この年の瀬になって留袖とモーニングの駆け込み需要が増えています。
今年は4月以降、結婚式のキャンセルや延期によって留袖とモーニングのお客様が殆んどお越しにならない状況が秋頃まで続いていましたので「何で?」という感じでしたが、お客様方より事情をお聞きすると「なるほど!」と納得することができました。
その理由とはこういうことです。
当初春に予定した結婚式を1月または2月に延期され、ギリギリまで「再延期」または「中止」の判断に悩んでいたものの、最終判断として「決行!」になり、やはりギリギリまで留袖やモーニングのレンタルをお待ちされていた方々が一気に押し寄せてくださったようです。(当初から1月2月の結婚式を予定されていたご家族も含みます)。
約1~2ヶ月前だと延期にしても中止にしてもかなりの費用を式場に支払う可能性もあるので、苦渋の決断だったことでしょう。
当店としましてはお客様が下したご決断を尊重し、粛々と衣裳をご用意するだけです。
この時期の結婚式は当初想定していた○○人のゲストをお呼びしてのものではなく、その殆どが新郎新婦とご親族だけのとても小さな形で行われると聞きます。お世話になっている方、親しいご友人と特別な時間を共有したかったのを我慢しての結婚式です。費用の面も含め、様々な事を検討した上でのものであるということもお分かりいただけたらと思います。
ご両家、並びに結婚式場には万全の感染対策を施して頂き、こんなご時勢の中での結婚式ですが素晴らしいものとなる事を願うばかりです。
何が正解で何が不正解かわかりませんが、一つだけわかっていることはあくまでも悪は「新型コロナ」ということです。そうですよね。