abitoのこと

レンタル代70,000円の留袖を利用した対価

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年を重ねれば重ねるほど、他の誰かに「褒められる」ことは次第に少なくなっています。


子供の頃はちょっとしたことが出来ただけで親や大人から「すごいね~」とか、「頑張ったね!」と言われたもの・・・・しかもお小遣いやお菓子などもその対価として貰えたり♡



でも大人になるとそんなことは滅多にあるわけでもなく、どちらかと言えば怒られることの方が多いかもしれません。でもでも・・・
 

本当は誰でも褒められたいもの


まぁありますよ、時折褒められることも。でもこちらも大人ですから「ちっ!社交辞令だな」とか、「口だけ~」とか勘ぐってしまってません?

ちなみに私は完全に勘ぐり派。幼少の頃の素直な心をどこかに置き忘れてしまっているのかもしれませんね。

しかし大人になっても本気で褒めて貰った場合はわかるもの。これが本当に嬉しいんですよね。



今日は「素敵な衣装ね」と褒められまくったお客様のお話です。


 

褒められた衣装はこれ

文脈からすると「あ~ドレスの自慢ね」と思われるでしょうが、不正解。

実は結婚式でお母様が着る留袖なんですね。そしてこちらがその画像です。
留袖新作 001

色合いの華やかさは抑えつつも、上品でエレガント。これまでの留袖の概念とは全く違った角度から作られた一品です。

留袖の柄と言えば「おめでたい赤」が主流ですが、この留袖には一切「赤」は使用されず、シルバーを中心とした中間色で彩られています。

なかなかない代物なので、目立つこと間違いなしですね。


 

お客様いわく・・・

「本当に素敵な留袖をありがとうございました」

ご返却時の第一声です。続けざまに「殆どの方に素敵な留袖だと褒められ、とっても嬉しかったです」と仰られ、その表情からもその喜びが伝わってきました。


ご一緒のご主人もそのことが誇らしかったのでしょう、素敵な微笑でお礼をしてくださいました。


でも一番に嬉しかったことは結婚式の主役であり、お二人のお子様である新郎から「似合っているね。」と言われたことのようです。子供から褒められることなんてないですものね、そりゃ天にも昇るような気持ちだったことでしょう。


 

お客様が衣装で褒められるということは・・・

こういう衣装で褒められたという話は私達にとっては勲章となります。

「お客様が褒められる」ということは間接的にではあっても、私達も褒められたようなものだと思います。

なによりそんな報告をしてくださるお客様の表情を見られることが何嬉しいことなんです。


 

気になるレンタル価格は

こちらの留袖のレンタル料はさていかほどなんでしょう、気になりますよね。

なんと!驚きの!予想外の!空前絶後の!
70,000円です。税別♡

なんたって当店の留袖の中でも最高峰に位置する商品ですからね。

「高い!」と思う方もいれば「せっかくだから」とか、「一生に何度もあることじゃないから」と思う方もいます。ぶっちゃけていえば、年間を通してご利用される方は決して多くはありませんが、ご利用くださった方のご評価は相当高いと言えます。

ちなみに当店において一番利用される留袖のレンタル価格帯は2.5~3万円。

これを考えると7万円は相当高額と言えますが、このクラスの留袖を結婚式場でレンタルすると軽く10万円は超えます。

そもそも3万円からしか用意されていないことが殆どですからね。


 

高額商品にはそれなりの対価がある

高額なレンタル価格の衣装をレンタルするとまず何より「高揚感」が生まれます。

新しい車やバックを初めて使うときのような気持ちが湧きでてきます。

そして「見られたい」という気持ちも生まれ、ヘアスタイル・メイクにも余念がなくなり、結果的により美しさと華やかさを演出することになります。

またこちらのお客様のように多くの方から褒められ、結婚式そのものがより大きな思い出となること間違いなしですね。

つまり高額なものをレンタルすると、知らず知らずのうちに内的、そして外的により大きな結果をもたらしてくれます。それこそがその対価と言えるのかもしれません。


 

まとめ

結果的に今日のブログは弊社の留袖自慢になってしまいましたが、それだけ大変おすすめな商品であるということです。

現在は以前に比べ、結婚式などの大きな節目でも「費用を出来るだけ抑えたい」という方が殆どです。



このことは弊社としても十分理解していますので、時流に合わせて「ドレス借り放題プラン」や10万円以下で叶えることができるロケーションフォトプチロケプラン」などをご用意しています。



しかし昭和の時代は「ここぞ!という時には金を出し惜しむな」「無理してでも良いものを」とい考えがありました。その理由は明白で、「お金を出した分以上の対価がある」ということを経験知っていたからです。


とは言え、その頃と景気も違いますし、時代も変わってきています。

安くても良いものはいくらでもありますし、何とかなってしまう時代です。



しかし「お金を出した分以上の対価がある」という真理はいつの世でも変わることはありません。

 

弊社としてはどちらのお客様にも喜んで頂ける商売を目指していますが、その「喜び」の質は間違いなく違うものであること言うことだけはお伝えしておきます。

 

栃木県民共済唯一の提携店が当店です

ちょっと思い返してみて下さい。

あなたは栃木県民共済に加入されていませんか?

