前撮りやフォトウェディングにおいて、お客様から多くリクエストいただくのが「自然な感じの撮影」というもの。
「自然な感じ」というとても曖昧なリクエストで、定義付けするのは大変難しいのですが、敢えて言葉で表現するのであればこういったことになると思います。
・カメラ目線でないもの
・動きのあるもの
・型にはまらないもの
こんな感じでしょうか。
また追記するのであれば「自分達では撮れない写真」「俯瞰的視点の写真」「風景に溶け込んだ写真」とも言えます。
最近、当店では「自然な感じ」というリクエストに対して、このような撮影を行っています。
情緒ある風景に和装姿のお二人が溶け込んでいます。
「一緒に歩く」「顔を向かい合わせる」「微笑む」「お話しする」がこの一枚に凝縮され、まるでお二人に偶然出くわし、ついシャッターを下ろしてしまったような雰囲気がある写真となりました。
自然な写真とは要はカメラをはじめ、ほか一切に対して意識しない姿の写真ともいえます。
他にはこんな写真もあります。
やはり動きがあり、カメラ目線でなく、「二人で何かをしているような・・・」といった物が自然な感じの写真と言えますね。
自然な雰囲気はとても素敵ですし、間違いなく残しておきたい写真ではあります。しかし同じようなものばかりではちょっと寂しい気もします。
カメラマンにお任せして、しっかりとカメラ目線のポーズを残すことも大切ではないかと考えます。最初は緊張したり、上手く笑顔になれなかったりしてしまうものですが時間の経過と共に慣れてくるものです。それがロケーション撮影の最大のメリットです。
時折、「こんなこと恥ずかしくてできない」とかおっしゃられることもありますが、そう言ったことも含めて思い出となるものです。このような写真撮影は人生において一度限りのことですし、見たことのない世界へ一歩足を踏み出して、未体験を楽しむことは間違いなくお二人の人生を豊かにしてくれるはずです。
『この時』にしか出来ない事があります。
「また後で」「次は必ず」ということが不可能なわけですから、思いきって飛び込んでみてはいかがでしょう。