数日前、新しい振袖ロケーション撮影を行ってきました。
正式な撮影画像はまた改めてこちらでご紹介しますが、ちょっとだけ先行的に公開します。
まずは今回の趣旨ですが、「全く新しい」「他では行っていない(県内)」に加え、成人式を迎える二十歳の方が本当に撮りたい前撮りを念頭にしています。おそらく多くの二十歳がスタジオ等で撮影した前撮り写真はお友達に見せたり、インスタに上げたりはしていないことでしょう。
その理由は様々あるのですが、要は「見せたくない」「上げたくない」わけです。
もしかしたら前撮りの写真ってそういうものなのかもしれません。
でもそれを打破していかなくてはなりません、前撮りを手掛ける側としては・・・。
でこんな感じで前撮りしてきました。
ロケ地はなんていうことのない場所。
ポージングは前もって決めず、その場その場で感じた雰囲気で。
最も重きをおいたのは表情です。無理して笑顔にする必要性はないですし、ご本人もこちら側が思うほど笑顔の写真は重要ではないんですよね。
そしてもう一つ。
令和の時代にアレですが、近未来を感じさせるライティングの中での一枚。
あ、ちなみにどちらともカメラマンの写真ではなく、私がiPhoneで撮影したものですのでお間違えの無いように。
振袖→abitoオリジナル七宝無地(深緑)
ヘア→リングエクステを使用したポニーテル&水引
今回の撮影は何といってもロケ地、つまり撮影場所にこだわりまくりました。
こちらの他、路地裏や目を引く映える場所、定番の竹林、路上など「これでもか!」というくらい撮影しまくりました。もちろん全て宇都宮市内ではありますが、仕上がりを見たらきっと「ここどこ?」と思ってもらえるはずです。
私が厳選に厳選を重ね、「ここだ!」と感じた場所だけです。
おそらく今回のような前撮りをしているのは今のところ県内では当店だけ(東京にはありますが)。
こういった撮影を望む方もいれば、全否定の方もいることでしょう。それでいいんです、全ての方に受け入れていただけるなんてまず無理ですからね。
もしかしたら「これいいじゃん!」と同じような撮影を企画するスタジオもあるかもしれません。
ですが全く同じにはなるはずがありません。なぜなら私の感性で企画し、カメラマンの感性で撮影し、お客様の感性でポージングしているので個性の集合体だからです。※ロケ地は公表しません
市内をくまなく歩き続け、何度も何度も考慮し、選び抜いた場所での撮影です。全てはお客様のためであり、オリジナリティを創造するためです。
次回は次回でお客様のご要望に沿って、また新たな撮影場所を厳選するという、いわゆるオーダーメイド。これこそ本当の意味でのオリジナルなのかもしれません。振袖の前撮りは二十歳という二度とない時間に作る思い出ですから、それに相応しい企画をご提案していきたいと考えています。
和装前撮りのロケ地についての当店の見解
当店はおよそ10年前よりロケーション撮影事業を展開してきました。
当初は若山農場(若竹の杜)、中央公園、掬翠園の三ヶ所だけだったロケ地も、年々増やし続け、今では十ヶ所以上となっております。その中には当店が初めて撮影を行った場所も少なくなく、他の業者さんも撮影を行うようになってきました。
基本的に撮影ロケ地は私自身が現地を訪れ、景観はもちろんのこと、様々な観点から判断して「こちらは!」と感じた場所を使わせて頂いております。
しかし不思議なもので、これまで何十回と撮影を行わせて頂いたロケ地でも訪れるたびに新しい魅力やスポットを発見したりします。なので3年前と現在では撮影するスポットが全く違っていることなどもあります。もっと言えば、当店の場合は同じロケ地でもその都度違った撮影を行っているワケです。
正直なところ、例えばロケ地での撮影の場合に予め撮影するスポットを固定してしまえばとても楽なんです。
Aでお二人の立ち姿、Bで番傘、Cで歩いている姿、Dで振り向き・・・このように流れを作ってしまえば時間的なロスもないですし、サクサク撮影が進みます。でも当店はこういった撮影はしていません。
それでは流れ作業ですからね。
