そろそろ七五三のお宮参りを考え始めるご家族も多いのではないでしょうか?

例年、お宮参りと言えば10月、または11月の土日祝祭日に集中し、全国どこの神社も七五三でごった返してきました。大安、友引など日の良いはなおさらです。
令和2年の今年に関して言えば、10月は11日(友引)、25日(大安)、31日(大安)、11月は3日(友引)、8日(先勝)、14日(先勝)、22日(大安)と良い日が多く、混雑が予想されます。

本来ならば喜ばしいことなのですが、今年に限ってはそうも言っていられません。

七五三のお宮参りとなると、ご本人だけでなくご両親やご兄弟、父方母方の両祖父母などが集まると一組で10名弱となることもあります。組数も多くなることから、神社に集中する人数はかなり大規模になります。その分「三密」が形成されてしまう恐れは簡単に予想できますよね?

やはり七五三も分散すべきですし、その方が皆さんにとって安心だと思います。

その分散のもっとも効果的な方法としては平日を選択することだと思います。
さまざまな関係上、土日祝日以外は難しい方もいらっしゃるとは思いますが、平日を選べるのであればそのほうがよりベターな選択だと思います。

平日の七五三は新型コロナウィルス感染防止となるだけでなく、神社も街も空いているのでスケジュールもスムーズに進みますし、境内で写真を撮るのも楽です。衣裳のお支度もご都合の良い時間帯を選びやすくなります。総合的に判断して、様々な面でスムーズになり、土日に比べて疲れ方も軽減出来るはずです。

わざわざブログで書かなくても平日を選ばれる方は今年に限っては多くなると思います。
もしかしたら平日でも大安、友引などの良い日は予想以上に混雑するかもしれません。

かといって、仏滅や赤口などを選ぶのも一つの選択としてはあるのですが、お子様のお祝い事なのでなかなか踏み切ることも出来ませんよね。でも最近はいわゆる「日の良さ」を気にする方は年々減ってきているのも事実。敢えて仏滅を選ぶことはありませんが、あまり気にする時代ではないのかもしれません。
ちなみにかなり以前のことではありますが、その昔結婚式は仏滅に行われることも少なくありませんでした。わざわざ仏滅を選ぶには理由があり、それは仏滅の翌日は必ず大安となります。
いわば新婚生活のスタートこそ最も良い日からスタートしたいという思いなんですね。

そもそも大安だ、仏滅だという六曜は日本独自の物で海外には一切ありません。しかも広く普及し始めたのは戦後とのこと。「六曜を信じるか信じないかはあなた次第!」ってことだと思います。生まれてくる六曜は選べませんし、入試の日だって選べませんしね。

ちょっと脱線しかけましたが、今年をきっかけに「お祝い事は週末」という慣例が少しは変化すればいいなと個人的に思っています。混雑が少なくなり、学校も企業もお祝い事に関しては寛容になり、毎日どこかでお祝いが行われるようになる・・・最高ですね。

さぁ平日の七五三に向けて、今から根回しとスケジュール調整をしましょう!