えっ!加入されているんですね・・・・おめでとうございます♡

あなたは当店abitoの衣装レンタル、その他様々なプランを県民共済ご優待価格でご利用いただけます。

要はお安く利用できるんです、ラッキーですね!
 

県民共済加入者が当店で優待されるわけ

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はてさて、何故県民共済にご加入されている方をご優待するのか不思議ですね~。加入されていること以外に必要な条件は一切ないので加入済みの方はもちろんですが、明日ご加入される方もご優待いたします!

当店は栃木県内唯一の指定提携店なのです

abitoは栃木県民共済の唯一の提携貸衣裳店。なにも最近始まったことでなく、提携してからすでに20数年経過しています。

これまで数多くのご加入者様にご利用頂き、喜ばれています。人生の節目で着用する衣装はレンタルされる方が大半を占めますが、やはりそれなりの費用がかかってしまいます。でもご優待価格でとってもお得にレンタルすることができるんですよ!

なぜ今改めてお知らせするのか?

提携して20数年経ちますが、現在栃木県民共済は直営店である「県民共済ブライダルプラザ」という貸衣裳店を運営しています。まぁこちらのレンタル価格は破壊的威力でして、とても対抗することができません。できませんが、ブライダルプラザでは提供されていない「ロケーションフォト」や「振袖パックプラン」などを利用される方が増えていますので、改めてお知らせしようと思いました。

ドレスや振袖のブランド衣装もお安く利用できるのも喜んで頂いている理由の一つです。

通常価格よりぐっとお得になりますので、是非ご利用下さい。
※ご加入者は基本的に当店の店頭価格の20%OFFでご利用頂けます。

ご利用の条件

繰り返しになりますが、ご優待するに当たっての唯一の条件は「栃木県民共加入者様」であることのみです。

ちなみに県民共済は39都道府県で展開されていますが、栃木に限らず「東京都民共済」や「静岡県民共済」など他の都道府県の共済に加入されている方でもご優待いたしますので安心ですね。

また「加入してないんだけど・・・」という方もご安心下さい。ご優待はもちろん「加入後」となりますが、まずは加入前に衣装の見学やらプランのご相談をしてからご検討して頂けますからね。

 

やっぱり「いざ」という時のために必要な安心保障

県民共済とは簡単に言えば生命保険の一つとなります(火災保険もあります)。しかも月々の費用も手軽(2,000円~)なので、全国での加入件数はなんと驚きの2000万件!全国組織なのでとっても安心です。

七五三、成人式、卒業式、結婚式と人生の節目で晴れ衣装を着るタイミングと、今後の保障を考えるタイミングは同時期です。

お子様の病気やケガに備えて、七五三のタイミングで
大人への仲間入りで今後に備えて、成人式のタイミングで
社会で活躍するには保障も考えて、卒業式のタイミングで
新生活も保障があれば安心安心!、結婚式のタイミングで


このようにタイミングはバッチリ合っているので、貸衣装をレンタルするタイミングで県民共済に加入することを検討してみてはいかがでしょうか?

お手軽な月々の費用、安心の保障、すばやい保険金の支払い、そしてそして・・・

abitoでレンタル衣装、そして撮影プランなどを優待価格でご利用頂ける

良いことばかりです。

まとめ

なんやかんやと長文になってしまいましたが、お知らせしたいことはたった一つ

「県民共済に加入しているととってもお得に衣装をレンタルして頂けます」

ということです。

既にご加入されている方はレンタル費用の節約にもなるので、「安くなるならabitoに行って、話しだけでも聞いてみようか」・・・なんて気軽な気持ちでご来店下さい。県民共済に加入しているからこその特権ですので、検討だけでもしないともったいないですよ!





 

 

 

 

和装ロケーションフォトと来年3月挙式のお客様がご来店です

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最近は「平日休み」の方も以前と比べるとかなり増え、週によっては土日より多くのお客様にご来店頂くことも少なくありません。お店側としてもありがたいここの上なしなんですね~。

そして本日は金曜日。

さてさてどんなお客様がご来店くださったのでしょう?

