人間は身近にあるものの価値を見逃してしまいがちです。
いつも近くにあり、あって当然ものをまるで空気のようにスルーしてしまいますが、一方で他の方からすれば「もったいない」と思われているのかもしれません。
例えば東京タワー。
東京生まれ、東京育ちの方にとっては「あって当たり前」の物であり、見慣れたものです。「登ったことない!」なんて方も多いと聞きます。それと同様に、栃木県の人間にとって「日光」は身近な場所であるがゆえに、本来の価値を見出せていないことも少なくないと思います。
栃木生まれ、栃木育ちの人は小学校の遠足などで、幼少の時から何回も何回も訪れるので大人になってからは「わざわざ行かなくても・・・」という想いをもっている方はそれなりにいると思います。ま、「いつでも行ける」という考えがありますからね。
でも他県の方にとって、「日光」は魅力ある街なんですね。秋のこの時期の日光は紅葉で有名ですが、大変混み合います。でもそれを承知の上で県外からたくさんの観光客が訪れてくれます。県内の方は「混んでいるから」・・・・で結局行かずじまいってことになります。
自分としても日光の二社一寺が世界遺産に登録された時でさえ、「へぇ~そうなんだ」と思ったくらいでした。東照宮へはもう何回も訪れているし、目新しさを感じることはありませんでした。しかしここ数年、和装ロケーションフォトで度々日光を訪れるようになって、これまで忘れていた?見逃していた?日光の魅力を新たに感じるようになりました。日光の紅葉を初めて見たのも数年前の撮影の時だったんですが、それから毎年訪れるたびに「本当に美しい」と思うと同時に、この栃木県に日光があることが本当に嬉しく、誇らしくも感じています。
実際、今年の日光での紅葉ロケの8割近くが東京をはじめ、栃木県外のカップル様でした。「せっかくの和装前撮りは日光で」「紅葉が美しい日光で撮影するのが夢でした」「特別な撮影は世界的にも有名な特別な場所で」・・・こんなお声がたくさんありました。それほど県外の方にとって、日光は特別な場所なんだと改めて感じましたね。栃木県民が「海」に憧れるようなものなのかもしれません。
中禅寺湖を取り囲むように美しく色付いた山々の紅葉は本当に見事。
身近にある物。
身近にいてくれる人。
心の奥深くでは感じているかもしれないその価値、ありがたさをもう一度見直すことはありません。だって「当たり前」になってしまっているから。でももう一度客観視してみると気付くことがたくさんあるはずです。それをするかしないかはあなた次第です。少しでも速く気付く事で、もしかしたら人生がより豊かになるかもしれません。
まずはご家族やご友人の存在の有難さを感じて見てはいかがでしょう?
心豊かな年末と、心機一転の新年を迎えることができるかもしれませんよ!※栃木県の方は日光の魅力を再認識して下さいね♡
秋の紅葉の中での和装前撮り まだまだ間に合います!
11月となり秋も深まってきました。
秋と言えば「紅葉」です。毎年、美しい紅葉の中で和装前撮りをご希望されるカップル様は多く、現在毎日のように撮影を行なっています。現在は日光での撮影が殆んど。
でも日光の紅葉は今週いっぱいで終盤へと向かい、来週以降は葉も散ってしまっています。
11月中旬以降は鹿沼の掬翠園や宇都宮市の中央公園、栃木市の岡田記念館の紅葉が始まります。まだ少々時間も空きもありますので、「もう諦めていた」なんてカップル様は是非ご検討下さい。まだまだ間に合いますからね。
秋は空気が澄んでいて、日差しも柔らかいので優しい雰囲気の和装前撮りになること間違いなし!
