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叙勲と言えばモーニング

長年の功績を認められ、お陰様で叙勲の名誉をいただきました。

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嘘です(笑)

こちらは長年お付き合いのある方がめでたく叙勲となり、いただいた「旭日小綬章」でした。なかなかお目にかかることのできない名誉あるものなので、お願いして写真を撮らせて頂きました。

叙勲となると通常は皇居で行われるのですが、コロナ渦の今は県庁で行われるようです。
さて、叙勲の時は何を着用したらいいのでしょう?実際は関係省庁から衣裳についてもお知らせが来るので迷うことはありませんが、「礼服、もしくは略礼装で」と記載されているそうです。

略礼装とはいわゆる黒の礼服ですね。
結婚式やお葬式で着用するブラックスーツといえばお分かりになると思います。そして礼服はこの場合はモーニングをさしていると思われます。

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こちらがモーニング(正式にはモーニングコート)。

実際、男性の方は殆んどモーニングだったそうです。
ただ叙勲の場合、頂いた勲章を左胸に付けての記念撮影があるので、胸ポケット下に黒糸で装着できるようにしておくように指示があります。忘れないようにしないといけませんね。

今回叙勲された方も当店でモーニングをご利用下さいました。
当店としてはこれまでも何十回と叙勲の為のモーニングをお貸し出ししているので、装着部分に関しても慣れたものです。今回も「助かったよ!」と言ってもらえました!

私は叙勲とは一生縁のない人間ですが、身近な方がいただくと我がことのように嬉しく感じます。
長年の功績があってこそのことですので、尊敬に値する価値がありますよね。当店としましては今後も叙勲の名誉をモーニングというレンタル衣裳でお手伝いしていければと思っています。

ちなみに・・・
賞状も見せて頂いたのですが、大変大きく、そして真ん中には天皇陛下の玉印があり、菊の御紋の透かしが入っていてそれはそれは重厚感がありました。紗新を撮り忘れたのが残念で仕方ありません。

名誉ある叙勲の折には、ぜひモーニングでご出席を!その際はabitoをご利用下さい。

令和3年の七五三受付開始しました

何度かブログにも書きましまが、今年は七五三のお問い合わせが例年に比べかなり早く、そしてとっても多くなっています。

はっきり言ってどうしてこういう状況になった理由が全くわかりません。当店においては他のフォトスタジオさんのように宣伝していませんし、特に何もアクションは起していないんですけど・・・。

「七五三の相談をしたいんですけど」
「七五三の衣裳を見せて欲しい」

今年の一月から何度このようなご連絡を頂いたかわかりません。そして当店は「4月中旬になったら衣裳を展示しますので、その頃もう一度ご連絡ください」と繰り返して来ました。3月まで卒業袴を展示していたこともあり、七五三を展示するスペースがなかったんですよね。
それに加え、3月中旬からロケーション撮影が続いたこともあり、なかなかご要望にお応えすることが出来ずにいました。大変申し訳ございません。

ようやく七五三の衣裳を展示しましたことをお知らせいたします。

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早速ながら先ほど七歳の七五三のお客様がご来店になり、11月のことではありますがご成約下さいました。ついさっきもご来店の予約が入ったりと、七五三モードに突入しています。

当店では下記の様な七五三プランをご用意しています。

■衣裳のみレンタルプラン
■お出かけプラン
     ⇒前撮りを他のスタジオでされた方でお宮参りでの七五三衣裳とお支度だけご希望に沿うプラン

■写真のみプラン
   ⇒お出かけはできませんが、衣裳とお支度と撮影がセットになったプラン。前撮りにおすすめです。

■撮影付きお出かけプラン
   ⇒衣裳とお支度と撮影がセットになり、撮影後はお出かけできるご利用が最も多いプラン

その他、ロケーション撮影プランやご両親の衣裳もご用意しています。
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ロケーションプランでは様々なロケ地をご紹介しています。

また決定ではありませんが、当店のスタジオ隣にかわいいカフェが誕生しましたのでそちらでの撮影プランも検討中です。特に七歳の撮影に向いているかなと思いますが、現在検討中です。