ロケーション撮影では「季節」「時間」「天候」など毎回毎回違ってきますし、もちろんお二人の雰囲気や衣裳、ご要望も違います。このように撮影ごとに違う条件の中で固定した枠にはめ込むのは無理があると考えています。そのため、撮影の度に馴染んだ見慣れたロケ地であっても「もっと違うものがないか?」と常にアンテナを張っています。
例え同じ撮影スポットだとしても、角度を変えたりするだけで全く別物となる場合もあります。これが楽しく、私は好きなんです。そんなことでお客様に喜んで頂けることが私、そして当店の糧となります。
先日、日光の田母沢御用邸で撮影がありました。
こちらにはこれまで何十回と訪れ、多くのカップル様の和装前撮りをさせて頂きましたがまだまだ隠れた魅力ある撮影スポットが存在しています。そのひとつがこちらです。
ここは旧紀州徳川家の大名屋敷が移築された場所で、この襖は紀州徳川家のお抱え絵師作のもの。
ちなみに現存する大名屋敷は今ではこちらだけになっており、それだけでもかなりの価値がありますよね。こちらの大変貴重な襖の前で、和装前撮りには欠かせない「正座」の撮影を行いました。
大名屋敷で実際に使われていた襖とともに和装撮影が出来るなんて、かなりのプレミアムだと思いませんか?
こういった場所で撮影が叶うのも、慣れた場所でも常にアンテナを張っているからこそのことだと思っています。全てはお客様に価値を還元する為に行っている事なので、報われるとただただ嬉しいのひと言です。
例え同じロケ地であっても、当店のお客様にはより魅力ある思い出を残していただきたいですからね。この積み重ねがあったからこそ、これまで多くのカップル様に当店をお選びいただけたんだと思います。
当店の和装前撮り、和装ロケーションフォトのお客様は「価格」で当店をお選びされるわけではありません。
その殆どが「写真が素敵だから」と言ってくださいます。中にはこんなことを言ってくださったお客様もいらっしゃいます。
『前撮りを安くしようと思えば、他にも色々なお店がありました。もちろん比べてみたんですが、残す写真は一生モノです。例え価格が安くても、仕上がりが納得できなければ意味がありません。そしてabitoさんの写真は他と比べて圧倒的に素敵だったのでお願いしました。』
ほんとうにありがたく、嬉しく、全てが報われました。
お二人にとっては一生に一度の和装前撮りであり、フォトウェディング。
この事を撮影の度に思い起こし、お二人に向き合っています。そしてこれからも変わることはありません。
おそらく当店のお客様に対する向きあい方はある種独特なのかもしれません。
もしかしたら本当はもっとビジネスライクにすべきなのかもしれませんが、それが出来ないのがabitoであり、私なので致し方ないですよね(笑)。
【重要】駐車場のご案内
当店Wedding Dress abitoの駐車場について改めてお知らせいたします。
基本的に当店の駐車場は平日と土日祝日で場所が変わります。出来るだけお分かり頂けるようにご案内しているつもりなのですが、お間違えになる方もいらしゃることから再度お知らせすることに致しました。
まずは当店の道路側から見た全体図をご覧下さい。
奥にある建物が当店となります。
【平日の駐車場】
平日はレンガ道を建物に向かって進んで頂き、その奥が駐車場となっております。「狭い!」とか等々、評判は芳しくありませんが何卒ご容赦下さい。
【土日、及び祝日の駐車場】
土日と祝日は当店の建物の前にあるこの広い駐車場をお使い頂けます。
ただし平日はご利用頂けませんので、お間違えのないようお願い致します。こちらはお隣の企業さんがお休みの日限定で利用させて頂いています。
※土曜日の場合、お隣の企業さんが営業されることもありますのでその際は平日用の駐車場のご利用をお願い致します。
なお駐車場における人身・物的事故、火災、盗難等につきましては当店では一切責任を負いません。何卒ご了承くださいますようお願い致します。
以上、平日及び土日・祝日の駐車場についてご説明致しましたが、わかりづらいようであれば直接お問い合わせ下さい。また平日の駐車場のご利用に不安がおありの方は別の駐車場(徒歩3分)をご案内いたしますので、お気軽にお声掛けください。
電話回線復旧致しました
日曜日(5月8日)の朝以降、もしかしたら当店に電話が掛けられなかった方もいらっしゃったかもしれません。大変ご迷惑をお掛けしました。