どこか懐かしい雰囲気が漂う中での撮影は、間違いなく一生の思い出となることでしょう。
こちらは先日の岡田記念館でのカップル様を後ろから隠し撮りしたもの。屋内に差し込む柔らかな光がお二人を包み込んでいます。
来年2月3月、または春以降に挙式を予定しているカップル様は11月が和装前撮りの絶好のチャンスです。ちょっと早めに和装前撮りをしておくと、結婚式準備に余裕が生まれますからね。また季節違いの和装写真を結婚式当日に飾るとゲストの方々に喜んで頂けるはずです。
県央、県南の紅葉は11月中旬から1月上旬まで楽しめます。つまり約半月の間は紅葉ロケが可能ですので、ぜひ当店にご相談下さい!
こんなに美しい紅葉の中で和装前撮りしないなんてもったいないですよ!!!!
☎ 028-655-0975
✉ info@kaede-abito.com
「春夏冬」
いつも和装ロケーションフォトでお世話になっているロケ地「岡田記念館」の別邸である翁島(おきなしま)の玄関脇にこんな物がぶら下がっています。
春 夏と来て冬。
さてこれで何て読むでしょう?ちょっとしたクイズで、答えを聞けば「なるほど~」と思われることでしょう!
わかりましたか?えっ?ヒントが欲しい?
わかりました!私も鬼ではありませんから、ヒントを差し上げましょう。こちら岡田記念館のオーナー一族は今でこそ違いますが、代々様々なお仕事をされていたんです。ま、今で言う「会社経営」ですかね。これがヒントです。
制限時間は10秒間、カウントダウン始めますよー
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
・・・・0
時間いっぱいです。
答えは「商い」または「飽きない」です。
春夏と来て、冬・・・つまり秋がない・・・「あきない」⇒「商い」「飽きない」となります。
代々ご商売をされていて、「商い」はもちろんですが「飽きられない」ことが商売上において、何よりも大切なことなんでしょうね。時代は変わっても、この真理は現代でも同じです。お客様に「飽きられないこと」、そして常に変化し続けて自分の仕事に「飽きない」ことは本当に重要な事です。
でも「飽きない」を玄関口に飾っていたら、生々しいですし「粋」ではありませんよね。「春夏冬」にすることで、多くの方の目を引くこともありますし、常に見ることで自分に言い聞かせることも出来ますし、何よりオシャレですよね。
当店abitoもこの「春夏冬」を教訓に、常に変化し続けることのできる「飽きない商い」を心がけていきたいと考えています。
こんな先人たちの知恵というか、遊び心って良いものですね。
準備期間1ヶ月の結婚式
結婚式って一般的には準備に時間がかかると思われていますし、実際そうでもあります。
ただし、それはホテルやゲストハウスでの結婚式を行なう場合であり、その準備期間は少なくても半年は必要とされています。しかしそれらの結婚式だけが全てではありませんし、最近では「少人数婚」「家族婚」「食事会」などのシンプルな形式も徐々に広まりつつあります。
そして本日は先日、当店で担当させて頂いた神社挙式&レストランでの家族婚についてご紹介したいと思います。
そもそも結婚式をされたお二人は2年も前に入籍されています。
当初は「結婚式も何もしない!」と決めていたようですが、めでたく懐妊され、「この時を待ってました~」とばかりにご家族から「お腹が大きくなる前にせめて写真だけでも残しておきなさい」と説得され、ロケーション撮影で和装姿を残されました。この時はまだ「結婚式」は想定されていなかったようですが、暫くしてから「やっぱり結婚式を簡単にしようと思うのですが、相談にのってください」とご連絡頂きました。
この時、既にお二人とご家族の間では近くの神社での神前挙式は決めていたようで、式後のご親族のみでのウェディングパーティーの会場やドレス・タキシードをご提案いたしました。