最後となりますが当店は現在完全予約制となっております。
ご来店に際しましては事前にご予約をお入れ下さいますようお願い致します。フリー(予約なし)でのご来店にはご対応できない場合がございますので予めご了承いただきますようお願い致します。

お問い合わせ、ご来店予約はabitoのLINE公式をご利用下さい!
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三年に渡りモーニングをご利用いただきました

県内の小学校の校長先生に三年に渡り、卒業式で当店のモーニングをご利用頂きました。

三年前に当店にご来店頂きモーニングをお決め頂いたのですが、その際に「今年を含めて三回利用する予定ですので宜しくお願いします」と仰って頂きました。二回目、三回目はご試着もなく、指定のモーニングを卒業式前に小学校までお届けしてきました。

ここ数年はその小学校に行くたびに春を感じていたものでしたが、今回で最後となってしまい寂しく感じています。

お届けの時は校長室にお邪魔するのですが、こちらにはなかなか入る機会ってないですよね。
基本的に校長室に入る時って、児童の時に悪さをして呼ばれるか、もしくは父兄として呼び出されるかだと思うんです。だからこの歳になっても校長室に入ると何故かドキドキしちゃったり(笑)。

三年もいい経験をさせて頂きました(お届け×3、引き取り×3で都合六回です)。

ご利用くださった校長先生はとても気さくな方で、伺うたびに数分ではありますがお話しをさせて頂きました。特の最後の任期となった昨年の春から現在にかけては新型コロナウィルス感染拡大を受け、小学校のトップとして様々なご苦労があったと思われますが、校長先生は変わらず笑顔のままでした。
こういう校長先生の下で小学校時代を過ごせた児童たちはとても幸せだったんじゃないかなと思います。

私もお会いするたびに、お話しをさせていただくたびに気持ちが安らぎましたからね。

4月からはどのような生活をされるのかはわかりませんが、きっと変わらずに笑顔のままでお過ごしされることでしょう。お会いする機会はなくなりますが、いつまたお会いできるまでお元気でいて頂きたいと願っています。

明日は先日ご利用くださった衣裳の引き取りで最後のお伺いになります。
感謝の気持ちを伝え、校長先生のお優しい笑顔を胸に刻み込んできます。

このブログをお読みになってはいないと思いますが、まずはこちらで感謝を申し上げようと思います。

「K校長先生、三年にわたり当店のモーニングをご利用くださり本当にありがとうございました。ご退任後はまずはごゆっくりとお過ごし下さい。そしていつまでもお元気でいてください。またいつかお会いできるのを楽しみにしています!」

黒一色のオリジナル振袖が入荷します

ほ~~~~んと久しぶりのブログになってしまいました。

言い訳するつもりはないんですが、ただ単に「忙しい」ということにかまけてしまっていました。忙しい中でのブログ更新はいい加減な物となってしまいそうだったので、敢えて更新しなかったワケです。

さて、当店初の試みとなる「オリジナル振袖」の製作をすることになりました。
すでに発注済で、入荷するのは6月下旬を予定しています。一体どんな振袖かと言いますと「黒一色」の振袖です。華やかな柄や刺繍は一切なく、黒一色の振袖ですが完全な無地ではなく、織柄(七宝柄)が入ります。

織柄の入った生地を選び、様々ある黒の中から「これ!」という黒を選び、サイズを決めてつくるといういわばイージーオーダー的な振袖です。たいそうに「オリジナル」とは表現したものの、現時点ではたった一着だけしか発注していません。
ただ評判次第ではありますが、多色展開も考えており、深い緑や茄子紺などの無地の振袖も検討中です。

フォトスタジオさんや振袖専門店などでは柄の大きめの華やかな振袖が主力で、世間的にも人気があります。もちろん当店もその恩恵を受けているわけではありますが、その一方で当店には「柄少なめ」「渋目の色」という振袖をご要望される方が少なくありません。
それに加え、先日長きに渡り当店をご利用くださっている方のお嬢様が成人式を迎えることとなり「黒無地の振袖」のリクエストを頂いたことから、今回のオリジナル振袖の製作を進めることとなりました。

確かにかっこいいんです。
画象検索して頂くと出てきますが、柄のない黒一色の振袖って迫力あるんですよね。黒って一見地味な色と思われがちですが、実は派手な色でもあるんです。特に成人式の式典では間違いなく目立ちます。女優の二階堂ふみさんの黒無地振袖姿も素敵ですよ!