 

本日は2組のご来店でした


「2組?少なっ!」と思われるでしょうが、ドレスショップの平日はこんなもんです。土日だって平均で5~6組、多くて8組ほどですからね。

 

一組目は来年3月挙式のお客様


こちらのお客様は完全なる「新規のお客様」ではなく、ある意味リピーターといっても過言ではありません。というのはご姉妹が2年前に結婚式のドレスをご利用くださってるんですよね。2年前はちょうど創業30周年ということで【サンキューサーカス】という特別なレンタルプランがあり、そちらをご利用くださったお客様のご姉妹です。

お母様、ご姉妹の3名様でのご来店でしたがドレスの試着を楽しんで頂けたようです。ブログでもお知らせしていますが、「ドレスお取り寄せプラン」もご検討されていましたよ。(ブログ記事 【ウェディングドレスをお取り寄せして試着するのが賢い選び方】)

今回もご来店頂けたということは、「2年前のご利用でそれなりにご満足くださったからなのかな?」と勝手に解釈して、勝手に喜んじゃいました♪

 

 

もう一組は和装前撮りのお客様


新婦様には既に一度ご来店して頂いているのですが、今回は新郎様の紋付袴選びと撮影日のご相談でした。
それにですね、何とロケ地はabitoにとって初めての場所!まだちょっとお知らせできませんが、パワースポットとして、また紅葉の名所として知られています。もしかしたらお客様と同じくらいに「初」を楽しみにしちゃっているかも♡

「2着目無料キャンペーン」にも大変喜んで頂けたようで、当店としましても嬉しい限りです。

最初は「和装前撮りの相談をしたいんですが・・・」といメールをいただいてのスタートでしたが、ありがたい事にご成約下さいました!!! 最高の写真、最高の一日を作り上げる事でお応えしなくては・・・ですね。気合が入ります!

 

 

まとめ


ウェディングのドレスやフォトウェディングでのご来店では「新郎」「新婦」お二人揃うことが一番ですが、平日なら「下見」や「ご相談」でお一人でお越しの方も少なくありません。また時間を気にせずにじっくりと検討したい方にも平日のご来店はおすすめです!

しかし「一人で行くと、知らぬ間に契約までもっていかれそうで不安」と思われる方もいらっしゃることでしょう。でもですね、当店に限ってはそんな事は全くありません。自分で言うのもアレですが、当店ほどヌルいお店ってそうそうありませんよ(笑)

まずは何でも気軽にご相談下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様とのホットライン♪Gmailで秘密のやり取り

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以前と比べるとお客様とメールでやり取りすることが断然多くなりました。

新規のお問い合わせ、ご相談、ご来店予約はこれまでどおりのメールアドレスとなりますが、「ご確認」「お見積もり」「お知らせ」などのご連絡には今後、Gmailでのやり取りとすることになりました。
 

何故新しいメールアドレスを用意したのか

これにはいくつかの理由があります。

 

新規と既存のお客様との区別

これまでのメールアドレスには新規のお客様からのご連絡、宣伝メール、迷惑メール、SNS等からのメールなど多くのメールが毎日届きます。既存のお客様からのメールが埋没してしまい、気付くのが遅れたり、開封したままになってしまう可能性があります。こうなるとお客様に迷惑がかかります。これまではそのようなことはありませんでしたが、メールがどんどん増加しているのでリスクを軽減する為に今回新たにアドレスを増やしました。
 

今のアドレスでのメールが届かない場合がある


これまで何度も折り返しのメールをお届けすることが出来ない事がありました。特にスマホなどの携帯キャリアのメールアドレスだと「迷惑メール」に分類されてしまいがちです。こうなると電話番号を知らない限り、連絡をすることが全くできなくなります。
当店としてはどうしようもない事なのですが、お客様からしてみれば「不誠実」と感じても致し方ないことです。

こんなリスクを回避する上でももう一つ、全く別のアドレスを用意すべきだと感じました。
 

結構な確立でGmailアカウントをお持ちだから


今回新たに用意したメールアカウントは「Gmai 」。既存のお客様からメールアドレスを教えて頂くのですが、やはり多いのは【●●●@gmail.com】、すなわちGoogleアカウントをお持ちの方が非常に多いということです。となればGmail同士が何よりですものね。

ちなみに次に多いのが携帯キャリアメール、その次がyahooメールと続きますね。

まとめ


お客様との連絡は電話が一番手っ取り早いですが、メールは時間を気にせずに連絡することが最大のメリット。そして連絡内容が保存されるので、いつでも確認する事が出来ます。だからこそ確実に連絡をする事が出来る確立を考えた場合、Gmailが最適だという答えに至りました。

