結婚式、成人式、七五三と人生の節目節目に必ずと言っていいほど、日本人は記念の写真撮影をします。
この記念撮影、以前(約20年位前?)はある意味「義務的」だあったり、半ば「強制的」なもので、その当時の記念撮影の最大の目的は「写真を残すこと」だったのかもしれません。それが次第に「撮影を楽しむ」という目的になってきたのかなと感じます。
フォトスタジオもいまでは「ナチュラル系」が大半を占め、記念撮影というよりは「モデル撮影」に近いものになってますよね。
元々・・・というより、当店は今も昔もそしてこれからも「衣裳店」です。そんな衣裳店としては、やはり結婚式でも成人式でも七五三でも衣裳が最大限に映える撮影こそが最高だと考えます。もちろん今の流行の撮影も素敵ですが、それに迎合しようとは考えません。
ナチュラル系の撮影と一線を画するお店があっても良いですよね。
この6年間で当店は「和装前撮りロケーション撮影」を数多く施工してきました。
この実績と経験は自称「栃木県ダントツ」です。「自称」ですからね。
やはり和装と日本の四季、そして自然との調和はとても美しく、そしてこれこそ正真正銘のナチュラル系だと思っています。スタジオという閉ざされた空間より、木々に囲まれた野外の方が人は緊張しないのは当然どころか、表情も堅くなりません。
もちろんロケーション撮影にもデメリットがあります。
・天候に左右される
・季節に左右される
・移動時間が必要
しかしメリットはデメリットを超越します。
そもそも考えてください。
ドレス・打掛・振袖・七五三祝着は「衣裳」です。非日常の衣裳ではありますが、スーツやデニムやニットと同じ衣裳です。つまり「撮影するだけのために身に付ける」ものではありません。歩いたり、座ったりと動いてこその衣裳であり、お祝いの衣裳なんですよね。
ただ撮影をするだけじゃもったいない!と思いませんか?
言葉で説明すると長くなりますが、この写真を見て頂けるとその意味がわかるかと思います。
この季節が来るたび想い出せる撮影、そして家族で過ごした時間。
思い出の写真を残すことはもちろんとっても大切です。でも結局はデータであろうが写真であろうが物質である以上、いつも持ち歩くわけにはいきませんし、もっと踏み込めば消失するかも否定できません。でも記憶という思い出は常に頭の中にあります。
いつでもどこでもすぐに蘇らすことができます。
当店はご家族にに大切な記憶を共有して頂ける撮影を目指しています。このような撮影を突き詰めて「ロケーション撮影」にたどり着いたわけです。
今後は和装前撮りだけでなく、成人式・七五三はもちろん、家族撮影もロケーションを行っていきます。お蔭様で全てのカテゴリーにおいてご予約を頂けています。
和装と洋風スタジオというギャップのある組合せが主流の現在ですが、そんな今だからこそどっぷりと和に染まる撮影の美しさをお客様にお知らせして行かねばと感じる今日この頃です。
三月の梅、四月の桜と和を象徴する季節が近づいてきています。
ぜひお気軽にご相談下さい。