今から仕上がりが楽しみで仕方ありません。
入荷したらまたこちらでご報告いたします!

※なお、こちらの商品につきましては来年の成人式での仮予約がすでに入っておりますので、再来年以降のご利用、もしくはキャンセル待ちでのご案内となりますので予めご了承下さいますようお願い致します。

七五三のお問い合わせが多い理由がわかりません

今年も既に一ヶ月が過ぎましたが、まだまだ季節は冬・・・・。

本当に理由が思い当たらないのですが、この季節に七五三のお問い合わせがめちゃくちゃ多いんですよね~。例年であれば春先から徐々に増えていくものなのですが、今年は様子がちょっと違うようです。


実際、abitoの店内の七五三衣裳展示は本格的どころか、ほぼ飾っていない状態です。現在は振袖と卒業袴に力を入れる時期であり、七五三はGW前から本格的な展示となる予定です。「予定」としたのは今年から七五三は脱力系な感じで臨んでいこうとしているからです。

当店は七五三に関しても広告はおろか、DMなどの宣伝活動は一切行っていませんし、七五三を主力商品としているフォトスタジオさんと競うつもりも毛頭ありません。とは言え、七五三から完全に手を引いたわけでもなく、未だにどういう方向性で行くかすら定まっていないのが現状です。
こんな感じで今年を迎えた訳ですが、お問い合わせが増えるという極めて謎の状態に突入しています。

しかも既に七五三の撮影も今年はしていますし、これからも控えています。
大変有難いことではあるものの、宣伝活動を一切していない(ウェブサイトも七五三は縮小)のに「何故?」です。「謎」です。

まとめます。
・なぜか七五三の問い合わせが年始より多い
・その理由がわからない
・宣伝活動は一切していない
・本格的な今年の七五三のご案内はGW前(4月末)から


最後に唯一、他のフォトスタジオさんと比較して当店が胸を張って自慢出来ることがあります。
それはフォトスタジオさんのように撮影が混雑することがないので、時間や他のお客様を気にせずゆっくり出来ることです。言い換えれば「密」なんて発生しますし、それだけ七五三のお客様が少ないということです(笑)。

そんな当店ですが、もし宜しければお気軽にご相談下さい(できれば4月以降に♡)

美しい着物姿は小物の彩があってこそ

打掛、振袖、留袖、付下げとお着物には様々な種類があります。

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着物だけでも素敵ではありますが、ご着用するためには多岐に渡る小物が不可欠であり、またそれによって彩りが添えられるワケです。

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お着物によって必要となる小物に違いはあるものの、チョイスによって全体の雰囲気が変わってきます。一見難しそうに思えてしまいますが、そんなことはないんです。最初は何もわからなくてもコーディネートを続けて行くうちに何となく自分の好みもわかってきますし、特に決まりごとはないですからね。

普段でも洋服に合わせてアクセサリーや靴やバックなどをお選びになると思いますが、着物も同じ感覚でOKなんです。

細かいことはわからなくても「好き」「嫌い」は直感でお分かりになるでしょうし、それを繰り返しながら「自分らしい着物コーディネート」を楽しんでみましょう。何事も「楽しみながら」が大切ですからね。

もちろんわかないこがあったり、アドバイスが欲しい時は我々スタッフにお申し付け下さい。

令和4年(再来年)成人式 振袖レンタルのお客様増えてきました

「成人式は再来年なんですが、振袖を見せていただきたいのですが・・・」

こんなお問い合わせが増えてきています。

これまでブログではもちろん、お電話等でも成人式まで時間があるお客様には「そんなに急がなくても十分間に合いますよ」とお伝えしてきました。あまりにも早い時期に振袖を決めてしまうリスクも否定できないからです。それでも今年はすでに再来年の成人式の振袖レンタルのご成約を例年に比べ多くいただいております。

