ウェディングの宣伝に海外モデルが多いけど、もういいんじゃないですかね?

ずっと不思議に思っていたことがあります。


結婚式場はもとより、ドレスメーカー、はたまた和装メーカーまで宣伝のために海外のモデルを多用してきたのですが、個人的には「何故日本の結婚式の宣伝に海外の花嫁?」「日本人が着るドレスなのに海外モデルでいいのか?」と思っていました。まだこれらは納得できる部分もあるんです。だって西欧風の会場だし、そもそもドレスはあちらが本家ですしね。


でもやっぱり海外のモデルが打掛を着ているのはどうかと思うんです。打掛は日本発祥の日本の伝統的婚礼衣装なのに、わざわざ海外の方をモデルにする意味が全くわかりません。例え宣伝だろうと、そこにだけは踏み込むべきではないと考えています。海外の方が打掛を着るのはなんとも思っていませんのであしからずです。



さて、何故こんなにも海外モデルを多用されてきたのか?

それは目立つ為です。敢えて言うなら「差別化」とか「特別感」を演出したいがためでしょう。明治維新により、鎖国政策に終止符が打たれ、欧米の文化がそれこそどっと押し寄せてきた明治時代。欧米列国の文化を目の当たりにして、日本人は巨大なカルチャーショックにみまわれた後、羨望の気持ちが芽生えました。だからこそそれまでの衣食住の文化を捨て去り、欧米の文化を積極的に取り入れてきました。


こういった新しいものを環境に合わせて取り入れていく能力は日本人ならではの事なのですが、それ以来「欧米すげぇ~」という気持ちを持ち続けているのでしょう。だからこそ日本人モデル<海外モデルというある種引け目というか、劣等感が根付いているからこそ、21世紀の現在でも海外のモデルを起用する事がステータスと思っているのかもしれません。



しかし今後は現実主義の時代となります。


バブル景気の頃、ブランドを買いあさり、とにかくお金を使いまくった頃は理想主義の時代だったのは間違いありません。しかし現在はやみくもにお金を使う時代ではありませんし、納得したものにしか出費しない傾向にあります。


呑みに行くより自宅でのんだ方が安上がり
高価なブランドの洋服より、時代にあった流行りのデザインをファストファッションで揃えた方が賢い


こんな風に考える時代です。


身長が高く、肌もとっても白く、鼻高々で手足の長い海外の女性が日本の結婚式場のモデルになっていても、「こんな風にできるんだ!」なんて思いませんよね?自分の結婚式をその画像によってイメージする事は困難極まりないことです。だったら実際の結婚式の画像がたくさんあった方がイメージしやすいですし、その方がお二人にとって親切な宣伝ではないでしょうか?


ウェディング業界はある意味「夢」を売る業界なのでイメージ戦略も大切な事は間違いありません。バブル時代にはまさにうってつけの戦略だった海外モデル起用、しかし20年以上も経過した2017年でも変わらぬ手法を続けているのは時が止まったままと言わざるを得ません。結婚式をこれからされるお二人にかけ離れたイメージを植え付けるのではなく、安心してご利用いただけるような現実的なお知らせをしていくべきではないかと考えます。


海外モデルを否定しているのではありません。日本人が利用するサービスに海外モデルはいかがなものかと考えているだけなんです。


西洋にも素晴らしい文化があるように、日本にも素晴らしい文化があります。明治維新から既に150年の時が流れているのですから、西洋至上主義はもう程ほどにしてもいいんじゃないでしょうか。日本の美しさを表すのに、西洋の力は不要なはずです。



最低でも打掛のモデルは日本人にしましょうよ!目立ちますが花嫁は自己投影がしづらくなるんですから・・・・。

肌襦袢に関する疑問にお答えします

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婚礼の打掛ではもちろん、振袖や留袖、そして喪服などのいわゆる「和装」を着用する際に必需品となるのが肌襦袢です。



しかしこの肌襦袢に関して、多くの質問やお問い合わせをいただく事が多いんです。和装は現代においては特別な衣装の一つですから、肌襦袢のことを知らなくても当然です。でも知識として知っていても損はありませんので、知っておいた方が良い情報をお知らせしたいと思います。
 

そもそも肌襦袢とは何なのか?