最初は何もしないと決めていたのにも関わらず、何故「神社挙式+ウェディングパーティー」まで行なうようになったのか?やはり和装での写真撮影が大きなキッカケとなったようです。もちろんご家族からの熱いリクエストも効いたのでしょうが、最後は新婦様の潜在的なご要望だったと思います。
しかしご連絡頂いたのが9月の下旬、そしてお二人のご希望される日は10月末。準備期間は1ヶ月余り。
紆余曲折はありましたが、結果的には1ヶ月で十分準備が出来ました。
それでは当日の様子を簡単にご紹介しようと思います。
神前挙式
お二人がお選びになった神社は上三川町にある白鷺神社
決して派手ではありませんが、趣と重厚感のある素晴らしい神社です。
社務所の一室をお借りして、朝7:30分より白無垢と紋付袴の着付けとヘアメイクも担当させて頂きました。もちろん衣装も当店のものです。
和装前撮りでは使用しなかった綿帽子を式では着用です。
お二人のお支度が終わり、10:00の結婚式までの待ち時間は親族同士でお話ししたり、写真を撮影したり。
ご両家の親族が一堂に会するとまさに結婚式の雰囲気。雲ひとつない晴天にも恵まれ、みなさんとても素敵な笑顔になっていました。
そして10:00になり、神社正門からご両家が並びながら本殿へ入場しました。
これこそ日本の結婚式。チャペルでの結婚式も素敵ですが、神社での結婚式もかなり素敵です。ご親族が2列になって歩く様は神社挙式ならでは。
これらの写真はスタッフがスマホで撮影したものですが、当日はカメラマンによる撮影も当店で手配したので、きっと素敵な写真が仕上がってくるはず。
そして式終了後は集合写真を撮影させて頂き、その後私服へお着替えになり、ウェディングパーティー会場へ移動となりました。
ウェディングパーティー
ウェディングパーティーは所変わって、宇都宮市内の人気レストランが会場となりました。
大谷石の外観、美味しい料理で人気の石の蔵さんです。
こちらでは新婦様はウェディングドレスとカラードレス、新郎様はタキシードをお召しになりました。
石の蔵さんはどこか洋風でありながらも、和を感じさせる不思議な雰囲気を感じます。ドレスとタキシードでも写真のように素敵ですが、和装でもしっくりと来ること間違いなしですね。
竹林の細道があったり、2階にはラウンジを感じさせる大人な場所があったりと魅力たっぷり。
ウェディングパーティー会場入り口には和装前撮りで撮影した色打掛姿&紋付袴姿で撮影した写真をウェルカムボーでご親族をお迎え。
午後13:00 ご親族のみによるウェディングパーティーの始まりです。
ゲスト(ご親族)は総勢30名ちょっと。本来、日本における披露宴(祝言)は親族がメインでしたので、そう言った意味ではこれこそが本来のかたちではないでしょうか。私たちスタッフも脇で控えていましたが、現在における一般的な披露宴と比べても全く遜色がないどころか、返って新鮮に感じました。
約2時間のパーティーでの演出は2つだけ。
「ケーキカット」「新郎と新郎父のご挨拶」のみでした。つまり殆んどの時間が歓談とお食事の時間ということになりましたが、この時間こそご両家のご親族同士の間が親密になるためのもの。新郎側は県内・静岡県・千葉県からご親族が、新婦側は県内・岩手県・長野県からご親族がご参列されましたが、一堂に会する機会はもしかしたらこのウェディングパーティが最初で最後かもしれません。
お酒と美味しい食事、そして華やかな装いの新郎新婦がご両家の絆をグッと繋いでくれますからね。
そして午後15:00にめでたくお開きとなりました。
朝7:30から始まり午後15:00までの約10時間に及ぶ楽しくて、嬉しくて、おめでたく、忘れることのない時間でした。私たちスタッフも傍らではありますが、一緒に過ごさせて頂き幸せをおすそ分けして頂いたような気分でした。
一日を終えて