その日は朝からコイツ(下画象)の調子が悪く、電話が繋がらない状態の時間帯がありました。
NTT光回線ONU
既に新品と交換し、現在は復旧いたしております。
コイツがだめだと電話はもちろん、有線やネットも全て使えなくなるので厄介です。その日の朝も「有線が聞こえない!」・・・ここから原因を探り、ONUに辿りついたワケです。元々調子が良くなく、時折回線が遮断することもありましたが、その都度電源を入れ直すことで復旧していたのでそのまま誤魔化し誤魔化ししていたツケがきたワケです。
運良く?昨日、一昨日と定休日だったので最小限のご迷惑で済んだはずです。
日曜日はそれまでと違って、日に何度も回線遮断していたので「そろそろダメかも」と思っていたところ、定休日に警備会社から「回線確認が取れていません」との連絡をいただいて「やっぱりダメかー」と諦め、NTTに連絡を入れました。
ありがたいことに本日午前中までの代替品の配送の手配をいただき、無事完全復旧となりました。
電話が使えないとお客様にご迷惑がかかりますし、ネットが使えないと仕事になりません。有線が流れないと店内の雰囲気がよくないですし、警備会社との回線が止まってしまうと防犯、防災が出来なくなります。確かにONU一台で全てを担ってくれるので大変便利ではありますが、今回のようにこれ一台がダメになった場合のリスクが高すぎると感じました。
NTTさんの対応の速さは見事なのですが、こうなってしまった場合の緊急対応できる手段があれば安心なんですけどね。
今回の件での反省点は「調子が良くない」と気付いた時点で何らかの対処をすべきだったということです。何でもそうですが、その場しのぎは後の災いの元でしかないので、キッチリと対処すべきですね。反省、反省。
25年前のabito
懐かしい写真が出て来ました。
これらは全て25年前、1997年当時のabitoの2階を写したものです。
今みると「古っ!」「時代を感じる」と思ってしまいますが、当時は細心のデザインでこぞって花嫁がこれらのドレスをご着用されていました。今でも覚えていますが、これら(パネル)の中で最も人気があったのは左端の黒×ゴールドのドレス、五番目の水色のドレスも人気でした。
今、これらのドレスがあったとしたら試着だけもする方っていますかね?ま、いないでしょうね(笑)。
また奥側にもご注目頂くとわかりますが、この当時の当店は「衣裳展示」というスタイルではなく、「衣裳倉庫」のような感じでした。「これだけのドレスを取り揃えています!」「全てのドレスをご自由にご覧下さい!」だったんですよね。
こちらは同じ角度から撮影した現在の姿です。
外出しドレス0、トルソー0でまるっきり違います。また今では和装が中心となっています。
こちらは25年前の別角度。
鏡に映ったフィッティングルームの扉のご注目を。まるで住居のような表現しづらいピンク、そしてトイレで良くみるマークが・・・・。実際にトイレだと思われたお客様も少なくありませんでした。
そして現在の姿がこちら。
扉はカーテンに。
曖昧な色合いの壁紙、床はシンプルなものへ。
こちら側には一切衣裳は展示しておらず、比較すると寂しいくらいですね。
今みるといろいろと思うこともありますが、当時は当時なりの想いがあったわけですし、その時があったからこそ今があるわけですから否定することは出来ません。ただ思うのは25年経った今も弊社が存在させていただけているという感謝の気持ちです。
館内もスタッフも、そして事業内容も随分と変わりましたが、要は時代の変化に対応することが出来たからこその「今」だと思うんです。そしてそれはこれからも続きます。「古きを訪ねて新しきを知る」ではありませんが、もしからしたらこの25年前の写真にこれからのヒントが隠されているのかもしれない・・・見つかりませんでしたが(笑)。
時に過去を見つめるのもいいものですね。
成人式ロケーション前撮り
今年は成人式ロケーション前撮りが多く、既に昨年の実績を遥かに超える勢いです。
始めたのが2017年の4月からでしたので、ちょうど5年が過ぎ、今年は6年目ということになります。最初のお客様がこちら!
