ずっと懸案だったことがあります。
それはWedding Dress abitoという店名と打掛などの和装の整合性です。なんたって「Wedding Dress」という冠がついているので、常識的に考えれば、『ドレスのお店』と思うはずで、和装なんて取り扱っていないとも・・・。
でも当店は打掛はもちろん、振袖も卒業袴も七五三も創業以来取り扱ってきているんです。
ウェブサイトやブログ等でもこのようなお知らせはしてきていますが、でもやっぱり「Wedding Dress abito」という店名と和装は結びつかないわけです。これが長年の悩みの種でした。
それを解消すべく、約一年ほど前にロゴマークを作成しました。それがこちらです。
一応デザインされた植物は当社の屋号である「楓」をモチーフにしましたし、全体のデザインは香道(お香)のあそびで使われる源氏香から来ています。どうですか?和を感じますかね。
ちょっと物足りない気がしてきました。もっと和を感じるようにしなくちゃと思いはじめちゃったわけです。
こうなると誰も私を止めることは出来ません(笑) もう突っ走るのみです。
とはいえ、ロゴのデザインは全くの素人ですし、どうすれば「和」を強調できるのかすら五里霧中、暗中模索状態・・・・。
でもですね、こういう時っていつもそうですが、不思議と解決策に出会っちゃうんですよね。それもアンテナを張っているからこそなのでしょうね。
まぁ解決策というか、ある会社のデザインを見てはっとしたわけです。
そうして出来上がったものがこちらです。
ただし、これは原案に過ぎず、完成形は現在作成中です(といっても専門の方にお願いしてるだけですが)。
「和」というものを考えたときに、赤という色はまさにそれを象徴するものだと思います。またabitoという店名の下にKIMONOという文字を入れるだけで、和装を取り扱っているって直感的に分かって頂けるはずです。
文字もデザインすると言葉以上に多くを語ってくれます。
「和装扱っていますよ!」「ドレスだけじゃないんですよ!」と語りかけたり、文字にするより簡潔に、そして的確に伝わるような気がしています。
原案は楓のモチーフをデザインにしていますが、完成形はさらに和を感じさせる「扇」の形になります。どんなロゴマークになるのか、私も大変楽しみにしています。
これが完成したら長年の懸案から開放されると同時に、より多くの方に和装を扱っていることをお知らせできると思います。
やっぱり想いを形にするって大切ですね。
写真、手紙、誕生日プレゼント、エンゲージリング、結婚式、歌、洋服・・・・挙げたらキリがありませんが、想いを形にした物ってたくさんあります。もちろん言葉で伝えることも大切ですが限界もありますからね。
和のロゴマークができたらまたお知らせしますね!