当初「結婚式はしない」つもりだったお二人が、他の結婚式以上に濃い結婚の一日を過ごされ、「やっぱりやって良かった」と仰ったのがとても印象的でした。神社挙式はやっぱりとても素敵だと思い返しましたし、ご親族のみによるウェディングパーティーに至っては「間違いなく結婚式の主流になる」と感じたほど素晴らしく温かいものでした。
今回、私たちがお手伝いした事は次の通りです。
【神社挙式】
■白無垢・紋付袴のレンタル及びお着付けとヘアメイク
■新郎新婦のお父様のモーニングと留袖のレンタル
■神社挙式の撮影
■アテンド
【ウェディングパーティー】
■会場のご紹介
■ドレス2着、タキシードのレンタル(ヘアメイクは石の蔵さん手配)
■スナップ撮影
お二人が行なったのは次の通りです
■神社挙式の手配
■石の蔵さんでのパーティーの打ち合わせ
・料理やドリンクの選択
・ヘアメイクの打ち合わせ
・引き出物・プチプレゼントの用意
結婚式場でなくてもこれだけのボリュームのある結婚式はできるんです。しかも準備期間が1ヶ月足らずで・・・・。
当店は貸衣装専門店であり和装前撮り専門店として知られていますが、結婚式さんでは叶えることのできない形の結婚式のお手伝いもしています。派手に費用をたっぷりとかけた結婚式でなくても、「心に残る結婚式」は実現可能です。メディアや雑誌で紹介されている結婚式、お友達がされた結婚式が必ずしもお二人のイメージと合致するとは限りません。
結婚式に合わせるのではなく、ご自分たちのイメージやスタイルに合わせる時代になりつつあります。そんな結婚式をお考えなら、まず相談する場所は結婚式場ではなくプロデュース会社だったり、当店のような貸衣裳店をおすすめします。
巨額な費用ではなくても、準備感が短くても素敵な結婚式は実現可能です。まずはお二人がどんな結婚式をお考えなのかをじっくり話し合って、ネットなどで調べてみてはいかがでしょう?きっとお二人にあった結婚式が見つかるはずです。
朝から雨!でもでもロケーションフォトは決行
2週連続で台風の影響が関東地方に及びましたね。
そして昨日は朝から雨・・・・
台風が近づいてきていたので、お天気の回復はほぼ望めない状態でした。しかしロケーションフォトのご予約があり、「多分延期かな?」と思っていましたが、お客様から「やります!」とのご連絡。
基本的に当店の場合、撮影の第一希望日に加え、天候や体調のことを考え「予備日」を設定いたします。昨日のお客様も予備日を11月3日に設定していましたが、急遽お仕事が入ってしまった事、そして千葉県からご両親がいらっしゃる予定になっていることにより第一希望日での決行となりました。
ロケ地は日光の田母沢御用邸、そして紅葉での撮影をご希望でした。
田母沢御用邸はメッチャ広いので、雨が降ろうと写真はいくらでも撮影できます。しかし屋内では紅葉の雰囲気は味わえません。でも外はメッチャ雨が降っており、「さてさてどうしようか?」と頭をかかえてしまいました。
でもですね、こんなときは強行突破に限ります。土砂降りの中での撮影は非常に難しいですが、小雨になれば何とかイケちゃうものです。それに紅葉時期は多少の雨なら「しっとり」「艶やか」になり、雨模様だからこその美しさもあります。
雨に濡れる事で、緑がさらに鮮やかに!
建物だって反射して輝きますからね。
小雨の中での撮影ではギリギリまで雨傘をさし、ポージングを決めてから傘を番傘へ取り替えて撮影します。
紅葉の美しい季節の日曜日でしたが、「雨」ということもあり人でも少なくて返って撮影しやすい一日となりました。写真の撮れ高を心配したので、通常より長めの撮影となり、お二人もお疲れになったようですがご満足して頂けたようでホッとしました。
ロケーションフォトは晴天が好ましいですが、例え曇りでも雨でも思っている以上に素敵な撮影ができるものです。あまり日差しが強いとお顔に陰ができやすくなり、逆に撮影しにくいこともありますからね。
状況に合わせて、最高の写真となるように務め、逆に「雨で良かった」と思ってもらえるようにしていきたいものです。
さぁ、連日になりますが今日もこちらで撮影です。行ってきまーす!