桜満開の中での前撮りでした。
しばらくは年に数件ほどでしたが、昨年あたりからお問い合わせと共にご契約も増えて来ました。ご案内しているロケ地は数多いのですが、最も人気の場所はこちらなんですよね。
若竹の杜さんの竹林です。
これまでこちらで何十組と撮影をしてきましたが、未だに根強い人気を誇ります。
その他ご案内しているロケ地は以下の通りです。
・岡田記念館(栃木市)
・掬翠園(鹿沼市)
・中央公園(宇都宮市)
・紅葉
・桜
また日光の中禅寺湖や田母沢御用邸などもご要望に応じて、ご対応しています。
以上ご紹介したロケ地であれば、皆さんがご想像される振袖のロケーションフォトを叶えることができます。もちろんロケ地によって違いはありますが、どちらも素敵な場所ばかりです。
だからこそ当店だけでなく、他のフォトスタジオさんでも撮影で使われています。
そこで当店ではそれらのロケ地に加え、「abitoだからこそ」の場所での撮影をしていくことを進めています。特に場所が決まっているわけでもなく、当店独自の視点で選び抜いたところでの撮影でオリジナリティを出していきます。
以前もご紹介しましたが、その第一弾がこちらでした。
いわゆる街中での撮影です。
他店では撮影しないような、それでいて雰囲気のある場所での撮影でした。
そしてまた今月にも新たな撮影をしていきます。
すでに撮影場所はピックアップしており、間違いなく最高の撮影になるはずです。県内ではなく、東京のフォトスタジオさんにも引けを取らないような前撮りを目指しています。
「他がやらない事をする」・・・こういうのっていつでもワクワクします。
次の前撮りはabito史上最高のものにしたいですし、その次はさらに最高のものにしたいと常に思っています。来月上旬にはまたこちらでお知らせできると思いますが、今から楽しみで仕方ありません。
乞うご期待!です。
白無垢での和装前撮り
当店が和装ロケーションフォトを始めた頃(9年前)に比べ、白無垢をお選びになる花嫁が多くなってきています。
色打掛は全体的な色、色とりどりの柄や刺繍でとっても華やかさがあり、今でも人気は健在です。一方、白無垢はその名の通り、「白一色」ではあるものの格式や厳かを感じられ、「THE 花嫁衣裳」と言えます。
今日は3月下旬に前撮りをされ、つい先日結婚式を終えられたお二人をご紹介いたします。
花婿さまは黒紋付羽織りに黒縞の袴、新婦様は白無垢(洋髪)での前撮りでした。
ご覧になられておわかりだとは思いますが、それはそれは美男美女のスーパーカップル様でした。この日は3月末ということもあり、風が冷たく、結構な寒い日でした。
しかしそれを感じさせない爽やかな微笑。何をしても絵になるお二人です。
さてこの白無垢ですが、全体ではこんな感じです。
薄っすら映る織りの柄が立体感を演出しています。
この一枚ですが、めちゃめちゃヤバイですね!