やはり周囲のお友達や同級生に影響を受けるんですよね。
「はやくしないと振袖がなくなっちゃう」という不安に駆られ、一刻でも早く自分も「決めなきゃ」という気持ちになるようです。その気持ちも十分に理解出来るので、早く振袖を決めることがお客様の【安心】に繋がるのであれば、当店としても快くご協力すべきだと考えています。
 C-2005 小雪 ベージュ
全国でも好評の振袖シリーズも再来年ならレンタル可能です。予約が埋まってしまったらご容赦くださいね。

さて本日も再来年成人式のお客様にお越しいただき、当店としては振袖選びの手始めとして軽く見て頂ければと考えていました。
結果的にはあれよあれよのうちに、振袖を気に入って頂いたためご成約くださることになりました。当店に前に他のお店にも伺ったそうですが、見積金額は当店の約倍だったそうです。また帯等の小物に関しても当店の方が充実していると仰ってくださりましたが、例えリップサービスだったとしても嬉しいものですね。


さて例年なく早めに振袖レンタルをご成約いただいているわけですが、当店としてはこれまでどおり、あまりにも早い段階での振袖選びにはどちらかと言えば否定的な考えをもっています。
ただし、これは当店の一方的なものであり、「もしかしたらお客様の考えを否定してしまっているのかも」と考えるようになりました。やはりそこには「不安」と「安心」が混在しているわけですから、小さいながらも企業としては不安を解消し、安心をお届けする使命があるんですよね。

そして当店はレンタル専門なので、万が一成人式間際になって「やっぱり違う振袖にしたい」とお客様がご希望されるのであれば、振袖変更にもご対応出来るメリットがあります。
今後は当店としての考えは維持しながらも、お客様の考えも大きく受け入れ、例えどんな早い段階であっても不安を解消し、安心をお届け出来るようにしていくことにします。

お客様あっての当店ですからね。

令和4年に成人式をお迎えになる方々に申し上げます。
「振袖を決める、決めない」ということはさておき、まずは本当に気軽な気持ちで振袖ご見学・ご試着ください。もしその場でご成約いただいても、後日振袖の変更も可能です!

ご来店の際は事前にご予約ください。
LINEでのご相談、ご予約も受付けておりますのでご登録お願い致します。
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喪服も洋装が主流となりそう

長らく営業を続けているお店には必ず「定番商品」なる物があります。

貸衣装業の当店にとっての定番商品のひとつに「喪服」があります。
女性用の和装喪服、洋装喪服、そして男性用の礼服(黒のシングル・ダブル)がそれに当たります。

この3つの喪服の中で、創業以来最も利用されてきたのは女性用の和装喪服、つまり全身黒の和装です。2020-06-24 (2)

15年ほど前までは一件の葬儀につき2~3着出たものですが、最近では喪主、または喪主の奥様のみの着用が多かったんです。それでも安定的に利用されてきた当店の優秀な定番商品でした。


しかしこの春からの新型コロナウィルス感染拡大に伴い、葬儀はほぼ100%というくらい「家族葬」となり、その規模は縮小されています。そして和装喪服もそれ以来、ほぼ利用されなくなっており、現在も同様の状況が続いています。もはや定番商品ではなくなりました。

これまでの葬儀は喪主側としては「誰が来るか、どのくらいの人数が来るかわからない」ものでしたので、そのお迎えやおもてなしも踏まえ、喪服もしっかりとした第一礼装、つまり和装喪服が基本というか、正しい選択でした。
しかし少人数の家族葬、いわば親族だけの葬儀となれば衣裳に気を使う必要性はなくなります。
そのため、葬儀件数に増減はないものの、和装喪服の需要はほぼ無くなったのだろうと推測しています。

ここ数ヶ月、新聞のお悔やみ欄を見るとその全てに『家族葬』『感染防止のためご会葬をご辞退申し上げます」との文言が記されています。多分この流れ(少人数葬、家族葬)の流れはワクチンが流通し、ウィルス感染のリスクがなくなっても続くと予想しています。つまり以前のような規模では行われないということです。

しかし何かが変われば、それに呼応するように変化をもたらすのも事実。

和装喪服の需要がほぼ無くなったのと同時に、当店では洋装喪服の需要が反比例的に高まっています。
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実際、めちゃめちゃお客様が増えています。
ちなみに当店ではサイズは7号から19号までと幅広く取り揃えており、デザインもシンプルなものが多い為、どの年代の方にも安心してご着用頂けることと思います。