日光中禅寺湖の紅葉は本当に見事です
昨日は今年の紅葉ロケの第一弾の撮影でした。
場所は日光のいろは坂を登った中禅寺湖の湖畔にある「イタリア大使館別荘記念公園」。日光と言えば「東照宮」「世界遺産」として知られていますが、やはり秋の紅葉も外せないもの。特に中禅寺湖周辺は標高が高い為、10月下旬に見ごろを迎え(ちなみに宇都宮は11月後半が見ごろ)、全国から多くの方が紅葉を見にやってきます。
紅葉がピークを迎える週末(今日と明日かな?)は普段なら20分で登れるいろは坂も3時間もかかるとか。でもそれだけ時間を費やしても見る価値がある訳ですね。
ちなみに昨日は金曜日ということもあり、いろは坂も混雑することなくスイスイ登ることが出来ました。ただロープウェイのある途中の明智平の駐車場へ入れようとする車の渋滞が結構ありました。また中禅寺湖周辺、華厳の滝の駐車場も常に満車状態なので、出来れば朝早く行かれることがおすすめです。
さてそんな賑わいのある紅葉の中での撮影をされたお客様は東京にお住まいのお二人です。
紅葉の混雑を考慮して、朝5時からの和装のお支度にしたのでお二人は午前2時起き、3時に宇都宮へ出発というハードスケジュールになってしまいました。そこまでしてイタリア大使館別荘にこだわるのはお二人にとって特別な場所だからこそ。一層責任を感じました。
紅葉時期、紅葉の進み具合も気になりますが、お天気も同じくらい気になります。ましてや中禅寺湖は山の近くということもあり、曇りの日が多いので余計に気になりました。しかーし、昨日は絶好の撮影日和となりました。
晴天も晴天!雲ひとつない美しい秋晴れとなりました。
そうそう、紅葉も大変見事でした。
湖と紅葉の組合せは最高に美しく、ただ見ているだけで贅沢な気持ちになってきます。また中禅寺湖の水は大変綺麗なので、南国の海のようなマリンブルーなんですよ。
この透明度をご覧下さい!!!
窓越しから望める美しく色付いた山々に囲まれた中禅寺湖、そして手前の桟橋の雰囲気は日本の美しい景観でありながらも、どこか北欧を思わせます。
なかなかこんな最高の日に巡りあうことはありません。お二人はもちろん、ご家族様にも大変喜んで頂けました。昨年、お隣のイギリス大使館別荘が公開され、相乗効果で観光のお客様で溢れかえっていましたが、多くの方から「おめでと~!」「お幸せに!」「とっても素敵ね」などと嬉しいお言葉をたくさんいただけました。
お二人とご家族はもちろんですが、偶然一緒になった方々にも喜んで頂けてとっても嬉しいです。
この日の最高ポイントは男体山と紅葉が見事な木々をバックにできる桟橋でした。いろんなポーズをたくさん撮ることができ、私たちスタッフも自分のことのようにテンションがMAXに!やはり美しいものは心を豊かにしてくれますね。
紅葉をバックにした写真だけでなく、今度はお二人に紅葉の中に溶け込んでいただく撮影!