ちなみに新しいGmailアドレスは公開はしておりません。あくまでも一度ご来店して頂いたお客様方と当店abitoとのいわゆる「ホットライン」です。「秘密のメールアドレス♡」みたいなものなので、お客様との距離も一層縮まるような気がしています。

 

 

 

「結婚式しない」でググってみると、そこには結婚式場の思惑が・・・

世の中、結婚式をされる方もいればしない方もいる。


そう、結婚式は「必ずすべきもの」ではないんですよね~。するかしないかはお二人次第であり、出した答えこそが正解なんです!間違いありません。



よく「後悔するよ~」なんてご意見もありますが、人生ってそんなものじゃないでしょうか?



「もっと学生時代に勉強しておけば良かった・・・」

「時間のあるうちに海外にバンバンいっときゃ良かった・・・」

「夕べあんなに呑むんじゃなかった・・・」



人生は後悔で出来ているといっても過言ではないですよね~。そりゃ「後悔する」ってわかっていたら、そもそも「結婚式をしない」という選択をするはずがないわけで、現時点では「後悔しない」と考えているからこそですものね。

未来のことがわかる人生なんて一つも面白くないはずです。


とはいえ、当店は「ウェディング」に携わる仕事をしていますから、ここ最近の「結婚式しない派」の勢力拡大にはとても寂しい想いをしているのも事実です。


「結婚式しない」というキーワードでググってみた



検索結果としてはいわゆる「結婚式しないカップル」を何とか取り込もうとするウェディング関連のサイトだったり、ブログだったりが大半を占めます。

「挙式だけ」「写真だけ」「格安婚」「少数婚」など結婚式をしないつもりのカップルにアプローチをかけやすいプランを展開している会社さんのサイトが並びます


でも「しない」と決めたカップルがわざわざ「結婚式しない」というキーワードで検索することって殆どないんですよね。だって「しない」と心に決めているんですからね。



そしてそんなサイトを色々と見てみると、ネガティブなことばかりが書いてあります。


例えば結婚式をしないと離婚率が高いだの、絶対後悔するだの、親が悲しんでいるだの・・・・当事者からすれば「ほっとけ!」でしょうね。


つまり結婚式しないカップルに「恐怖」「疑念」「不安」を訴える事で、一から考え直させる手法ですね。この手法はよく「健康」「美容」「進学」などで使われています。


『30代のうちにケアしておかないと、40代50代に取り返しのつかないことに』
・・・・・なんて良くあるフレーズですよね。これと一緒なんですね。



まとめ

数千円から数万円ほどの費用のことなら一旦決めた決意も翻意することもあるかもしれませんが、数十万円から数百万円となるとそうそう決意が変わることはありません。「自動車が壊れた」「家の建て直し」など必要に迫られたものならともかく、するもしないも本人たち次第の結婚式ではなおさらです。

そもそも「やらなかった後悔」があるということは、「やってからの後悔」もある訳です。

どちらの後悔にせよ、それは結果に過ぎません。結果は行動してはじめて得られるものでしかありませんよね。人間誰しも後悔するのが分かっていて決断、行動する人はいません。


ウェディング業界に身をおく人間として言えることは、「結婚式をするにしても、しないにしてもじっくりと検討してから決断してください」ということだけです。そこで出した答えは、例え将来後悔する事になっても現時点では絶対に間違った答えではないはずだからです。





 

abitoは結婚式場と「ほぼ」提携していない完全フリーのドレスショップです

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ウェディングドレスや打掛などのいわゆる「婚礼衣装」のレンタルをしているドレスショップ、または貸衣裳店の殆どは少なからず結婚式場と提携してるの現状です。「結婚式場からお客様を紹介してもらう」というこのビジネスモデルは昭和の時代から続いているものです。


「どこの結婚式場と提携するか?」
「いくつの結婚式場と提携するか?」




この2つが会社の成長、売り上げを左右するといっても過言ではありませんでした。そりゃ~結婚式の数がハンパなかったですし、衣装も新婦が4着着るなんて珍しくなかった時代ですからね。いわゆるBtoB(企業間取引)がメインだったわけです。


当店abito(当時はまだブライダルファッション楓)も他に漏れずに多くの結婚式場さんと提携してましたよ~。最盛期には同時に6つの結婚式場と提携していましてメッチャ忙しかったようです。※この私は入社前なので実体験してません


