abitoの和装ロケーション撮影名物「鶴シャワー」。
たくさんの折鶴に囲まれつつ、さらに折鶴が舞う中の正座ポーズです。
この鶴シャワーを始めたのは今年の桜ロケから。当初は当店側が「鶴シャワーやりません?」と半分強制的(笑)にこのポーズでの撮影をしてきましたが、最近では「「鶴シャワーお願いします♡」とのご要望をいただくようになりました。
和装姿に折鶴・・・こってこての「和」の組合せですが、結果的にはどこかカジュアルな感じになります。「折鶴」というおめでたい物が空を舞う姿は華やかで、まるでお二人を祝福しているかのようです。またお二人の動きのある姿が残せるということも人気の理由です。
この鶴シャワーはほぼ当店のオリジナルポーズです。
とは言え、「これいいね~」と思って真似てくださることもあるでしょう。全く問題ありません、ドンドン取りいれてください。
しかし!
この鶴シャワーはそう簡単なものではありません。
生みの親である当店でも実際の撮影現場ではTake7くらいになることも少なくありません。想像以上に難しいですので、取り入れる場合は覚悟して下さいネ♡
難しくさせる理由はいくつかあります。
・タイミング
・高さ
・飛び具合
・角度
・折鶴の数
・シンクロ具合
などなど。
一見、新郎新婦が折鶴を投げ上げていると思うかもしれませんが、実際は違うんです。ま、そこは企業秘密ということでシークレットにしておきます。
またこういった「瞬間」を捉える撮影で忘れがちなのが表情です。
鶴だけに集中してしまうと表情がなくなったり、口が開いたママになったりすることもあります。集中しながらも「笑顔」になることが何より大切といえますね。
とっても楽しみにしていた前撮りも、いざ本番を迎えると緊張してしまうものです。そんな緊張を解す大きな役割をこの鶴シャワーは担ってもいます。お客様からの支持があり、緊張を解きほぐしてくれる一つのイベントとして、この鶴シャワーはabitoの和装前撮りになくてはならないショットです。
まず何より、この大量の折鶴を用意することから始めてみてくださいね。
「結婚式するより全然楽しいじゃない」
「結婚式するより全然楽しいじゃない」
これは昨日の和装ロケーションフォトの最中に、新婦のお母様が言われた言葉です。
昨日のお客様は結婚式はされないカップル。今の時代、「結婚式をしない」という選択は珍しくもなく、入籍されるおよそ45%がそうだといわれています。
理由は様々ですが、結局のところ自分達の「価値観」と「結婚式」がマッチングしないからではないかと思います。
「結婚式はしない」だけど「結婚の形は残したい」・・・・そう思われるカップル様にも当店のロケーションフォトをお選びいただく事が増えて来ました。
当店としましては結婚式をされるお二人の「和装前撮り」、そして結婚式をされないお二人の「和装フォトウェディング」を特別に区別はしていません。そもそも和装ロケーションフォト自体を「もう一つの結婚式」と考えているので、どのようなお二人が来たとしてもやらせていただくことは何ら変わりません。
・一生の思い出となる写真を提供する
・撮影したその日をお二人の記念日となるように心がける
・撮影そのものを楽しんでいただく
・お支払いくださった金額以上の価値を感じていただく
・日本和装の魅力を知っていただく
これらのことを常に考え、お客様をお迎えしご対応しているつもりです。
冒頭の花嫁のお母様から頂いた「結婚式より全然楽しいじゃない」という言葉。
私達が思い描く和装ロケーションフォトをご提供できたからこそ頂けたのかなと思いました。もちろんとても嬉しく、有難く感じました。
これまでも他店のロケーション撮影に興味はあまり持たず、ただただ当店ならではのロケーション撮影を極めていこうとだけ考えていました。価値とは競い合うものではなく、付き詰めて行くものですしね。しかし昨日いただいた言葉により、競合相手を意識するようになりました。
