今日の出来事

やはり「格」のある結婚式場は違います

最近立て続けに都内での結婚式で着用する和装をレンタルして頂きました。

ひとつは明治記念館、もうひとつはアンバサダーホテルでの結婚式。


どちらとも栃木県内在住のお客様なので、衣裳は直接式場へ郵送でした。

するとぢちらの結婚式場からもご丁寧にわざわざ「御社のお衣裳が間違いなく届きましたので、そのご連絡を致しました」とお電話くださいました。これまでも県内はもちろん、様々な地域の結婚式場へ衣裳を郵送したこともありますが、その殆どの場合はこのような連絡を頂いたことはありません。

連絡を頂かないことが続いていたので、衣裳到着確認の連絡なんてありえないものと考えていたものです。

なので郵送した結婚式場から電話が着た時は「もしかして衣裳に不備があったのかな?」とドキドキしたぐらいです。


やはり全国的にも知られている結婚式場はそれだけの理由があるんですね。

明治記念館もアンバサダーホテルも毎年多くのカップルが式を挙げる結婚式場です。
人気がある⇒そのことに胡坐をかかずにより良いサービスとホスピタリティの提供⇒さらに人気が上がる⇒その継続により「格」があがる・・・このような方程式なんでしょうね。


今回当店の衣裳をご利用くださった方々はいわばゲストの方々。
そう言った方々の衣裳に関しても十二分に目配り出来ることは素晴らしいことであり、なかなか出来ることではありません。それはつまり新郎新婦やご両親への配慮でもあり、結婚式全体を見通しているからだと思います。

栃木という地方の小さな貸衣裳店が申し上げるのも差し出がましいのですが、このような素晴らしい対応をされる式場なら心から安心して結婚式ができることでしょう。「格」という物は周りの人々が付けていくものではありますが、その根源はやはり結婚式場の姿勢です。
人気が格を呼び、そしてその格が更に人気を呼ぶという好循環。

今回のこの出来事をありがたい教訓として、当店もその姿勢を見習っていきたいと強く感じました。

「電話一本」
「ほんの一言」
「ちょとした気遣い」
「何気ない言動」
見過ごしがちな小さな行動も必ず誰かが見ているものです。これが出来るか出来ないかが大きな違いを生み出すんですね。

結婚式という人生の大きな節目に携わる者は、携わるだけの人間力を備えていなければならないと改めて痛感致しました。

「新しい会場、斬新なサービス、華やかな演出を付き詰める前に、ウェディング業界は他にやることがあるのではないだろうか?」
そんなことを感じた出来事でした。

レディオベリーでCM

あ、abitoのCMのことではありませんのでまず先に。


今日は朝7時半前からウェディングドレスの配達で那須塩原市に出発でした。
普段、営業車内はラジオオンリーで、基本はJ-waveなんですが、久しぶりに76.4(レディオベリー)にチェンジ。確か8時頃ですかね、連続して「日光世界ウェディング」・・・いわば日光での結婚式を謳ったCMが聞こえてきました。

一つは日光のホテル、もう一つは宇都宮市内の貸衣装店の宣伝でした。

そして夕方には結婚式場とフォトスタジオのCMが連続で・・・。

ホント久しぶりの76.4でしたが、いつの間にかabitoと同業系のCMがたくさん流れるようになったんですね。ビックリです。
 

abitoとしてはこれまでラジオCMを一度足りとも検討したこともなく、現在も全く興味なく、今後も手を出すことはないでしょう。雑誌やテレビ、ラジオなどの媒体を通しての宣伝は効果があるのかないのかはわかりませんが、当店としては自分達のことは自分達で、自分達の言葉で伝えたいと考えています。y貼り媒体というフィルターを通してしまうと、「自分達」というものが薄まってしまうような気がします。

またそのようなものに宣伝費をかけるなら、その分をお客様に還元した方がwin-winになりますしね。

でも本音を言えば、ちょっと羨ましくもあるのです。
だって自分の会社、お店の名前がラジオから聞こえてくるのって、かなり誇らしい気分になるはずですからね。スタッフの方々にとっても、それはひとつのモチベーションになるはずですから。

ラジオCMで自分達が描く世界観を余すことなく出すことができるのであれば、検討する価値もあるのでしょうが、それは不可能かなと感じています。もしCMっポイことをするのであれば、youtubeで良いのではないかと。ま、価値観はそれぞれですからね。

やっぱりabitoは天邪鬼なんですよね(笑)