ドライフラワースワッグとの組合せ、花嫁様の表情と相まり、まるでモデルさんのようです。こちらは当店のウェブサイトでも使わせて頂きたいと思っています。
お二人は大変親しみやすく、穏やかなカップル様でした。
和装前撮りは緊張される方も少なくないのですが、お二人は撮影スタートから楽しまれていたようです。だからこそ表情も自然なんですね。
お二人のこの雰囲気はどこから来ているのだろう?
その答えはこちらの画象でお分かり頂けるのではないでしょうか?
ご両家のご両親も撮影にお越し頂いたのですが、終始賑やかで全員ノリノリ♪
これが答えです!
このようなしっとりとした雰囲気も大変素敵なお二人でした。
心から楽しまれているお二人、そしてご両家をみているとこちらまで伝染し、楽しくなって仕方がありませんでした。
花婿さまのお母様の留袖のお支度をさせていただいたこともあり、挙式を直前のお二人にお会いすることも出来ました。その際に「もうすぐですがご気分はいかがですか?」とお尋ねしたところ、「楽しみでワクワクしています!」とお答え頂いたのがとっても印象的でした。
きっと賑やかで楽しすぎる結婚式となったことでしょう!
素敵なお二人、ご家族の思い出の1ページに携われたこと、大変うれしく感じています。
どうぞ末永くお幸せに!そしていつまでも変わらぬ素敵なお二人でいて下さい。
この度は誠におめでとうございました。並びに当店をお選びいただきありがとうございました。
柄ナシ無地振袖のご紹介(リベンジ編)
これまで何度か「柄ナシ」「無地」「黒一色」の振袖をご案内してきました。
・・・が、どうも上手くお伝えすることが出来てないというか、自分的に納得がいっていないものですから再度挑戦です。そうリベンジです。
「柄ナシ」「無地」「黒一色」の振袖と文字で表わしても、想像は難しいと思うんです。本来であれば、現物を見て頂くのが何より手っ取り早いわけですが、そうも行きませんからね。
これが一番わかり易い画象ではないかと思います。
お客様が実際にご着用した時の画象はこちら
百聞は一見に如かずですね。
そしてつい先日ではありますが、このシリーズに緑が加わりました。
黒と色が違うだけで、生地も織柄も全く一緒です。「緑」とは表現しましたが、実際は深みのある緑でとっても素敵な色です。ご覧のように渋めでかっこいい系ですので、「かわいい」とは一線を画す感じではありますが、他の方の目線を奪うことは必至です。
こういった振袖は小物合わせも妥協せず、かっこいいを突き詰めた方が素敵だと思います。
例えばこんな帯で合わせたら最高すぎるかもしれません。
粋ですよね。大人ですよね。他にいないですよね。
黒もさることながら、こちらの深緑も個性的な二十歳に大変お勧めの振袖です。「柄ナシ」「無地」「一色」の振袖は最近は人気で、「黒」は見かけることも多いのですが、こちらのような深緑はかなりのレア。黒より優しく、少し大人な感じです。
このGWに入ってから振袖コーナーで展示を開始しましたので、お客様の今後の反応が楽しみです。
黒も深緑も当店の完全オリジナル振袖なので、abitoにしか存在しません。日本でただ一着だけの振袖ですので、「絶対人とは被りたくない!」という方には溜まりませんね。
今後もカラーを追加していき、シリーズを広げていく予定です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さいね。
留袖の展示開始しました
当店では創業より結婚式でお母様がご着用される「留袖」を長きに渡ってお取り扱いしております。
これまでご利用くださった着数は数え切れないほどで、それは現在でも続いています・・・・というより、ここ最近は以前にも増している状況です。ちなみに当店ではおよそ200着ほどの留袖を揃えています。
お客様の年齢や体格、ご希望等に応じた留袖をお出しし、ご試着していただくシステムです。つまりつい先日までは一切留袖を展示しておらず、バックルームよりお出ししていたワケです。
数日前のブログにも書きましたが、最近はハイクラスの留袖人気が高いです。
そのような留袖はやはり直接見て頂かないと、その素晴らしさや価値を感じて頂けません。実際レンタル価格だけではそのクオリティーは伝わりませんし、「高い!」と拒否半応すら起こりますからね。
しかし普通のお買い物でも同様だと思いますが、やはり良い品をみると少しは魅かれると思うんです。日用品など生活に密着している物品ならば、コストパフォーマンス重視となりますが、車や時計、旅行などある意味非日常のお買い物では「せっかくだから」「後で後悔しないように」と、当初の予算オーバーかもしれませんが検討はされるのではないでしょうか?