その相手とは「結婚式」そのものです。
撮影と儀式の違いはあるものの、思い出を作るという点ではある意味ライバルとなり得るのかなと。結婚式以上に楽しい時間を提供することを今後は意識し、「もう一つの結婚式」としてのロケーションフォトをまた一歩前進させていきたいと考えています。
これから和装ロケーションフォトの最盛期を迎えるに当たって、いい意識を持てたことは何よりです。お客様から教えていただくこと、導かれることが本当に多く、素敵なお客様に恵まれていることが本当にありがたいです。
県外から電車でお越しの際は最寄り駅までお迎えに行きます
Wedding Dress abitoは以前に比べて県外からお越しくださるお客様が非常に多くなっています。
一番多くが「和装ロケーションフォト」のお客様で、次にドレスレンタルの方ですね。さすがに成人式の振袖や七五三の衣裳レンタルが目的でお越しになるお客様はいらっしゃいません。
またどちらからお越しになるかというと「東京」が最も多く、ついで「神奈川」、「埼玉」「千葉」と続きますが、同じ北関東である「茨城」や「群馬」からは意外と少ないのが不思議です。
そして県外からお越しになる場合、その殆んどが電車を利用してです。
当店の最寄り駅は2つあります。
最も近いのがJR雀宮駅です。
こちらは新幹線の停車駅であるJR宇都宮駅から東京方面(上り)で一つ目の駅で、宇都宮駅から約7分で到着します。この雀宮駅から当店までは車で約7分ととても近いんです。
もう一つの最寄り駅は東武宇都宮線の西川田駅。
当店からは約8分と雀宮駅とそこまで距離は変わりませんので、こちらも車ならあっという間につきます。
県外から電車を利用して当店へお越しの場合はこの二つの最寄り駅であればお迎えにいきますので、お気軽にお申し付け下さい。もちろんお帰りの際は駅までお送り致しますのでご安心を。このサービス意外と喜ばれているんですよね。
だって約7~8分とはいえ、タクシーを使おうものなら1000円ほどかかりますし、駅に必ず客待ちタクシーがいるとは限りませんよね。「時間」「お金」ももったいないですし、何より「お迎えされる」という気分は嬉しいものです。もし私が逆の立場だったらこういったサービスはとてもありがたく感じます。やはりお客様へのサービスは提供側の「自己満足」ではなく、「お客様目線」のもので無くてはならないと思います。
そうでないとただの押し付けになってしまう可能性もありますからね。
最後に・・・
栃木県の宇都宮という、首都圏からみたらただただ田舎でしかない街にある小さなお店に来て頂けるのは本当にありがたいことです。
その理由を付き詰めれば「魅力ある商品と思って頂けた」ということ、そして「都会にはないコンテンツのご提供」を感じていただけているのかなと分析しています。
特にロケーション撮影に関しては「栃木の魅力」があってのこと。
やはり「日光」というブランドは栃木県民が思っている以上に魅力的のようです。当店としてはそのように魅力を感じてもらえる場所がより思い出深くなるような撮影と仕上がり、そして楽しい時間をご提供することで、栃木県をもっと身近に感じて頂けたらと考えています。
都会には都会の魅力があり、田舎には田舎なりの魅力があります。
わざわざ遠くから時間をかけてお越しくださることに対して、出来るだけのご対応をしたいと思います。
追記
お帰りの際、殆んど方が「わざわざ宇都宮に来たからには餃子が食べたい」とお考えのようです。
そう言った場合は最寄り駅でなく、餃子店へもお送りしますので遠慮なくお申し付け下さいネ。餃子をいっぱい食べ、お土産も買い、この宇都宮にたくさんお金を落としていって下さい♡
紅葉ロケにおすすめのアイデア画像特集
この秋に紅葉の中で和装前撮りをされるカップル様必見!