肌襦袢は簡単に言えば和服用の下着です。和服は「着る」というよりも「体に合わせて着せる」衣装ですから、普段の洋服と違い体にピッタリと密着します。その為、意外と汗をかきやすいため、その汗を吸収するために綿が素材となっており、またとても柔らかく肌触りも良くなっています。

また和装においては「長襦袢」というものがあるので、肌襦袢と混同してしまいがちですが全く別物となります。振袖や留袖、その他の和装の下に着付ける物が長襦袢です。振袖を例にとれば「振袖」+「長襦袢」の2着1組で構成されてます。つまり肌襦袢は下着ですが、長襦袢は着物の一つであるのでその違いは明確なんです。


名称が似ているので混同してしまうのもしょうがないですよね。


肌襦袢は大別して2に分けられます

肌襦袢(女性用)には2つあります。一つは「花嫁用肌襦袢」、そしてもう一つは「一般肌襦袢」です。

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左が打掛用の花嫁用肌襦袢、右が留袖や喪服用の一般用肌襦袢です。


一見、その違いがわからないかと思いますが比べると明らかです。

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左が花嫁用なのですが、首後ろの部分が右側に比べて大きくえぐられています。これは打掛の形に合わせているからです。

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打掛では後ろ首のかなり下まで露出することになります。このため、一般用の肌襦袢でははみ出てしまうので、大きくえぐれた形となっています。
 

よくいただく質問

「普通の肌襦袢は持っているんですが、打掛で使えますか?」

こんな質問をいただきます。そしてこの質問の答えは「NO」です。その理由は先ほどご説明した通りです。しかし逆は「OK」となります。つまり花嫁用の肌襦袢は留袖でも喪服でも使用していただく事が出来ます。一度使ったものでも、使用後にちゃんと洗濯しておけば再利用できますので簡単に捨てないで下さいね。またよく有ることですが「どこにしまったか忘れた」なんてこともありますので、そこら辺もしっかりと記憶しておきましょう。


これから成人式を迎える方は振袖がレンタルでも、購入でも必ず肌襦袢は必要なものとなります。もしお持ちでなく、購入される場合は一般用ではなく、花嫁用の肌襦袢を用意することをおすすめします。なぜならご説明した通り、ご結婚されるときに打掛用として使えるからです。肌襦袢は当店では約2,000円ほどで販売しているので、見方によればそれほど高価なものではありませんが、何回も使い回せるものですのでその度に購入するのは大変勿体無いことです。

結婚の平均年齢が上がったとは言え、25歳前後でご結婚される方は決して少なくありません。その時まで大切にとっておけば、2,000円ほどとは言え節約になりますからね。覚えていて損は無いはずです。
 

まとめ

和装の世界は一般の方々にとってはある意味「未知の世界」と言えます。今回のように名称が複雑だったり、着付けするのに必要な小物が数え切れないほどあったり、TPOに合わせて着物の「格」を合わせなくてはならなかったりと難しいことばかりです。

でも何百年も前から受け継がれてきた文化、伝統であるということは不変の価値があるからこそです。「知らない世界だから覗きたくなる」「知らない世界だからこそワクワクする」ってコトありますよね!? 和装に携っている当店としては、もっと多くの方に和装の世界を知って頂き、その魅力を感じていただきたいと考えています。

これからも少しずつでも今回のような和装の知識をお知らせしていきますので宜しくお願い致します。

 

和装前撮りをお考えの福島県のカップルの皆様へ

本日は福島県にお住まいで、和装前撮りをご検討中のカップル様の為だけブログとなります。



ここ最近、わざわざ福島県から和装前撮りでお越しくださるカップル様が続いています。


大変ありがたく思うと同時に、「どうしてわざわざ福島県から?」と率直に思いました。


当店のご用意しているロケ地をお気に召してくれたのか?
福島県内に比べてプラン価格が安いのか?
プラン内容が魅力的だったのか?


などなど色々と考えてみましたが、推測の域を出ることはありません。でもやっぱり気になる・・・こうなったらお客様に直接聞くしかありません。するとこんな答えが・・・。


「式場でも前撮りのプランがあるのですが、価格的にちょっと折り合いが付きませんでした」

これは福島県に限らず、栃木県でも一緒のことです。式場さんの用意している和装前撮りプランは当店とは比べるとかなり高額でありながらも内容もいたってシンプル。ま、オプションを追加しないと満足は出来ないのが殆んどではないでしょうか。また撮影場所は自ずと式場の敷地内となりますが、人気の結婚式場ほどその雰囲気はドレスやタキシードに合わせたものになり、和の雰囲気の中での前撮りを希望しているカップル様にとっては違和感でしかありません。


