか目に入らない方もいれば、スタジオ撮影こそベストであると考える方もいらっしゃいます。つまりは人それぞれなんですね。

大満足♡
誰かの願いを叶え、そして喜んでもらうというのは自分(会社)の存在価値を認められたようで「この世に生まれて良かった」と感じますし、この仕事をしているからこそ味わえる醍醐味であると実感します。
誰かの役に立つ・・・
誰かの喜びを作り出す・・・
誰かの願いに寄り添う・・・
職業を問わず、どんな仕事においても究極の目標ってこう言うことです。
そしてこう言った経験、体験が更なる推進力を生み出し、「次も必ず」って思うんですね。代金だけでなく、気持ちもいただける有難さを感じた一日でした。お二人以上の感謝を込めてお二人に「ありがとうございました」とお礼を述べましたが、伝わったかな?
これでまた明日からもこれまで以上に頑張れます。