紅葉ロケだからこその撮影アイデアを特集しました。
紅葉ロケをこの秋に控えているカップルに参考にして頂ければ嬉しいです。
紅葉の葉を入れた足元写真
苔の上に色付いた葉が落ちたシチュエーションで敢えて足元だけを写すのもいいですね。
下半身だけを写すことで、お二人だけにしかわからない物語を感じさせます。見る側はいろいろな想像ができるのでGoodだと思います。
結婚指輪写真
花嫁用の末広の上にお二人の指輪と紅葉した楓の葉。
「秋」という季節感に溢れ、日本情緒を感じる一枚です。
別バージョンがこちら
末広ではなく、お二人の手を重ねての撮影です。
どちらも素敵な写真となるので、両パターン撮影しておけば安心ですね。
さて、どちらとも楓の葉を使っていますがここでアドバイスです。
楓の葉は落ちているものではなく、枝についているものがいいでしょう。やはり落ちている葉はちょっと汚れていたりしているので、綺麗なものがおすすめですよ。
また一色だけでなく、二色三色を組み合わせるとグッと雰囲気が良くなりますからね。
紅葉の葉でメッセージ
お互いにメッセージを書いて「証拠」にするのもナイスなアイデアです。
出来れば見やすい色のペンで書くのがおすすめです(笑)
紅葉シャワー
落ち葉を集めての紅葉シャワーも素敵な一枚となります。
イチョウの葉は比較的集めやすいのですが、紅葉はなかなか難しいものです。また色打掛より白無垢での方がより効果的かもしれません。
紅葉とシルエット
ちょっと儚げな雰囲気の写真も思い出深いものになります。
こんな和を感じながらのロマンティックさは紅葉の時期ならではのもの。皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょう?
イニシャルオブジェ in 紅葉
秋以外でもよく使われることのあるイニシャルオブジェ。
周りに紅葉の葉があると雰囲気がありますよね。あえてぼかしたお二人の姿がとても印象的になります。
最後に・・・
せっかくの紅葉ロケですから、「秋」という季節感を存分に演出したいものです。
今回ご紹介したアイデア写真はほんの一部で、まだまだいろんなバージョンがあります。アイデアをネットで検索するのも一つの手ですが、特に決まりがあるわけではないのでお二人で考えてみるのもいいかもしれません。
どんなに素敵に見える写真でも、そこに「想い」がこめられていなければ価値は半減してしまいますからね。和装前撮りでは写真という「記録」を残すだけではなく、思い出という「記憶」も残していただきたいです。
紅葉ロケまであと少し。
季節の変わり目で体調を崩さず、元気いっぱいで撮影にのぞんでください!!!
足利・佐野エリアでの和装前撮りもお任せ下さい
昨年の秋に足利での和装前撮りプランを作ってから一年が経ちました。
それ以前は県南での撮影プランはありませんでしたが、どういうわけか県南からお越しくださるお客様が意外に多く、「わざわざ県央まで来ずに、お住まい近くでの撮影をご提供したい」との想いから足利エリアでの撮影プランにまで手を出してしまいました。
こちらは足利市にある「松村記念館」での一枚。
そしてこちらは足利市のアイコン的観光地である「足利学校」での一枚。
発表してすぐに一組のお客様を撮影しましたが、その後、この夏まではお問い合わせすらありませんでした。しかし秋が近づくにつれ、佐野足利エリアでの撮影のお問い合わせが増えて来ました。
・松村記念館
・足利学校
この二つのロケ地のお問い合わせはもちろんですが、他にも「織姫神社」「唐沢山神社」での撮影を希望される方からご相談等もあります。
半年間、一切お問い合わせが無かったにもかかわらず、ここに来て急に増えたことに少々驚いています。
その理由としてはいくつかあると思うんです。
ネガティブに考えれば「たまたま重なっただけ」となりますが、偶然にしては多すぎるんですよね。だからポジティブに考え、「ウェブサイトの情報がようやくGoogleさんに認められ、多くの方の検索に引っかかるようになった」と思い込んでいます。
佐野・足利のエリア、つまり両毛地区は栃木県県央エリアとは雰囲気が少々違うと訪れるたびに思います。
やはり埼玉、群馬との県境にあるのでいろんな文化が入り混じっているのでそう思うのかもしれません。またこれまでそうそう両毛地区に行く機会が仕事上でもプライベートでもなかったのですが、撮影などで度々足を向けるようになって「魅力のある街だな」と思っています。
特に足利市は映画やドラマの撮影ロケ地として、活発に誘致活動を行っているだけある魅力に溢れています。
その雰囲気を言葉で表すのはとても難しいのですが、私なりの見解だとこうなります。
「都会でもなく、田舎でもないちょうどいい具合の街」
「ゆっくりと時間が過ぎる街」
「歩きまわるのが楽しそうな街」
こんな感じですかね?