さてこの洋装喪服は和装喪服と比べ、いくつかメリットがあります。

まず第一に「着付けが不要」であること。
ま、あたり前と言えば当たり前なんですが、和装は着付けが不可欠で自ずと「着付け料」が必要になってくることから考えると費用も抑えることが出来ます。同時に準備時間の短縮にもなり、いろいろと便利な喪服なんです。

そして第二に「動きやすい」ことが挙げられます。
和装は体に合わせての着付けとなるため、「着ている」というより「着物を巻かれている」という感覚の方が近いかもしれません。お着付け次第ではそれが「苦しい」や「キツイ」となったりすることもあります。
また履きなれない草履でもあるため、全体的に動きづらさを感じてしまうこともあります。
洋装の場合、基本的にはワンピース風なので普段の洋服に近いため、動きに制限を感じることはほとんどないと思われます。


もちろん和装喪服にもそれだけの価値と見た目の重厚感、正当性があるので比較することはナンセンスなのかもしれませんけどね。

いずれにしても現在のような状況下、そして今後も洋装喪服の方がより選ばれやすい衣裳なのかもしれません。

当店ではご試着いただき、デザインやサイズをご確認していただいた上でレンタルして頂けますし、ご来店当日にお渡しも可能です。葬儀だけでなく、四十九日・一周忌などの法要でもご利用下さる方も多いですので、何かの時はお気軽にお問い合わせ下さい。男性の礼服も取り扱っております。

結婚式場の打掛レンタル価格はとっても・・・

先日、当店に結婚式でお召しになる打掛を探しているお客様にご来店頂きました。

結婚式は来春、衣裳は色打掛と紋付袴のみとのこと。


もちろん既に結婚式場で衣裳はご覧になられており、お気に召した色打掛もあったそうです。
ただ一つだけきになっているのが「価格」であり、もっとリーズナブルで気に入る色打掛をいろいろとお探しの中で当店にお越しくださったという訳です。


ちなみに式場で気になっている色打掛は35万円。
掛下のアップグレードで2~3万円、はこせこセットのアップグレードで1万円、そして紋付袴が約10万円前後とのことで、合計で約50万円。結婚式場で衣裳を手配の場合としては特別高いワケではないのかもしれません。

しかし当店としては「やっぱり高いな~」と思ってしまいます。


ちょっと話がそれますが、一時期殆どの花嫁が打掛に目もくれない暗黒の時代がありました。
とにかくその頃は全くと言っていい程に色打掛も白無垢も和ダンスから出す機会がなく、ドレス一色でした。和装離れの理由は様々ありましたが、その中に「衣裳が高い」という理由も含まれていたんですね。

衣裳がそもそも高い上に、当時は「かつら代」「笄(かつらの飾り)代」「お着付け代」が必要となるので和装全体の費用は超高額だったんですね。「それならドレスだけでいいや」となったと思われます。


今、婚礼和装(白無垢・色打掛)は全国で復権し、人気を誇っています。
自由経済の資本主義において、需要の多いもの(人気があるもの)の価格が上昇するのは当たり前のことです。しかし、我々ウェディング業界は一度苦い思いをした経験がありますし、和装の人気の乗じて同じ事を繰り返したら・・・再び和装の暗黒時代が再来するかもしれません。
気を付けたいものですし、同業の方にもそう思って欲しいです。


話しを元に戻します。

その花嫁に想い描いている打掛のイメージをお聞きし、当店の品揃えの中から五着ほど選び出し、ご試着頂きました。
その中の一着を大変気に入って頂けたようで、掛下(色付き)とはこせこセット(柄入り)をコーディネートしてご提案したところ、結婚式の衣裳としてご成約くださいました。

2019-09-04abitoには色打掛の品揃えが結構充実しています。

レンタル価格は色打掛+カラー掛下+柄入りはこせこセット+紋付袴一式で、結婚式場での見積の半額以下。
気に入った衣裳がお手頃価格でレンタルできることになったので、お二人には大変喜んで頂きました。