しかし時は流れに流れて、平成29年の現在は提携結婚式場はほぼ0

「ほぼ」という表現を使ったのには諸事情がありますが、詳しくは割愛させてください(大人の事情)


6⇒0となると誰でも「落ちぶれたね♪」と思われることでしょうが、実はそうでもありません。もちろん売り上げは比較になりませんが、会社的にはずっと目指してきたBtoC(企業対消費者間取引)を実践できるわけですから。提携ビジネスから脱却したことで得られるものはたくさんあります。

・結婚式場の顔色を伺うことなく、自分たちの好きなように仕事ができる
・全てのお客様に公平なビジネスをご提案できる (※注1)
・展示会などで他のお客様にご迷惑をお掛けすることがなくなる
・夏のビアガーデンのチケット、年末のおせち料理の売り上げノルマがなくなる
・意味不明な会議へ出席しなくて済む


特に注1のことはこれまでの懸案事項でした。


結婚式場と提携するとお客様を紹介してもらえたり、持ち込み料の負担が無くなります。これだけ見たらかなりのメリットなんですけどね。でも実情は違うんですね~。


例えばレンタル価格20万円のドレスがあります。

このドレスを結婚式から紹介してもらったお客様にご利用いただいても20万円そっくりがお店の売り上げになることはありません。まぁどの業界でもこんなことは当然ことですが、当店が経験した場合ですと良くて30%、悪いと50%がバックリベートになるので14万円、または10万円の売り上げとなります。

そりゃ紹介してもらってこその売り上げですから、当然と言えば当然です。でも問題はそこじゃないんです。


式場からの紹介だと30~50%減となるので、20万円のドレスは20万円でしかお貸しできなくなります。しかし他のお客様にはサービスで少しお安くできたりします。というかほぼサービスしていました。


同じドレスをレンタルするのにA様は20万円きっちり、B様は20万円未満となってしまう訳です。


このことがどうしても納得できなかったのですが、式場提携ほぼ0となり、全てのお客様に同じ価格で衣装をご利用頂けるようになりました。


もちろん提携結婚式場がほぼ0ということで、お客様のご紹介もほぼ0となりましたがよくよく計算して見るとそんなに変わんないな~と感じています。逆にお客様だけを見ることができるので、これまで出来なかったことも自由にできます。


例えば「ウェディング衣装借り放題プラン」

こちらは『ウェディングドレス・カラードレス・タキシード・白無垢・色打掛・紋付袴といった婚礼衣装を何着レンタルしても30万円!』というこれまでに無かったレンタルプランです。式場と提携していたら絶対に出来ません♪

そして「安心22プラン」

こちらは新郎新婦衣装各一着(洋装or和装)と親族衣装4名分、合計6着のレンタル価格が驚きの22万円ポッキリ♡ こんなプランも完全フリーのドレスショップだから出来る事なんですね~。


今後は日本の経済状況、結婚式の実施率、ウェディングの多様化、その他諸々のことを総合的に判断し、消費者の立場になって次々と新しいことを仕掛けていくことが面白く、且つ必要不可欠だと思っています。


実際、お客様には「面白いことやってますね」とお言葉を頂けたり、「衣装代を節約したい」という方にご来店頂いています。今でも式場で婚礼衣装を手配すると「総額100万円」、和装前撮りで「50万円」だったりすることもあるようです。まぁ30~50%のバックリベートが発生しますし、婚礼件数も減少しているので結婚式一件あたりの単価を上げるしか売り上げを維持できないですからね。
    ※abitoの和装前撮りプランキャンペーン  「2着目無料」やってますよ

でもこんなことをやっているとますます婚礼組数の減少は加速化するんじゃないですかね?自分たちで自分たちの首を真綿でじっくりじっくり締上げていることに少しでも早く気付かないと・・・。


ウェディング業界のディープな話をしてしまいましたが、要はabitoは身軽になり自由になったということです。


自分たちで選んだ道なので、abitoらしく、しっかりと前を見据えて進んでいきたいと思っています。







 

インスタグラムで「いいね!」が爆発した後はどんな反響が?

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先月の5月17日に「インスタグラムで大反響でした!『いいね』が300越え」というタイトルのブログをアップしましたが、果たしてその後はどうなったのか?


またフォロワーは急増したのか?