以前は宇都宮から足利まで出向くとなると2時間ほどの時間を見なければなりませんでしたが、現在では北関東道もできたので50分もあれば十分なくらいになりました。日光へロケへ行くより近いんですね。こう考えると意外と近いかなと思います。
ある方のお話しによると、佐野足利エリアで和装前撮りのロケーション撮影をされているフォトスタジオさんは少ないとのこと。そして宇都宮で足利まで撮影に行くのはWedding Dress abito、つまり当店だけのようです。私達は撮影の為ならどこへでも出向きますよ~!
これまでで一番遠くだと、宇都宮から車で3時間ほどかかる湯西川の温泉旅館での撮影もしたくらいですからね。
なかなか行き来のない「県央」と「両毛地区」ですが、いざ行ってみると改めて発見することがたくさんあり、お互いに自分達のエリアにはない魅力が見つかるものです。
佐野足利エリアでの和装前撮りは地元の方にはもちろんですが、県央や県北の方々にもおすすめできます!
ちょっとアウェイを感じながらの撮影も楽しいものです。全てが新鮮で、新しい人生を始める前の特別な撮影にピッタリなのかもしれません。11月中旬以降には足利も美しい紅葉に染まりますので、紅葉ロケにもおすすめですよ。
佐野足利エリアでの和装前撮りはぜひ当店にご相談下さい!
今年最後の紅葉ロケーションフォト相談会を開催します
10月にはいってすっかり秋めいて来ましたね。
あと一ヶ月もすると栃木県も北部から紅葉が始まります。そう、和装前撮りに最高の季節の到来です。
今年は6月から紅葉ロケの相談会を開催し、これまで合計3回開催して来ました。そしてこの10月に今年最後の相談会を開催しますので、ご検討中の方、またはご興味のある方はお気軽にお越し下さい。
開催は10月8日より10月21日まで連続しての開催ですが、毎週火曜日だけは定休日となっておりますのでお気をつけ下さい。
相談会では【ロケ地のご紹介】【プランのご説明】【衣裳のご試着】【簡単お見積り】【先輩カップル写真のご紹介】はもちろん、ちょっとした疑問や質問など、何でもご相談いただけます。
また今回は今年最後の相談会となりますので、特別な特典をご用意致しました。
正直申しまして、紅葉のトップシーズンの11月の土日祝祭日の撮影受付はほぼ空きがございません(完全にではありません)。その為、当店は平日の撮影をお勧めしています。そこで平日での紅葉ロケをご成約の方にはもれなく「打掛二着目無料」という特別な特典をプレゼントいたします。
土日祝祭日に比べて、ゆっくりと余裕を持って撮影できるのも平日撮影のメリットです。しかも「二着目無料」なので、白無垢と色打掛両方の撮影が追加料金なしで叶える事ができます。通常は一着追加は3万円ですので、とってもお得です。
平日であれば人気の日光での紅葉ロケもまだまだご案内可能です。その他、当店ではご案内できる紅葉ロケスポットがたくさんありますので、お好きな雰囲気の紅葉をお選びいただけます!