もちろん式場さんにも他の場所でのロケーションプランを用意しているところもありますが、この場合、価格が飛躍的にアップしてしまいます。


またこんなご意見もありました。

「abitoさんが用意しているようなロケ地が少なく、ロケーション専門のお店も少ないんです」


こちらに関しては我々にはわかりません。歴史好きの私からすると福島県は以前は会津若松藩であり、徳川家とは縁戚関係にある松平氏が治めた地でもありますから栃木県以上に歴史的建築物はありそうな気がしていました。多分余り知られていないだけで、探せば探すほど見つかるはずです。でももし有ったにしても、その場所でロケーション撮影を企画する会社がなければどうしようもありませんからね。


そしてこんな声も。

「ネットで探していたらabitoさんが出てきたから」

どんなに素敵な商品でも見つけてもらえなければ、それは無いのと一緒です。お蔭様で当店のフォトウェディング専門サイトは検索で上位に表示されているようで、県内はもちろん県外のお客様もほぼネットを見てのご来店です。ちなみに当店はSEOの専門業者に頼ることなく、サイトも自社で制作しています。なのでこういったお声は大変嬉しく、今後の励みとなります。



さて福島県と言っても面積は広く、場所によっては宇都宮の当店まで来るには相当の時間がかかります。北部でしたら仙台の方が近いですし、東部なら日立や水戸へのアクセスが安易です。当店にご来店くださるカップル様は白河周辺以南の方々が多いんです。


東北道を使えば当店まで1時間30分ほどですから、ちょっとしたドライブ気分でお越しいただけることと思います。来たついでに宇都宮餃子をご堪能される方もいらっしゃいます。関東(正確には北関東w)と東北(南東北)の違いがあるとは言え、お互いに親近感を感じる県同士ですから気軽さもあるかと思います。


和装前撮りをお考えのカップル様はぜひ栃木県で、そして当店Wedding Dress abitoをご利用くださることをご検討いただければ嬉しく思います!!!



1時間30分以上をかけてお越しくださる訳ですから、今後はご成約くださった場合は特別な特典をご用意しようと思っています。福島県も素晴らしい県ですが、栃木県も負けず劣らずの素敵な県です。ぜひ和装前撮りでお越しいただき、栃木県をお二人にとっての思い出の地にしていただけたらと思っています。


今や和装前撮りを他県でするのは異例のことではありません。当店には福島県はもちろん、関東全域、そして日光への旅行ついでに遥々遠くからカップル様にお越しいただいております。福島県は意外と近い方かもしれませんよ!


まずは気軽にお問い合わせくださいませ。福島のカップル様のために気持ちを込めてご対応させていただきます!

Amazonに屈しました

現在小売業界にとって脅威は競合店ではなく、Amazonです。


当店のような貸衣装業においては脅威ではないと思われがちですが、ドレスや振袖などを格安(クオリティーはともかく)でAmazonで入手できるので、この業界にとっても脅威ではあります。ただ小売業ほどではありません。



そんなこともあり、出来るだけAmazonでは買い物をしないようにしてきました。「憎い」とか「敵!」とか思っているわけではなく、どうせ買うなら多少高くても知っているところから・・・そんな想いがありました。


例えばこれ。
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これはプリンター用のインクです。


プリンターと言っても通常の物ではなく、大型サイズのポスターを印刷する為のもの。ちなみにそのプリンターは12色刷りですので、超絶綺麗な仕上がりとなる訳ですがその分経費もかかります。これまでCanonさんにお願いしてきましたが、今後はAmazonでの購入しようと決めました。Canonさんには大変お世話になってきたので、出来ればずっとお願いしたかったのですが、和装前撮りが多くなり、A1ポスターを作ることが多くなりそれと同時にインクの消費量が激増しているので「経費削減」のために泣く泣くAmazonさんに移行します。


ちなみにこのインク、Canonさんで購入すると6400円(配達してくれます)ですが、Amazonだと3800円・・・・その差額2600円。この2600円はとても大きいです。年間に何個も購入するので、年単位で考えると選択肢は自ずと決まってしまいます。


多少でもクオリティーに差があるのならともかく、同じものですからね。背に腹は変えられません!