・・・・その驚愕で想像を遥かに超えた結果をご報告します。


まずおさらいしますと、Wedding Dress abitoのフォトウェディング専門インスタグラムは出来るだけ「一日一投稿」、そして自社で撮影した画像だけをアップすることを基本に始めました。もちろんビジネスをメインに考えてのことですが、弊社がアップした画像を見て和装前撮りやフォトウェディングを検討するカップルが増えたり、「こういう写真も良いね~」とお二人の撮影の参考の一端になればと思っています。


そして何気なく、いつもどおりにアップして、その後「いいね」が3日間に渡って押された画像がこちらです。
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「結婚式には出席することのできないおばあちゃんにせめて和装姿を見せてあげたい!」

そんな想いから、和装前撮りをご自宅で行った大変優しいカップル様の写真です。そしてこちらは最後の紅入れをおばあ様にして頂き、白無垢姿がこれで完成!という一枚です。

 

この画像をアップして少し時間が経った頃、「今回は反応が良いかも!?」と喜んでいたのを覚えています。インスタも始めて間もないので、ちょっとした反応に敏感だったんですよね。

そして時間の経過と共に「いいね」の嵐が吹きまくります。

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と、この日の「いいね」が331となった頃、嬉しすぎてブログに書いたのが冒頭の記事です。


さすがに「いいね」もそろそろ打ち止めだろうと思っていましたが、その後も増え続けた結果こうなりました。

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その数なんと1560いいね!

いつもなら(今でもですが)30そこそこなのが、この日だけはその50倍ですからね。こんな通常では考えられない状況になったとき、不思議なことに人間は現実離れした考えをします。私はこんなこと考えちゃったんですね~、お恥ずかしい♪

「もしかして間違えて有料広告をしちゃったのかも」
    ⇒ボタン一つで広告ができる筈がありません。

「インスタグラム本社にこの画像が認められた!?」
    ⇒んな訳があるはずない。

「も、もしかしてジャスティンBが・・・ピコ太郎になれるのか?」
       ⇒ここまでくると妄想ですね。



ちなみにインスタグラムでは投稿のインサイト(詳細情報)を見ることができます。この投稿に関するインサイトがこちら。

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インプレッション・・・投稿が表示された合計回数 87,000♡
リーチ     ・・・投稿を見たユニークアカウント数 80,000♡
エンゲージメント・・・「いいね」やコメント、画像を保存したアカウントの合計数 1,716♡
保存済み    ・・・投稿を保存したアカウント数 144♡



もう今後、こんなことは二度と起こらないだろうと思いますが1回だけでも嬉しいですし、あのドキドキは忘れられないですね。

よっ!一発屋


振り返って考えると、多分カリスマ的なインスタグラマーに「いいね!」され、それが広がりこんな結果になったのかなと。例え違っていても今後もこう思い続けていきます(笑)


しかしいつかは終焉がやってきます。

「いいね!」のお知らせがスマホを見るたび増えていった3日間が幻のように、4日目はうんともすんともならなくなりました。まさに「祭りのあと」のように静かで寂しい気持ちになりました。終わりってこんなものなんですねw


さてこのようなインスタ投稿の大反響はアカウントにどのような結果をもたらすのか?インスタをされている方は気になるところだと思います。


その結果は・・・・




「大した変化はもたらさなかった」

・・・これが答えです。


実際、弊社としましても「お問い合わせが殺到♡」とか、「フォロワー数が急増♡」とか期待してましたが、結果的にはフォロワー数が少し増えただけでした。(そしてこの時増えたフォロワーさんの殆どが数日の間にフォロー解除というあらわざw)


でも一旦知ってしまった蜜の味を忘れることは出来ません。またいつの日かこのような反響が頂けるように、地道に素敵と思われる画像をアップしていきたいと思います。


Wedding Dress abitoのフォトウェディング専門インスタグラムはこちらから
   
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abitoの屋号「楓」に込められた想い

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Wedding Dress abitoという当店の正式な屋号は「有限会社ブライダルファッション楓」です。


今でも長年お付き合いしていただいてる方々には「楓さん」と呼ばれることも。当店のスタッフも楓よりも「アビート」の方が馴染んでいる今日この頃ですが、ここに来て「楓」という名称がかなり秀逸だと感じるようになりました。それには理由があります。


■理由その1

当店は婚礼和装の魅力を発信し続けて、フォトウェディング、特に和装前撮りは主力の商品となっています。

そんな和装を中心としたプロデュースを手がけている会社名に「楓」が入っているとしっくりくるんですよね。ロケーションフォトウェディングでは春から初秋にかけては青紅葉、そして秋には色づいた紅葉が美しいロケ地で撮影しています。青紅葉も紅葉も楓の木です。