これまでラジオでC

史上最高の大掃除ついでに模様替えしたので、年明け早々にでもご来店下さい

今年も残すところあと僅かになってしまいました。

例年のことながら、この時期のご来店は少なく、必然的に大掃除に全精力を傾けることになります。もちろん昨年も、一昨年も一所懸命、お客様に快適に過ごしていただくために気合を入れて大掃除をしてきましたが、今回はabito史上最高に力を入れて大掃除しました。

2階フロア
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ワックスでピッカピカ♪

1階フロア
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ワックスをかけてピッカピカ♪

北側の高所にある窓

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ここに関してはこれまで届く高さまでしか綺麗にすることができませんでしたが、今年は超高所用の窓拭きツールを購入し、前面を磨きあげ、大変綺麗にすることが出来ました。

ちはみにほんの数日までこんな感じでしたが・・・・

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右側のパネルは取り外し、ガラス一面の姿に戻しました。

やっぱり明るさが違いますし、広々と見えるので外して大正解だったかもしれません。実はこの場所には振袖などの着物を置いてあったので、パネルは衣装が焼けないようにする為の紫外線対策だったんです。しかし衣装移動したので、不要となったこともあり外してしまいました。


そしてその場所はこんな感じになりました。

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今後こちらは昔で言う(今もあるようですが)VIPスペースとして利用することになりました。

基本的にはウェディングや前撮りなどのお客様をご案内することになります。やはり特別なお客様には特別な場所をご用意すべき・・・・お支払いしてくださる額は決して小さくはないですから、特別扱いをしていきたいと考えました。つまりこちらにお通しされたお客様は特別ってことです。ぜひ皆さんもこちらにお越し下さいネ♡


最後にですが当店は創業以来、三十数年の月日が経ちました。
平成の終わりと共に、三十数年間背負ってきた大きな物を下ろし、新年からは新しい形で歩んで行くことにしました。具体的なことはこちらでお知らせすることは致しません。また基本的な姿勢や進む方向もそう変わらないのですが、進む速さと角度が違うとでもいいましょうか。

きっと時間の経過と共に、気付かないうちに現在のabitoとは違った姿になっているはずです。多分、皆様以上に私達スタッフがこのことを大変期待しており、ワクワクしています。この楽しさとワクワク感をお客様にお伝えできるような店づくり、人づくり、そして商売をしていきたいと思います。

その手はじめとして、その覚悟として今年はキッチリと精一杯大掃除に励みました。

今後もいろいろと店内も変化させ、どこにもない店づくりをしていきたいと思います。楽しみにしていてください。楽しみです。

ちょっと面白そうなお話しをいただきました

某有名雑誌のスタイリストさんから突然お電話をいただきました。


なんでも、あるテーマに沿った衣装を探していたところ、ネットでabitoのドレスが目に止まったとのこと。ぜひ撮影で使いたいので貸し出ししてもらえないかという内容でした。


これまでもabitoはそういった撮影にドレスを貸し出すことはありましたが、全てウェディング関連の雑誌でした。今回はちょっと趣向が違うので、ほんのちょっと(約3秒)悩みましたが、「頼まれごとは試されごと」とも言いますし、結局快諾致しました。


でもこういった撮影というか、手配って急なんですよね。
何と撮影は5日後とのこと・・・・でもこういった時間に余裕のない中で全てのピースを埋め、しっかりとした物を作り上げていくのって単純に「凄いな」と思います。撮影等の詳細はもちろんお伝えすることができませんので割愛させて頂きますが、一言だけ申し上げるのであれば【abito史上最大のビッグプロジェクト】と言えるかもしれません。


撮影が終わり、雑誌の発刊後に詳細をお知らせします。

きっと「本当に?」と思われることでしょう。もしかしたら日本全国から問い合わせが殺到するかも?・・・という期待をしつつも、こういったことは突然のキャンセルもあり得るので、期待しながらも期待せずに寝て待つというスタイルで望みたいと考えています。

さてさてどうなることやら・・・。あー全部言いたいなぁ~www

 

今年の日光の紅葉

さぁ今年も紅葉の季節がやってまいりました。


当店では11月3日の昨日より紅葉ロケーションの撮影が始まり、二日連続で日光にある田母沢御用邸において連日二組のお客様をお迎えしました。


昨年は夏の台風により、紅葉する前に多くの葉が雨風により落ちてしまい、例年よりちょっぴり寂しいものでしたが今年は見事な紅葉具合です。

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こちらは11月3日の御用邸の紅葉。

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こちらは本日11月4日の紅葉です。

撮影した角度は違いますが、新郎新婦に程近いオレンジ色の葉は同じです。画像では伝わらないかもしれませんが、昨日に比べて色付きが深まっていました。たった一日だけで随分と違うものなんですよね。

本日も田母沢御用邸の紅葉は大変見事ではありましたが、最高潮にピークは今週末ではないかと思います。週末のお出かけに紅葉狩り・・・いかがですか?