息子さん、あるいはお嬢さんの一生に一度の結婚式において、お母様というお立場でご着用される晴れ着の留袖でもそのようにお考えの方が増えてきているんですね。
そこでこれまでしてこなかった留袖の展示を開始致しました。
ご覧のように「展示しました」といっても、わずか五着ほどです。
ハイクラス留袖、個性的留袖、落ち着きのある留袖を並べています。こうすることでどんな留袖があるかをおわかりいただけますし、比較検討しやすくなるのではないかと考えています。
「結婚式の主役は花嫁」
よく言われることですが、それならばご両家のお母様は準主役です。メインキャストです。
そしてお母様だって女性ですから、晴れの場でご着用される衣裳はワクワクしてお選び頂きたいと思っています。そのワクワクを少しでも演出できたらと思い、今回このような展示を開始致しました。
週に一回の頻度で展示留袖もチェンジしますので、その都度撮影し、ある程度まとまった時点で「留袖一覧」という形でブログでもご紹介していきたいと思います。
ご来店の際はぜひ展示留袖をご覧下さい。
裏メニュー② 「叙勲記念撮影」
一年で最もレンタルの多い衣裳はなんだと思いますか?
abitoにおいてはダントツでモーニング(モーニングコート)です。
ご利用のその殆どが結婚式でのお父様のお衣裳としてとなりますが、それ以外でもご着用いただく事があります。ごく僅かではありますが、喪服としてご利用頂くことなどもあります。この場合、社葬での実行委員長というお立場でのご利用です。
その他、春と秋の叙勲でのご利用もあります。
ちなみに叙勲とは国や地域などへの長年の貢献、功績を讃えて勲章をいただくことです。
勲章の授与式でのご着用で毎年このモーニングをご利用頂くわけですが、数は少ないですが叙勲の記念撮影もお受けしています。名誉あることから、記念にその姿を写真に残すお手伝いをしております。
先日、その叙勲の誉れに列せられたお客様の記念の撮影をさせて頂きました。写真掲載のご許可をいただきましたので、こちらでご紹介させて頂きます。
左胸に勲章、そして賞状ともに凛々しいモーニング姿での一枚です。
ご試着から撮影まで私が担当させていただきましたが、大変物腰が柔らかく、まさに紳士!私には想像もできない戦中のことなどもお話しいただき、いろいろと勉強になりました。
実はこの他、奥様とのお二人での撮影もいたしましたが、そちらの画象は当店判断で割愛いたしました。
仕上がったお写真のお渡し時には大変喜んで下さり、後日アルバムの増刷のご注文もいただきました。ご家族にお贈りするとのことでした。
このようなお写真はご家族はもちろん、ご親族にとっても大変な記念であり、子々孫々まで受け継がれるものだと思います。このような特別な撮影を当店にお任せ頂けたこと、大変光栄に思っております。
今回ご紹介した叙勲でのご着用モーニングのお貸し出し、及び記念撮影のサービスは当店のウェブサイト等ではご案内はしておりません。いわゆる裏メニューのようなものですが、何故か毎年ご利用頂いております。もちろん喜んでお受けいたしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。