自宅のPCやスマホで商品が確認でき、人と関わることなく購入でき、価格が安く、すぐ届く・・・しかも24時間いつでも営業中♡


とにかく良いことだらけのAmazonですが、長期的にみたら日本経済に大きな影響を及ぼすのかもしれません。これまで物の売買は人が関わってこそという不文律があり、これは永遠に不変のことだと思われてきました。しかし変化してしまいました。小売店の不振、配送業者の問題など様々なことが実際に起こっていますが、消費者はAmazonを選びました。


「安さ」「利便性」が全てではありませんが、やはり魅力的な要素であることに変わりはありません。私たちの仕事も今後どれくらいAmazonに喰われてしまうのか不安が尽きません。だからこそこれまでAmazonでの購入を出来るだけ控えてきましたが、経費削減も大切な業務の一つです。



そしてこう思いました。


もっと早くから利用すれば良かった




今や冠婚葬祭に関わることもAmazonで手配できるようになっています。ニュースでも取り上げられていましたが、まさかの「お坊さんの手配」ですらできるわけですからね。今後は結婚式なんかも売り出すかもしれません。そうなると我々の業界にとっては真の脅威になってきます。正直怖いですw


しかし実店舗だからこそできることがあります。同じものを買うならどうせなら安くと思うのはもっともなのでどうしようもありませんが、形のないもの(サービスや丁寧な説明、アドバイス、その後のアフターフォローなど)までは含まれていませんからね。やはり実店舗としてはAmazonには出来ない事をやっていかないと飲み込まれてしまいます。


インクはこれからAmazonで購入することになりそうですが、それはそれ。これまで以上にAmazonを意識し、新しい展開を進めていかねばと思いました。



しかしこんなに安くなっているとは正直びっくりでした。でも調べて良かった♡


 

和装前撮りで使える「打掛2着目無料チケット」を作成!

無料チケット

先日のブログ 『和装前撮りで利用できる【打掛2着目無料チケット】を配布』 告知した配布日が近づいてきました。


チケットを配布するのは今週末の9月1日と10月1日。そうです、明後日に始まるのですが木曜の今日まで全くチケット作成に手を出せずに来てしまいました。言い訳となってしまいますが、毎日のように和装前撮りがあり、時間が作ることが出来なかったんです。



しかしもうそうも言っていられないので、やっと本日作成いたしました。

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「時間かかっちゃうw」と思っていましたが、わずか10分ほどで完了。こんなことならもっと前に作っておけば良かったです。


チケットを作るに当たり、「何枚くらい作っておけばいいのか?」という疑問に直面!

「100枚?」・・・いやいやそんなに来ないでしょ!
「50枚?」  ・・・自信持ちすぎ♡
「20枚?」  ・・・妥当♡



そんな訳で20枚ほどチケットを作成しました。正直、「20枚全て配布できたら御の字」と思っているのですが、もし・・・万が一・・・足りなくなったらご迷惑をお掛けしてしまいますからね。備えあれば憂いなしです。


ま、足りなくなったらすぐに印刷できるのでご安心下さい。



今回の「チケット配布」、しかも店頭のみでの配布という試みは初めてのこと。


ぶっちゃけ、一枚も配布することがないなんてことも想定しています。通常、こういった無料券みたいなものはウェブサイトからダウンロードもできるようにするものです。しかしわざわざ「店頭のみでの配布」にしたのには当然理由があり、思惑もあります。もし全く皆様からの反応がなければ何かしらの原因があるはずです。


とは言え、何でもやってみないとわからないものです。ま、チャレンジですね!


とにかくこの「打掛2着目無料チケット」は金額にして32,400円分の価値があります。せっかく和装前撮りするなら色打掛でも白無垢でも和装姿を残したいものですよね?


和装前撮りをご検討中の方はまずはこのチケットをゲットし、「2着目無料」の権利を手にしてみてはいかがでしょう?チケットは必ずしも利用されなくてもOKですし、不要なら破棄してください(他の人への譲渡としてのご利用はNG)。


繰り返しになりますが、このチケットの配布は9月30日と10月1日の二日間限定です。

配布に際しては特別なご予約も不要ですし、お名前(苗字のみ)だけお聞かせくださるだけでOKですので、後追いの営業などは一切行ないませんのでご安心下さい。チケットをゲットしたら使うか使わないかはお客様次第ですので、気軽にお越し下さいませ!