この他にもいろいろと撮影させて頂きました。
本来ならば当店とお二人が交わうことは確率的にほぼゼロです。ですがお二人の特別な思い出の場所であるこの地と当店が目指す「記憶と記録の創造」が何かのご縁で組み重なり、電話やメールでのやり取りを通してこの日を迎えることが出来ました。
和装ロケーションフォトを当店の根幹の事業とすべく継続すること7年。お客様の少なさに半ば諦めかけたこともありましたが、継続する事でそれまでではありえなかった東京・横浜・千葉・福島にお住まいのお客様にたくさんご利用頂けるようにまでなりました。これもお客様方はもちろん、撮影してくれるカメラマンさんたち、ロケ地の方々、そしてスタッフにお陰です。
北関東という田舎でも都心の方々にご利用頂けるコンテンツ作りが可能である
この事は当店の自信にもなり、今後の活力にもなっています。これからは県外のお客様がよりご利用しやすいような「宿泊プラン」「遠方割り」などを充実させ、今後さらに多くの方々の結婚という大きな節目の思い出づくりをお手伝いしてきたいと考えています。
紅葉だけでなく、日本情緒溢れる美しい景観のなかで撮影できる場所が栃木県にはたくさんあります。ぜひ和装前撮りをお考えのお二人は「栃木県で撮影」もご検討下さい。結婚の思い出はたくさんあった方が幸せです。ぜひ栃木県をその一つにして頂ければ嬉しいです。
色打掛も比べてみるとその違いが一目瞭然!自分の直感を信じて選びましょう。
結婚式のお色直し衣装として、和装前撮りの衣装として人気の高い色打掛。
殆んどの方が「結婚」という節目に際して初めて意識し、手に触れるのではないでしょうか?もちろん何となく色打掛がどんなものか抽象的にはご存知だとは思いますが、それまで縁のなかった衣装ですから、知らないことが多くて当然です。
色打掛もそれぞれ違いがあるのですが、実際に触れる機会でもないとその違いはなかなかわからないものです。色打掛のフォルム(形)は殆んど同じですが、色や柄はそれぞれ違いがあります。比べて見ると、その違いは一目瞭然です。
やはり赤が主体の色打掛が一番多いのですが、グリーン系・イエロー系・ブラック・白ベースなど様々な色があります。また同じ赤系でも色の出し方、色の組合せがそれぞれ違うので一着一着に個性があります。そして着用する季節、シチュエーションによって同じ色打掛でも表情が違ってくるのも魅力です。
ご自分の好みに合わせて・・・
季節に合わせて・・・
ドレスとの兼ね合いを考慮して・・・
などなど選び方は人それぞれですが、やはり何と言っても一番大切なのは「直感」だと思います。いわゆる第一印象っていうものです。
初めての色打掛ということで、知らないことわからないことが多いとは思います。でもそんなに深く考え込まずに洋服を買うときのように選んでみていいと思います。
あなたのことは一番あなたが知っているはずです。
自分を信じて選んじゃいましょう。それでも「やっぱり不安!」と思うなら、お母様やお友達と一緒に選んでみては?あなたのことをよく知っている人の意見はとっても貴重ですからね。
フォトウェディングwith社長
先日、当店でドレスのフォトウェディングをされたお客様の話しです。
こちらのお客様は今年のGWに日光の東照宮で神前挙式を行なったのですが、式が終わってから「やっぱりドレス姿も残したい!」とのことで当店をご利用してくださいました。
実はこちらのお客様、弊社の社長がよく行くお蕎麦屋さんのご主人と奥様です。
聞いたところによると、お蕎麦屋さんといっても夜はお酒も呑めるそうで、社長は夜の部でよく利用しているそうです。段々と親しくなって行くうちにフォトウェディングの話しになり、「ウチおいでよ~サービスするからさぁ~」とお酒の勢いもあり、気軽にお声掛けしていたそうです。ま、社長としてもそんな席での話しなので話半分でいたそうですが、実際にご利用いただくことになりました。
それまで客の立場は社長でしたが、今度はお二人がお客様となり立場逆転です。
ホント、いつ誰がお客様になるかわかりません。例え酒の席、そして客だとしても社長が悪態を付いたり、お店に迷惑をかけていたらお二人はお客様としてご来店されることはなかったでしょう。そう言った意味ではお二人にとって、印象は悪くなかったんでしょうね。
まぁ社長も現金なもので、お二人のご利用後は夜だけでなくお昼も週に一回の頻度でランチしに行っているようです。でもこう言う形ってそれこそ大昔から行なわれている「相互扶助」です。こう言う積み重ねがとても大切なんですよね。
こちらのお二人にはアルバムも作って頂き、ついこの間社長がお届けしてきました。もちろんそのついでにお昼も食してきたそうです。このアルバムの最後のページにはこんな写真をお選びなりました。
社長と一緒の3ショット!