ここでハッキリと申し上げておきたいことは、当店としては「安さ」を売りにはしていないということです。
確かに結婚式場のそれと比べると、半額以下なので「格安」「激安」と思われるかもしれませんが、我々abitoの感覚としては「少し安いかな?」とは思ってはいますが、ほぼ標準的な価格設定なんです。

「abitoが安いのか?それとも他が高いのか?」
この判断は第三者に任せるのみです。


abitoとしましては、あの和装の暗黒時代を忘れることはできません。
当店は和装ロケーションフォトをそれこそ最近は数多く行っておりますが、あの時代を知っているからこそ和装をご希望されるカップル様が増え続けていることが本当にありがたくて仕方ありません。
そしてまたあんな時代にならぬよう、少なくとも当店をご利用くださるお客様には衣裳はもちろん、価格の面でも喜んで頂きたいと思っています。

それらを踏まえてのレンタル価格設定となっているので、他よりは多少はお手頃になってしまっているのかもしれませんね。


いずれにしても、今の和装人気が少しでも長く続くよう願うばかりです。
婚礼和装は日本の伝統衣裳であり、文化でもあります。そもそも時代や流行に左右されるような「幻影」ではなく、「本物」です。価値があり、魅力があるからこそ長い時代を経て今に至っている訳です。

abitoはその価値と魅力をお客様にご理解、今日関して頂けるようお伝えしていくことも使命であり、存在意義だと考えています。その為には和装をご利用しやすい環境づくり(価格も含めて)を推進していかなくてはなりませんね。頑張ります。

2019秋婚の留袖準備始まっていますよ!

昨年の今頃はかなり猛暑。

人間、暑すぎると何もしたくなるものです。当店にご来店される方もかなり少なく、昨年の夏はかなり心配していたものです。


一方、今年は冷夏になるとの予想が出ていますが、やはり昨年に比べ明らかに過ごしやすい7月になっていますね。

だからでしょうか、もうすでに2019年秋婚、つまり今年の秋にお子様の結婚式を控えているお母様、並びにお父様の衣裳である「留袖」「モーニング」のレンタル希望でのご来店が急増中です。

やっぱり涼しいと動きやすく、早めの準備にもとりかかりやすいんでしょうね。


また秋に控えている「消費税増税」も早めの準備を促進させている要因かもしれません。

消費税増税は10月1日から始まりますが、当店においては10月1日以降のレンタルでも9月30日までにお支払いして頂ければ、消費税は現行の8%となります。

例えばレンタル料金30,000円の留袖、そして17,000円のモーニングの場合。
合計金額は47,000円となり、9月30日までのお支払いであれば消費税(8%)を加え、50,760円となります。

10月1日以降のお支払いの場合は10%ととなりますので、51,700円となります。

その差は940円。
ぶっちゃけ、大層な差額ではありません。(ランチ一回分にはなりますね)

早めのお支払いで「得をしたい」わけではなく、遅いお支払いで「損をしたくない」という感覚の方が大きいんですよね。
消費税増税は致し方ない事ですし、国の方針に従わなければいけません。しかし10月1日以降は何をを食べたり、買ったりすれば10%となり、それがずっと続く訳です。

つまり嫌が応にも9月30日以前より負担が増える訳です。
940円は大した額ではありませんが、その後の負担を考えると940円だけでも浮かせる事は決して無駄なことではないと思います。

いずれにしても、昨年に比べ秋挙式予定の方の様々な準備は間違いなく早くなっています。

・和装前撮り
・ドレス・和装のレンタル
・留袖・モーニングのレンタル

およそ結婚式の準備をされているお客様のご来店が増えている事、昨年より動きが速くなっているのは確かです。少なくとも当店においては・・・。

梅雨明け後は夏らしい暑さが戻ってきますし、日によっては昨年のような暑い日となることもあるでしょう。
「暑すぎてどこにも行きたくない」
「何もしたくない」
「暑さが落ち着いたら・・・」

こう思う前、この涼しい7月のうちにいろいろな準備をしておくと安心ですし、後が楽です。今からしっかり準備をして、暑い夏を思いっきり楽しめるようにしておいてはいかがでしょうか?

みなさまのご来店をお待ちしております!