 

 

 

フォトウェディングから始める結婚式準備

先日こんなブログを書きました。

「プロポーズされた!まずはフォトウェディングがいいかも」

 


内容を簡単に要約すると・・・


結婚式をするかしないかで迷っているなら、まずはフォトウェディングから始めることがおすすめ。フォトウェディングをやってみて、テンションが上がればそのまま結婚式を模索することができるし、それだけで十分と思うなら写真が残るのでそれはそれでOKじゃないでしょうか?
結婚式をしようとなれば、我々のような専門業者が衣装はもちろん、結婚式場選びのご相談にも乗れますし、最後までバックアップするので安心して準備を進めることができます。


こんな内容です。



平成29年の現在、様々な面で「安心」が求められています。特に食に関してはいろいろな事件があり、今まで無意識のうちに安心しきっていたものに対して不安を覚えるようになりましたよね。命に関わることですからおざなりには出来ません。


結婚式に関しても同じだと思うんです。

どなたにとっても結婚式は初めてのことであり、費用も巨額ですから不安を感じて当たり前です。もちろん結婚式場のプランナーさんは大変頼りになるアドバイザーではありますが、もう一つ拠り所があればもっと安心ですよね。病院で言えば「セカンドオピニオン」を得られる場所とも言えます。当店はレンタル衣装、和装前撮り・フォトウェディングなどがメインの事業ですが、今後は結婚式を挙げようと思っている方々の拠り所となる存在でもありたいと考えています。


式場選びやその他ご相談にのれる店に変化していきます。



そして昨日。

そんな第一号のお客様の和装ロケーションフォトがありました。IMG_7598栃木市にある岡田記念館で撮影でした。


そもそもこちらのお二人は結婚式はおろか、フォトウェディングすら当初はお考えではありませんでした。しかし「ま、写真だけでも」とお考えになり、当店にご来店くださったのですが、「やっぱり食事会だけはしようと思うので、どこか紹介してください」と一歩踏み込まれました。そして撮影当日の昨日、新婦様がお支度中に新郎様から新たなご相談が・・・・。


「食事会の前に神社挙式をしたいので、相談にのってください」


最終的には【和装ロケーションフォト】+【神社挙式】+【食事会】となりそうです。最初は入籍だけのつもりが、フォトウェディングを決めたことで次々と広がって行きました。当店としては「食事会会場のご紹介とそれにまつわるご相談とドレスとタキシードのレンタル」「神社挙式の手配、婚礼和装のレンタル及び、お着付け」をお手伝いすることになります。


これは私たちが目指している今後のabitoの形であり、お二人はその第一号となります。


お客様それぞれ、希望する結婚の形は違います。

既存の枠に当てはめることなく、お二人がイニシアティブ(主導権)を握っての結婚式準備をお手伝いすることが安心に繋がると考えます。こちらが余り口を出すことなく、あくまでもお二人がもつ疑問や不安にお応えし、サポートすることが我々の理想のカタチです。こちらがイニシアティブを持つという事は、既存のプロデュース会社となんら変わりがありませんからね。


人生に不安はつきものです。

だからこそ人と繋がり、支え合って生きて行きます。そして人生にはいろんな場面があり、その場面場面で支えてもらうことを求めているはずです。病気になればお医者さん、学問なら塾や先生が頼りになります。「結婚式」ならabitoと思ってもらえるような存在に憧れています。


そして昨日、憧れが「現実」となりました。今後は更に実績を積み重ね、もっともっと安心を与えうる会社へと進んで行きたいです。

ご姉妹で和装前撮りをご利用頂きました

清々しい秋晴れの一日となった本日、当店では和装ロケーションフォトがありました。


今回のロケ地は鹿沼市にある掬翠園で、秋に結婚式を控えたカップル様、そしてお二人の赤ちゃん(とっても良い子でずっとニコニコしてました♡)、そして新婦様の妹様の合計4名。



実はこの妹様がおよそ一年前にやはり和装ロケーションフォトで当店をご利用下さったんです。つまりabito史上初の「姉妹でのご利用」となりました。お友達をご紹介してくださることは結構多いのですが、姉妹をご紹介して下さるの初のこと。



メッチャ嬉しいです!



妹様もお忙しい中にもかかわらずご一緒してくださったので、お姉さまも安心して撮影に望めたことと思います。我々スタッフとしても一年ぶりにお会いできたのが嬉しかったですし、懐かしさも感じました。



ちなみに撮影させて頂いた画像の掲載をご快諾頂いたので、仕上がり次第にご紹介する予定です。掲載はまだ未定ですが、ぜひご覧下さいね!