限られた期間でしか撮影できない紅葉ロケ。
決めるならこの10月がギリギリですし、この10月はとってもお得です。
ぜひ相談会に参加して頂き、疑問や不安を一掃し、一生の思い出となる紅葉の中での和装前撮りをご検討下さい。
Wedding dress abito前撮り専門サイトはこちらから
和装用下着「肌襦袢(はだじゅばん)」にも種類があります
打掛、振袖、留袖、喪服など和装には様々な種類があります。
面白いですよね和装って。だって既婚者と未婚者で着用できるものが分けられていたり、「立場」や「目的」によって着る和装が変わったりするんですから。私も以前はこんな和装を「面倒な衣裳だな」と思ったものです。しかしよく考えるとそこにはちゃんとした理由があるんですよね。
私見ですが、和装とは洋装と違って「自分の為に着る衣裳」というよりは「他の方の為に着る衣装」ではないかと思います。
打掛は披露宴をより華やかに演出する為の和装、
留袖は他の方に自分が親族であることを知らせる和装
振袖は未婚である事を知らせる和装
喪服はその黒という色で死者を弔う衣裳
こう考えると単に面倒な衣裳ではなく、日本ならではの文化伝統である「おもてなし」が存分にこめられた衣裳なんですよね。
そんな和装はやはりキッチリを着たいものです。その為には和装用の下着である「肌襦袢」にも十分気を遣いたいものです。
肌襦袢は大きく分けて二つの種類があります。
一つは婚礼用、もう一つは一般和装用です。
一般和装用肌襦袢
まずは画像をご覧下さい。
こちらは前から見た一般和装用肌襦袢
後ろからみた画像
一般和装とは何をさすのでしょう。
最も簡単に説明すれば、「白無垢」「色打掛」「本振袖」以外の和装となります。
種類として明記するならば以下の物になります。
「振袖」「留袖」「色留袖」「訪問着」「付下げ」「色無地」「小振袖」「小紋」「喪服」
婚礼和装用肌襦袢
こちらも画像でまずはご覧下さい。
こちらは前からの画像
後ろからの画像
その違いとは?
一見だけでは「何が違うの?」「同じじゃん!」と思って当然ですよ。同じ素材で同じ白、そして同じフォルムなのでパッと見では分りづらいですが、一ヶ所だけ違いがあります。やはり画像の方が分りやすいので、こちらをご覧下さい。
婚礼用を下に一般用を上に重ねてみましたが違いが分りますでしょうか?
その違いは「襟口の深さ」なんですね。今度は後ろからの画像で見てみましょう。
婚礼用肌襦袢の襟の深さは一般用に比べると約4倍くらいあります。
何故違いがあるのかというと、着方、言い換えれば着付け方に違いがあるんですね。
婚礼用和装は後ろ襟をグッと下に抜いて着る衣裳です。
改めて見るとかなり下に抜いているのがわかりますね。
もし打掛に一般用の肌襦袢を使用してしまったら、間違いなく見えてしまいます。また見えないように着付けをしてしまうと、打掛本来の美しさを十分に発揮できません。やはり婚礼用和装には婚礼用の肌襦袢でなければいけません。これは絶対です。
肌襦袢にまつわるあるある話
当店の打掛のレンタル、和装前撮りのお客様には「婚礼用の肌襦袢のご用意が必要です」とご説明しています。
すると「肌襦袢持ってます!」というお客様は少なくないのですが、その殆んどが成人式で使ったものだったり、ご家族がお持ちの肌襦袢なんです。しかし婚礼用ではないので使用は出来ません。
なので殆どの場合、当店で婚礼用肌襦袢をご購入して頂くかレンタルをして頂いております。
どうせ肌襦袢を購入するなら・・・・
前述で「婚礼和装には婚礼用肌襦袢が絶対」と書きましたが、これには続きがあります。
婚礼用肌襦袢は一般和装でも使用が出来るんですよね~これが!
既婚者の方は今後婚礼和装を着る機会はないでしょうから、もし肌襦袢を購入する場合は「一般用」がおすすめです。でも成人式や卒業式の為に肌襦袢を購入する場合は「婚礼用」がいいかもしれません。その殆んどの方が未婚ですから、結婚式や前撮りで和装を着る時にも使えますし、その後の一般和装を着用する時でもOKですから長く使えます。
つまり無駄がないんですね。
婚礼用の肌襦袢は全ての和装で使うことができるので、とっても便利なんです。
最後に・・・
人生において和装を着用する機会はそう多くはありません。
なのでせっかく購入した肌襦袢も役目が終わると「ほったらかし」にされることが多く、次に使う場合にどこにしまったかわからずに結局また新たに購入されることも大変多いんです。そして購入した後に何故か出て来る・・・なんてあるある話もよく耳にします。
ですから購入した肌襦を使用した後は綺麗に洗濯し、軽くでいいのでアイロンをかけてからビニール袋に「肌襦袢」を大きく書き、下着または靴下などを入れている場所に保管しておくといいでしょう。そこは毎日開け閉めする場所ですから絶対に忘れる事はありませんし、空気の入れ替えになり色が変わることもありませんからね。
いずれにせよ、肌襦袢は和装を着用する上で絶対に欠かせないアイテムであるということお忘れなく!
