和装前撮りをするかしないか迷う方は少なくありません。
だってタダでできるわけではありませんし、結婚式が控えているのでなるべく出費は控えたいですものね、わかります。必ずすべきことでもなく、ドレスの写真さえあれば十分と考えることも出来ますしね。
するかしないか?迷っているあなたにささげる言葉は2つあります。
一つは「和装前撮りは一生に一度だけのもの」ということ。
言い方をを変えれば「結婚という節目だけの撮影」です。もちろん結婚式と関係なく撮影される方もいますがごく稀で、「しない」と決めた方は例え「しておけば良かった」と後悔しても後撮りをされることはほぼありません。つまり時期を逃すとそのまま時間が過ぎていくだけなんです。最近は結婚式をしない方も増え、「一生に一度」という言葉は以前のように響く言葉ではありません。
「和装前撮りしておけば良かった」と後悔する方はいても、「和装前撮りするんじゃなかった」と後悔する方は少ないんです。例え後悔したとしても「しない後悔より、する後悔」なんて言葉もありますので、どっちの後悔を選ぶかはあなた次第ではないでしょうか?
もう一つは「結婚の思い出は多いほど良い」ということ。
結婚という節目では式をしようがしまいが何かしら思い出ができるものです。祝福の言葉、新しい生活の始まり、環境の変化などその時は大したこととは感じなくても、時間が経過すればするほど自分を形成する大切な思い出と感じることでしょう。だから結婚の思い出は多ければ多いほど嬉しいものじゃないですかね?
常々申し上げていますが、和装前撮りは「もう一つの結婚式」だと考えています。だって婚礼衣裳を着て、二人で思い出を作ることですから形は違えど結婚式となんら変わりはありませんからね。しかも二人だけ、もしくは家族だけで過ごす一日なので本来の結婚式では感じることの出来ない体験が待っています。
人はどれだけ多くの経験をするかで人生が変わってくるのではないでしょうか?
楽しいことだけでなく、辛いこと、悲しいこと、苦しいことを経験したからこその価値観が感じられることもあります。和装の世界を知らずとも人生に傷は付きませんが、知っていれば人生が豊かになることもまた然りなのです。海外旅行に行かないより行った方がいろんなことを知ることができるわけですが、旅行と違い、和装前撮りは「いつでもできる」訳ではありません。このことだけしっかりと考慮して頂きたいです。
和装前撮りは数万円から数十万円の費用がかかります。
しかしその時に体験した喜び、楽しさ、そして思い出の写真は一生ものです。例えば費用が10万円だとして残りの人生が50年としたならば、1年当たり2,000円にすぎず、1ヵ月あたりにすると167円。たったそれだけの費用でいつでも思い出せる記憶と、いつでも見ることのできる記憶が残せるんです。その記憶と記録はお二人だけでなく、ご両親やお子様ともシェア出来ることも考えれば10万円は安くないですかね?
もちろん最後はお二人次第です。
しなくてもいいし、してもいい。和装前撮りなんてそんなものです。しかし「そんなもの」がお二人のこれからの人生を豊かにしてくれるのかもしれませんよ。でも迷っているということは本当はしたいと思っているのでは!?