でもあれですね、こう言う仕事をしているとお客様からのご紹介は本当にありがたく感じます。もちろん必ずしも「ご成約」に至る訳でありませんが、成約率は格段に上がります。なにより、ご紹介されたお客様とのファーストコンタクトにおいては、通常よりその距離感がぐっと近く感じます。お客様との距離を縮めるのは接客業においては何より大切なことですし、それが出来なければ信頼関係も生まれません。


つまりご紹介とは一番大切なことをご紹介くださったお客様からプレゼントして頂いているようなものです。そしてそれは当店にとっては何よりの贈り物だと考えています。




さて、がらっと話しは変わりますが、9月より開始した「お客様からメッセージをいただく」という企画は現在も進行中です。本日のお客様にも一言お書き頂いたのでご紹介しちゃいます。しかもご姉妹お二人にお書き頂きました。

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和装前撮り、そしてフォトウェディングにおいてお客様に喜んで頂く写真をご提供するのは当然のことです。なにしろその道のプロが携り、お代金を頂いている訳ですから。でもそれだけじゃダメなんです。それだけならabitoでなくてもいいですし、当店をお選びしてくださる理由にはなりませんからね。


でもこれからの時代、いえもう既にそれが何なのかをつき詰めて、追い求めていかないとお客様に振り向いてもらえないと考えています。


今回は「初のご姉妹での和装前撮りのご利用」でしたが、この先も次々と「初」が続くことが一つの答えなのかもしれません。本当にお客様には教わることばかりです。「お客様を見る」ことが如何に大切か身に染みた一日でした。



ご姉妹でのご利用本当にありがとうございました!

黒引き振袖の人気がじわじわキテます

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結婚式と言えばウェディングドレス!



かつてはそんな時代もありましたが、現在では花嫁和装だけにフォーカスされる花嫁様も増えています。ドレスにはドレスの魅力があるように、和装には和装の魅力があります。どちらも選ぶ方もいれば、いずれかに決める方もいます。つまりはお二人次第ってことですね。




さて人気が上昇中の花嫁和装ですが、皆さんがすぐに思いつく衣装と言えばやっぱり色打掛ですよね。

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更に言えば「赤」がイメージどおりのものと思われます。色打掛はとても華やかでゴージャスでありながら畏まっていないので、人気があります。かわいい和装姿にもなれますしね。


しかし婚礼和装は色打掛の他に、「白無垢」そして「黒引き振袖」などもありますが、皆さんにとっての位置づけはこうではないでしょうか?


    色打掛>白無垢>黒引き振り袖


この不等式は時代によって変化します。現在は上記のようになっていますが、そろそろ変化する頃あいかもしれません。さてさて、どのように変化するのか当店ならでは見解を述べたいと思います。


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Wedding Dress abito公式サイト


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Wedding Dress abito 和装&洋装前撮りサイト



次は色打掛>黒引き振袖>白無垢になるかもしれません


やはり色打掛の人気は絶大で、結婚式のお色直し衣装として、また前撮りの衣装としても磐石の地位にあると言えます。白無垢も大変魅力ある衣装なのですが、「結婚式で白いウェディングドレスを着用すること」、そして「白無垢は式服としてのイメージが強い」ということから一着目としては選ばれる傾向にありません。もちろん神社挙式をされる方にはおすすめする衣装ですけどね。


そして当店においての実際の傾向として、黒引き振袖をお選びする方が増えています。
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この「凛」とした雰囲気は黒引き振袖ならではのもの。

色打掛=華やかさ 、白無垢=清らかさとするならば黒引き振袖は「かっこよさ」と言えるかもしれません。ちなみに日本の和装全般において、「黒」という色は大変格式があるものです。男性の黒紋付、既婚女性の留袖、黒の喪服は日本和装の中で最上礼装であることが証拠です(五つ紋があってこそですけどね)。

 

 

引き振袖と打掛の決定的な違いとは?

画像で比較してみると一目瞭然です!
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一番の違いは帯が見えているかいないかです。ご覧に用に右の黒引き振袖は綺麗に飾り結びした帯が目立ちますが、右の打掛には帯は見えてはいません。実は打掛でも帯は結ぶのですが、打掛の一枚下の着物である掛下に結ぶものなので、外見からは見る事が出来ません。



やっぱり帯が見えると若干カジュアルさを感じますよね。成人式の振袖や七五三の衣装と同じ方式なので、可愛らしさも感じます。色打掛のような豪華さ、白無垢のような畏まりさとは違う雰囲気を婚礼和装にお求めの花嫁様には黒引き振袖がおすすめです!!!

 

黒ではない引き振袖も素敵!