今日は特別にいつもと違うスポットで撮影
季節も夏から秋へと移り変わり(・・・といっても暑い日もありますが)、ロケーションでの和装前撮りが増えて来ました。
ここのところ栃木市の岡田記念館で撮影が続いていましたが、本日は日光の田母沢御用邸で撮影。三連休初日ということで日光市内は混雑していましたが、御用邸ではストレスを感じることなく、スムーズに撮影する事ができました。
これまで多くのカップル様の撮影をこちらの田母沢御用邸でさせていただいており、毎回変化を付けての撮影をしてきましたが今日はこれまで撮影したことのないスポットで撮影しました。いつも同じ撮影じゃワクワクしませんし、楽しめません。やっぱり我々スタッフが楽しまないと、お客様だって楽しいはずないですからね。
本日新たに追加した撮影スポットは二つ。
一つ目は田母沢御用邸の東門です。
石造りの門の奥には美しく苔色が広がり、花嫁花婿を敢えて離してパチリ。こういうアングルも素敵ですね。
もう一つは正確には田母沢御用邸内ではなく、隣接する情緒ある街並で撮影。
奥に行くに従って上がっていく傾斜と板塀と並木が奥行きを深くしてくれています。一見では「京都?」と思わせる雰囲気が以前から気になっていましたので、今回このように撮影してみました。思った以上に素敵な撮影スポットで、今後はできる限り利用したいと思っています。
また今日の撮影ではお二人のご意向でもあるあるアイテムを使っての撮影もしたのですが、面白い使い方が浮かんだので実行したら結構良かったので、後日ご紹介したいと思います。それにしても美男美女は何をしても美男美女のままなんだなぁ~と改めて感じました。素敵なカップル様の思い出の撮影に携われて光栄な一日となりました。
本日のロケーションの地である日光田母沢御用邸は一ヵ月後には美しい紅葉に包まれます。
残念ながら土日の撮影予約は埋まってしまいましたが、平日の撮影であればまだまだご案内可能です。本日ご紹介したような素敵な撮影スポットが溢れる最高のロケ地ですので、ご興味のある方は是非ご相談下さい。平日撮影なら素敵な特典をお付けしますよ!
☎028-655-0975
✉info@kaede-abito.com
ゲストハウスでの和装前撮りに遭遇・・・その時思ったこと。
先日、たまたま通りがかったウェディングゲストハウスで、和装前撮りをしていました。
普段、仕事として和装前撮りをしている身としては親近感を感じながらも、全くの部外者の立場からその様子を見ることが殆んどないのでとても新鮮な気持ちになりました。
その時の様子を簡単に説明すると、色打掛姿の花嫁と黒紋付姿の花婿が式場のプランナー4~5名にアテンドされながら撮影に望まれているようでした。私が見かけた時はちょっとカジュアルな雰囲気の撮影をしているようでした。
こんな感じですかね。
お二人とも緊張しながらも、楽しそうにしていました。
和装の前撮りを屋外でする・・・・いわゆるロケーション撮影ですが、こんな様子を見ると数年前とは比較にならないほど浸透してきたなと感じました。またやっぱり和装っていいですね。
もしこの時、ドレスとタキシードの撮影だったら見過ごしてしまったかもしれませんが、華やかな色打掛だったのでいやでも目に入りますからね。それほど婚礼和装は存在感があるものなんです。そして一見して「花嫁さんだ」と認識できるほど、日本人にとって身近なものとも言えます。
ただゲストハウスの和装前撮りと当店の前撮りには決定的な違いがあるとも感じました。
どちらがいいかと言うことで無く、あくまでも考え方の違いです。お互いにメリット、デメリットがありますがどちらを選ばれるかはお客様次第。その決定的な違いと言えば、当店は完全に「和」をトコトン追求する前撮りをご提供しているということです。
婚礼和装を着て撮影するのが和装前撮りですが、当店では撮影場所も和にこだわります。
日本の歴史を感じる場所。
和の風情を感じる場所。