やはりこうなるべくしてなったと運命すら感じます。


■理由その2

楓という木にも花言葉があります。

「大切な思い出」「美しい変化」という意味があるそうです。「大切な思い出」はまさに当店の仕事にぴったりの言葉です。七五三、成人式、卒業式、結婚式などの人生の節目に、衣装や写真撮影で携わることをしていますからね。そして「美しい変化」も同様で、お客様の大切な節目をどれだけ美しく演出することができるかを創業以来追い求めています。


■理由その3

そもそも楓の木はとても美しく、見るものをホッとさせる植物ですよね。今時期は青々とした緑、秋には赤や黄色に変化し、一年のほとんどで楽しませてくれます。長らくabitoとして営業活動をしておりますが、最近になってこの楓の葉をモチーフにしたロゴマークを二つほど作りました。

ダウンロード (1)ダウンロード

一つがこれ
abitoロゴ
ウェブサイトはもちろん、印刷物や名刺などにも使用している当店のグランドロゴマークです。ご覧のように楓の葉がデザインされていますが、それだけではありません。全体的なデザインは日本古来の伝統文化である「香道」で使われる源氏香の図にある「紅葉賀」を元に作りました。

源氏香の図
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そしてもう一つがこちら
rogoシンプルに楓の葉をそのままに利用した和装用のロゴマークです。美しい朱赤の色にすることで、さらに和を強調することができているのかなと思っています。



この3つの理由から楓のビジュアルだけではなく、込められた想いや和を象徴するかのようなイメージが現在の当店の立ち位置と交差してると感じています。



「ブライダルファッション楓」という屋号を名付けたのは創業者である先代社長の堀創と堀紀子。

今となってはどんな想いで名付けたのかはわかりません。楓の木の花言葉などは全く考えなかったかもしれませんし、ただの「かえで」という響だけで選んだのかもしれません。しかし例え深い意図はなかったにせよ、楓という言葉がもつ不思議な力が今日に至らせていることは間違いないはずです。


現在世間で認知されている「abito」もすでに15年以上親しんでいますので今更変えることはありませんが、楓という名称も何らかの形でもう一度盛り上げて行こうと考えています。当店の和装部門の社内ブランド名としてはぴったりですからね 

abitoブログで一番読まれている記事はこれ

他の人がどんなブログ記事に興味を持つのか?


誰しも気になるところだと思います。当店のようなレンタル衣装を扱うショップのブログをご覧下さる方は、少なからず衣装というものを意識している状況に身を置かれていると思います。多分、色々とわからない「何か」を探し、当ブログにたどり着いたのだと思います。


そんな「何か」を探している方々に一番読まれている当ブログの記事がこちら。


『打掛を着付けるためには下準備が不可欠。手間をかけてこその衣裳です。』


当店としても和装、特に打掛に関しては力を入れて情報を発信しているので大変嬉しく感じています。やっぱり日本人といえども、打掛は未知なる衣装でわからないことばかりだと思います。だけど興味がある・・・だから様々な打掛に関する情報を入手することで身近に感じ、一歩前へ足を踏み出したいのかもしれません。


一番お伝えしたかった部分は「世の中なんでもそうですが、手間がかかる物ほど魅力的な物が多く、そして文化として根付くもの。代々受け継がれていくものでもあります。」ということ。

そしてもう一つが「伝統と文化が息づいた衣裳、それが打掛です。いつでもどこでも着れるものではなく、結婚という節目に専門の人間がいてこそ初めて着れるものです。結婚という機会を逃したら、ほぼ一生縁のない衣裳となります。」ということ。



何故2017年まで打掛という衣装が受け継がれてきたのか、そして打掛を着ることのできる機会はたった一度であるということ。このことを知るか知らないかでは打掛に対する考えや向き合い方が違ってきます。


「絶対に打掛を切るべき」、「伝統を重んじてこそ結婚式」なんて言っているわけではありません。ただ打掛を最初から選択肢から外すのではなく、ドレスと同様に一度は検討して頂きたいだけです。だって結婚式が終わってから後悔してもどうしようもありませんからね!



ドレスにはドレスの魅力、和装には和装の魅力があります。


食わず嫌いにならずに、まずは一口ご賞味してみてはいかがでしょう? もしかしたらとんでもなく美味しいかもしれませんよ!