新婦様曰く「この写真が一番自然な笑顔だから」だそうです。お二人にとって一生の宝物となるアルバムに弊社社長も入れて頂けるなんて光栄の至りですね。もちろん社長も恐縮していましたが、「これこそ究極のサービス」との事でした。お二人と社長の親密さが伺えますね。
でももうちょっとしっかりとしたというか、ちゃんとしたポーズをすれば良かったのに・・・。
台風と衆院選
今回の台風は関東地方にも上陸するとかしないとか・・・。
さらには衆院選も重なって本日のご来店は結構少なめでした。
栃木県は台風での被害が少ないですが、何が起こるかわからないので気を付けて下さいね。備えあれば憂いなしです。
そして今夜はフジテレビ以外は選挙特番なので、選挙に興味がない方はボクシングの村田選手を応援しましょう!私も応援します。
卒業生と退職者
当店は1986年の創業から30年以上を経過しています。
30年継続する会社はおよそ0.021%と言われ、1,000社あれば21社しか生き残れないと言われます。こう考えるとある意味凄いことだと思ってしまいますが、全てはお客様のお陰です。いえ、訂正します。お客様はもちろん、関係各所、そしてこれまで当店の業務に携ってくれたスタッフさんたちのお陰でもあります。
ウェディングに携るスタッフとして入社してくれた方はその殆んどが20代の女性です。その方々の退社理由の殆んどが「結婚」や「出産」です。おめでたい事であり、心から祝福はしています。それでやっぱりいざ退社となると寂しいものです。
でもですね、昨日はとっても嬉しいことがありました。
一昨年の3月に退職し、今年の6月に出産した元スタッフが赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました。
ちなみに抱いているのは当店のスタッフ。「怖い!」といって抱くのを嫌がっていましたが、慣れない手付きで何とか抱っこしていました。
元スタッフのMさんは約10年にもわたり、当店のスタッフとして一生懸命に働いてくれました。ドレスのコーディネーターとして、ヘアメイクアップのアーティストとしてどれだけabitoに力になったか分かりません。今当店で人気の「和装ロケーションフォト」もMさんなくして継続は出来ませんでしたからね。本当にabitoへの貢献度は測りしれません。
Mさんから退職の話しを聞いた時のことは今でもハッキリ覚えていて、シンプルに表現すれば「大ショック」でした。結婚もしていて、いずれはそんな日が間違いなく来ることを覚悟はしていましたが、いざその時を迎えるとアタフタしてしまいました。本人だけでなく、お姉さまの結婚式でも衣装を利用してくれたりと、仕事以外でも本当にお世話になりました。
そんなMさんが昨日は「母」としてabitoに遊びに来てくれた事は本当に嬉しかったです。会うのは1年半ぶりですが、まるで昨日もいたかのように自然な再会だったのが不思議に感じました。元気そうで何より!
こうしてわざわざお子さんを見せに来てくれることは感慨深いものです。
退社後、一切繋がりのなくなる人もいればMさんのようにその後も気にかけてくれる人もいます。退職後もabitoを気にかけてくれたり、遊びに来てくれる元スタッフは退職者ではなく、卒業生と言えます。これまで退職した70名の内、卒業生はおよそ20名ほど。辞める理由にもよりますが、今後は退職しても殆んどの人が卒業生となってくれるような魅力ある会社でありたいと感じました。
何かの縁で一緒に働いた仲間です。
会社を辞めても、年をとっても、引越ししても気軽に遊びに来て欲しいですし、時折abitoで働いた日々を思い出してくれたら嬉しいです。Mさんのお子さんの成長を今後も付かず離れずの距離感で見守っていきたいです!