和の自然と季節を感じる場所。
つまり婚礼和装がより輝きを放つ和を感じるロケ地での撮影をこれまでも、そしてこれからもご提供しています。
式場さんの敷地内での撮影はどちらかと言えば「和洋折衷」ですが、敢えてギャップを楽しむ撮影をご希望の方にはぴったりです。しかも結婚式の打ち合わせ等でお世話になっているプランナーさんもご一緒してくれるのでとても安心ですし、移動も少なく快適に撮影をすることが出来ますからね。
一方、当店のロケーション撮影は式場さんのそれと比べると結構大変です(笑)
車に乗って移動して、現地について歩いたり座ったり・・・・基本的に歴史ある建物なので式場と比べると様々な面で違いがあるのは当然です。でもだからこそ和にトコトンこだわった前撮りができるとも言えます。季節によっては暑さや寒さを感じますが、それも含めて一生の思い出となりますし、これまで撮影させて頂いたお客様には「とてもいい思い出になりました」「素敵な撮影をありがとうございます」「楽しかったです」と言っていただけているので自信を持っておすすめできます。
いずれにしましても結婚という人生の大きな節目だけにしかご着用で着ない衣裳である、白無垢あるいは色打掛で思い出を残すことはとても大切なことではないでしょうか?どんな形にせよ、和装の思い出をぜひ作っていただき、その後の人生のよき糧として頂きたいと思います。当店の和装前撮りは結婚式場さんとは全く違うものですが、その価値には自信があります。
せっかくの和装前撮りで、和の衣装である打掛をお召しになるのですからトコトン和にこだわってみるのもいいかもしれませんよ。
どうぞお気軽にご相談下さい。
Wedding Dress abito和装前撮り専門サイト
七五三の衣裳はお子様の身体に合わせて補正することが大切です。
明日から10月と言うことで、秋も本番に近づいて来ました。
秋と言えば七五三の季節。
どんな衣裳にするか、親子で悩むのも楽しみの一つですね。最近では七五三の衣裳も古典的な柄だけでなく、様々なタイプがありますから選び甲斐があるという物です。
本来、和装は着付けによって着る方の体のサイズに合わせるものですが、七五三だけはちょっと違います。お子様の身体に合わせて、衣裳を補正することでジャストサイズでご着用するものなんです。
その補正も年齢によって変わります。
三歳の被布と七歳の振袖の場合は「裄」の調整、五歳の羽織袴の場合は「裄」に加えて、「羽織丈」も調節するのが本来です。
それぞれの調節についてご説明します。
まずは「裄」。
裄とは簡単に言えば手の長さのことで、お子様の場合は月齢によって裄の長さにもばらつきがあります。短すぎるとツンツルテンに見えてしまいますし、長すぎるとだらしなくみえるものです。節目のお祝いの衣裳ですから、きちっとピッタリサイズで着用したいものです。
画像で見るとわかりやすいですよね。
例えば10cm裄上げする場合、右で5cm、左で5cmと左右対称で調節します。
次に羽織丈です。
羽織丈の長さの基準は、お子様が着用した時に裾がちょうどひざ裏にくるくらいになる長さです。やはり羽織丈も短すぎても長すぎても宜しくないですからね。
羽織の場合、画像のように丈上げします。しっかりと縫うのではなく、軽く纏る感じですね。
また丈上げは衣裳の中に着る長襦袢もしなくてはなりません。
つまり着物と長襦袢の二つを丈上げするので、結構手間が掛かっているんです。
そんなことで、この仕事に「針仕事」は欠かせない訳です。
お子様の七五三、そして衣裳姿がより映えるようにチクチクとひと針ひと針心を込めているんです。
他のお店やフォトスタジオがどのようにされているかは全く分かりませんし、知りたいとも思いません。例え他がどんな感じであろうとも、当店は創業から変わることなくこの作業を続けていますし、今後も変わることはありません。
わたし達スタッフの想いが少しでも伝わっていると嬉しいのですが・・・・。