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ライトグレーの引き振袖

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鮮やかな黄色の引き振袖

その他様々な色の引き振袖もあります。

 

 

 

 

 

まとめ

結婚式では時間の関係で和装を諦めざるを得ない花嫁は少なくありません。でも以前はドレスと和装を着るって当たり前のことであり、それに対応することこそ一生に一度の節目に携る者としての務めのはずです。まずは諦めないで、結婚式場にご相談してみてはいかがでしょうか?

今日は当店の最近の傾向に基づき、「黒引き振袖」をお勧めして参りましたが婚礼和装を取り扱っている当店としましては少しでも多くのカップル様に結婚式はもちろん、前撮りでも着用して頂きたいと願っています。それだけの価値があり、魅力のある衣装と心から思っているからです。そして結婚という機会でしか着ることの出来ない衣装であるからです。

    『しない後悔よりする後悔』

こんな言葉がありますが、婚礼和装にも当てはまります。でも後悔することは絶対ないはずです。


Wedding Dress abito
栃木県宇都宮市兵庫塚3-1-1
☎ 028-655-0975
info@kaede-abito.com

 

 

 

 

和装前撮りで残したいのはこんな写真 ①

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和装前撮りの専門店として、これまで多くのカップル様を撮影してきましたがまだまだ貪欲にいろんなことを取り入れていきたいと思っています。


当店は栃木県宇都宮市に所在、言わば北関東という全国でも名高い「魅力度ランキングワースト3」にランキングされる地域です。東京や横浜などの都心部に比べるともちろん田舎であり、京都や北海道に比べると観光客も少ないエリアです。でもそんな場所ではありますが、この栃木だけの、そして他県と比べても何一つ遜色のない和装前撮りをお客様に提供していくために、研究の毎日です。



「和装前撮りでどんな写真を残したいのか?」


お客様にとって、価格、衣装、ロケ地など和装ロケーションフォトには様々な検討材料がありますがこのことが究極だと考えます。この疑問の答えに少しでも近づくことが満足度の上昇と共に、会社の利益になると言えます。



現時点で考える、お客様が考える「和装前撮りで残したい写真」を推察し、当店なりに導き出した答えををお知らせしたいと思います。

 

1.瞬間を切り取った写真

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こちらは敢えてポーズを指定せず、ある程度お二人にお任せした一枚です。

お二人だけの時間を邪魔することなく、美しく切り取るとこんな自然は雰囲気となります。

「何を話しているのか?」「どんなことを思っているのか?」


私たちには一切分かりません。わかりませんが、とても幸せで楽しく、かけがいのない瞬間だということはハッキリとわかります。そんな時を切り取る写真はご自分たちでは残せません。だからこそ欲しい写真と言えます。

 

 

2.ご家族とのこの時だからこそ写真

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成長し、大人になればなるほど家族と一緒に写真を撮ることは少なくなっていきます。子供の頃は嫌というほどあったのにもかかわらず・・・・。

また多分、これまでに残した家族写真(成人式・七五三)はどこか畏まりすぎていて、どちらかといえば「記録」に近いってことが多いのではないでしょうか?背筋を伸ばし、あごを引き、直立不動の写真はそれはそれで良い思いでですが、そればかりでもつまらないものです。

二人が幸せなら、みんなも幸せ


そんな雰囲気が漂う写真はお二人にとっても、ご家族に撮っても、そして私達にとっても大変価値のあるものだと思います。


結婚式当日はタイトなタイムスケジュールなことが多く、ご家族でゆっくりと写真を撮る時間はそうそうありません。しかし時間的に余裕のある和装前撮りであれば、こんな素敵な撮影が叶えることができます。最近、和装ロケーションフォトでご家族もご同行されることが多くなってきましたがそれも必然のことと思っています。

 

 

 

 

 

3.流行を押さえたポーズ

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なんだかんだ言っても、やっぱり流行は押さえておきたいものです。今、人気のと言えばこんなポーズなんですね~。新郎様はこの時だけは新婦様の引き立て役になってしまいますが、その分新婦様をとっても可愛く写すことができるのですねないで下さいね!



多くの花嫁、花婿が欲しいと思う写真は多々あります。


しかし共通して言えることは「作り込みすぎない写真」であるとともに、「畏まり過ぎない写真」でもあります。簡単に言えば自然であると言えるかもしれません。それには閉ざされた空間のスタジオ撮影よりは、開放感溢れるロケーション撮影がおすすめです。せっかく残す和装写真ですから、ただ撮るだけでなく、自分が欲しい写真、自然な写真を残しましょう!!!