貸衣装業の「嬉しいこと」と「残念なこと」

小学生から大学生までの幅広い層で「将来就きたい職業ランキング」でランクインすることのない貸衣装業。


一般的にもニッチなビジネスであり、消費者としても人生で関わることが数回という業界ですから当然のことです。それでも各県あたり数社の貸衣裳店がありますし、従事している方もそれなりにいます。そして私もそそのうちの一人。



この業界に入って既に20年の月日が流れましたが、この間に感じた「嬉しいこと」と「残念なこと」の上位3つを発表しちゃいます。


「嬉しいこと」


1.多くの方々の人生に関われる

「またまたそんな体裁の良いこと言っちゃって~」と思われるでしょうが、本音です。人間は誰しも、多くの方と関わりながら生きていくわけですが、「お客様」というある意味一期一会的でしかお会いすることのない方の結婚式をはじめとした、人生の大きな節目に「衣装」を通して携われる喜びがあります。
多分ドレスや振袖を借りたお店って忘れないと思うんですよね~。

そういった意味でもお客様の脳裏に記憶されているはずなので、大変光栄に感じます。




2.お礼やお土産を頂くことが多い

利用してくださったお客様から頂き物をする事が結構多いんですよね。もちろん頂いた「もの」もありがたいのですが、それ以上にその気持ちが嬉しいんです。だって衣装の代金はすでに頂いているのに、さらにですからね。
結婚式でご利用頂いたお客様からは新婚旅行のお土産、七五三のお客様からはお赤飯をいただくことが多く、それ以外にもお菓子や果物、野菜なども頂いております。




3.「綺麗なご商売ね」と褒められる

結婚式や成人式、七五三とおめでたく、華やかな出来事に関わる商売なので「綺麗なご商売ね、華やかな衣装に囲まれて仕事できるなんていいわね」といったことを良く言われます。現実はそうでもないんですが、一般的に見ればそう見えるんですよね。

そう見えるからこそ「やっぱりオシャレですね」とか、「お話がお上手ね」とかハードルをぐんと上げるようなお言葉を頂くことも。

嬉しいのは嬉しいのですが、自分たちではそう思っていないのでギャップを感じることも多々あります。

それでも一般的に見て「夢のある商売」と思って頂けるのは大変ありがたいこと。これが貸衣装業の存在価値の一つであると考えています。



一方「残念に感じること」



1.結婚式・お葬式をする場所を選びづらい

以前、当店がまだ数社の結婚式場と提携していた時期、自分をはじめスタッフが結婚式をやることになると「どこでやるか?」が問題になったものです。もちろん提携式場の中から選ばなければならない訳ですが、「あっちを立てればこっちが立たず」と言ったことになるので厄介です。式場側としても「いつも世話しているんだからうちでお願い」となるのは当然のこと。
お葬式も同じです。
当店は喪服を扱っているので数社の葬儀社と提携しています。先代社長の葬式は「通夜・告別式はA社」「仏壇の購入はB社」「四十九日法要はC社」と分散させて納得して頂きました。しかしもう一つD社もあったのですが、結局は利用せずじまい・・・半年後にはこのD社に提携を切られましたw

結婚式もお葬式も二度三度するものではないので、提携先への配慮が大変です。




2.子供のイベントに参加できない

この業界はサービス業ですから、基本的に土日祝祭日は仕事です。
平日休みに慣れてしまうと、土日って逆に休みたくなくなるものなんです。しかし子供が幼稚園や小学生の時に運動会や文化際などのイベントに参加できないつらさがあります。

大体、そういうイベントがある時期は業界の繁忙期と重なるんですよね。そう言う業界なので仕方ないのですが、子供の頑張っている姿をこの目で見れないのはとても残念に感じました。でも親以上に子供の方が寂しく感じたことでしょう。



3.横のつながりが希薄

冒頭でも書いたように、貸衣装業は地方の各県では数社のみ。その数社もいわゆる「競合」としての意識が強くてお互いに関わることは殆どありません。一般的にどんな業界でも組合的な団体があり、そこで交流し、悩みや問題を共有しながら切磋琢磨してますよね。そういうのが本当にうらやましく思います。

つまり一匹狼的なスタイルでライバル心を燃やしながら営業しているのですが、ここが昭和的で古臭く、残念に感じます。

ただ当店は関西や九州の同業者を中心とした勉強会グループに参加し、こちらで切磋琢磨を重ねているので問題なしですけどね。



ランキング圏外の業界でも、常に上位にランクインする業界でもその仕事に従事していると良いことも残念なことも同じくあるはずです。私も残念に思うことも書きましたが、「嬉しいこと」が消し去ってくれるからこそこの仕事を続けてこれました。今後は残根に思うことを少なくしていくのではなく、嬉しく思うことを一つでも多く作っていきたいと思っています。


人生に関われて、お金をいただけて、その上感謝されて、頂き物をし、褒めていただける貸衣装業。他の業界のことは殆ど知りませんが、この業界は本当に魅力があると思います。いつかギリギリでもいいのでランキングに入ることを夢見ますが・・・・99.9%無いでしょうね(笑)