それが後々の宝物になるのですから。

 

 

 

 

ドレス選び 自分だけの「こだわり」で選ぶ時代

「こだわり」


とても必要な時もあれば、こだわりに自分が支配されてしまうこともあります。


「こだわり」


様々なビジネスに置いて、とても使い勝手の良い魔法の言葉です。この言葉は単価やイメージのアップに繋がりますし、主義主張をいとも簡単に表現するには持ってこいの形容詞にもなります。




ウェディング業界において、枕詞のように使われるこの言葉。その使い方はほぼ同じ意味で使われています。そして殆んどの方々がこだわりを持っていますが、何に対してこだわるのかは人それぞれです。「唯一」「オリジナル」「差別化」「ブランド」「新作」など結婚式を代表する言葉がいくつかありますが、結局は全て「こだわり」への誘導となります。そしてこれこそが結婚式費用の高額化への誘導とも言えます。



もうそういうのおなかいっぱいですよね。人は人です、なにも同じことを目指す必要はありませんしね。


レンタルドレスにおいてのこだわりといえば真っ先に「ブランドドレス」を思い浮かべます。


「一生に一度の結婚式、最高のドレスで迎えたい」、こう考える花嫁様は多くいらっしゃいます。でも全ての花嫁さまではありません。ドレスに対するこだわりは「ブランド」「新作」「ニューデザイン」だけではありません。


ある花嫁は「定番ドレス」
ある花嫁は「色」
ある花嫁は「サイズ感」
ある花嫁は「価格」
ある花嫁は「コスパ」

・・・・花嫁によってこだわりも様々のはず。しかしこの業界は「ブランド」「デザイン」「新作」「高額ドレス」こそがこだわりであると言いきってしまっている風潮があります。もっと厳しくいえば、それ以外のこだわりを無視していると言えるかもしれません。そして業界が思い描くこだわりを花嫁に刷り込んでいます。



かつて当店も同じことをしていました。やたらブランドドレスや新作ドレス、他店にはないドレスを持つ事こそが全てと感じていました。つまりそれはお客様、花嫁様を見ずに、違う方向に顔を向けていたのかもしれません。



現在、当店にお越し下さる花嫁さま達もそれぞれこだわりをお持ちです。しかしかつてとは違い、そのこだわりも多様化していると感じています。

「レンタル価格にこだわる」
「コスパにこだわる」
「信頼できる接客にこだわる」

また中には「ドレスなどの個々ではなく、結婚式全体を想定しての準備」にこだわる方も。言い方を変えれば「ドレスは何でもいい」という方すらいらっしゃいます。


このようなこだわりを持つお客様は「ブランド」「新作」などのこだわりには一切興味がありません。つまり殆んどのドレスショップのこだわりと乖離していいるので、ドレス選びどころか「ショップ選び」から始めなければならないんです。



当店はそんな花嫁様たちに選ばれるドレスショップでありたいと思います。


ブランドドレスの着数は他のショップさんに及びませんし、当店よりも規模が大きいショップさんは他にいくらでもあります。しかし当店にはコスパが良いレンタルプランがありますし、グイグイと押しの強い接客は出来ませんし、していません。そんなお店ではありながらも成約率が高いのは、お客様のこだわりが当店のそれと一致しているからだと考えています。


こだわりは間違いなく必要なものですが、周囲に影響されてしまうともはやこだわりとは言えません。


例えばマラソン大会において、「トップでゴールする」こだわりもあれば、「これまでの記録更新」というこだわり、「とにかく完走」といったものもあります。「とにかく完走」と考えていた方が、周りの影響で「トップでゴール」というこだわりに変更したら練習や準備など、さざまざまなことをもう一度検討し直さねばなりません。


そんな無理をしてしまうと、トップでゴールするどころか完走すら出来なくなる可能性もありますし、最悪ケガをしてしまったり。



確かに結婚式は一生に一度のことであり、どなたでもこの日だけは世界で一番美しい女性になりたいと思われます。


でも結婚式が終わってからも人生は続きます。もっと輝ける一日もあるはずです。日本人は思った以上に周囲や環境から様々な影響を受けやすく、流されやすい性格を持っています。それが良い影響を与えてくれることもあれば、悪影響を及ぼすこともあります。


さぁ結婚式ではどうでしょう?ドレス選びではどうでしょう?



ともかく、Wedding Dress abitoはドレスではなく、ショップで選ばれるお店でありたいです。そして花嫁様がそれぞれ持つこだわりにご対応することこそが、私たちの仕事だと考えます。