ただしご注意いただきたいのは日光市街、そしていろは坂、日光街道はかなりの混雑するということ。やはり10時を過ぎると渋滞が始まります。昨日今日と私達は宇都宮から日光まで日光街道を利用して行きましたが、午前9:00前なのでほぼ渋滞に巻き込まれることなく現地入りできました。つまり少なくとも9:30前には日光に到着されるのがよろしいかと・・・。


二日で四組のカップル様の撮影をさせて頂いたので、(マジで)お疲れモード突入中です。しかし明日も同じ御用邸で七五三のロケ撮影があります。今夜は早めに休んで、明日に備えたいと思います。

当店をご利用いただいた四組のカップル様はみなさん素敵な方ばかりで、みなさんの一生の思い出となる撮影をお任せくださったことに心より感謝申し上げます。四組とも素敵な撮影となったので、早く画像を仕上げ、喜んでいただきたいです。


あ、これも書いておきます。

当店では撮影前に「ご希望のヘアスタイル」、そして「ご希望の撮影ポース」をお客様にリクエストして頂いております。
それぞれウェブで検索し、画像を保存してメールしてくださいます。ちょっと前まではその頂く画像はほぼほぼ県外他社が撮影されたものでしたが、最近では当店で撮影したポーズもお入れ下さることが多くなりました。

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本日の花嫁様は「希望ヘアスタイル」としてこちらの画像を送って下さいましたが、これは当店撮影の画像です。何気ないことですが、大変嬉しく、光栄に感じています。もしかしたら他さんで撮影される方にも参考にしていただけているのかな?

和装前撮りのヘアスタイルに関しては、少しではありますが当店の専門ページに掲載されています。(こちらです)
良かったら参考にしていただけると大変嬉しいです。

これぞレンタル衣裳店という多岐に渡るお客様のご来店

一般的に貸衣裳店(レンタル衣裳店)は世間では専門色の強い業種と言われています。


そんな専門色の強い業界ではありますが、さらに大きく二分化されているのをご存知でしょうか?

一つはウェディングドレス、振袖などだけを扱う専門の貸衣裳店、もう一つは冠婚葬祭全般にわたる衣裳を取り扱う総合貸衣装店です。


当店の名前は「Wedding Dress abito」と、如何にもドレス専門店のようなネーミングではありますが、実際は後者の総合貸衣装店なんです。ウェディングのドレスや和装をはじめとして、成人式の振袖、卒業袴、七五三衣裳、留袖、モーニング、はたまたお葬式の喪服など幅広いラインナップで展開しています。

そしてロケーション、スタジオでの各種撮影業務も今では主力の事業になりつつあります。もはや貸衣裳店というカテゴリーには当てはまっていないのかもしれません。


本日はお盆過ぎのいたって普通の平日でしたが、「これぞ総合貸衣装店!」というような多岐に渡るお客様のご来店で忙しい一日となりました。

それではそんな本日を時系列で振り返ってみます・

AM9:00

スタッフが出社し、清掃、メールチェックなどオープン前の準備に勤しみます。

AM10:00

Wedding Dress abitoのオープンです。
今日は朝一でウェディングドレスとカラードレスのご試着のお客様がご来店されました。

AM10:30

再来年成人式のお客様がご来店。
前回仮で抑えている振袖の再試着と、また新たに違う振袖のご試着でした。

AM12:00

午前中のお客様もお帰りになり、ランチタイムです。

AM14:00

お葬式で着用する喪服のレンタルのお客様がご来店

AM15:00

明日、abitoのフォトスタジオで和装前撮りされるカップル様がご来店になり、お召しになる色打掛と紋付袴のご試着


AM15:30

結婚式で着用するモーニングのご試着でご来店


このように、平日にもかかわらずなかなかの賑わいの一日となりました。


婚礼衣裳、成人式振袖、喪服、和装前撮り、モーニングと様々なお客様がご来店くださるのも、当店が総合貸衣装店だからこそです。一見、一貫性のないようにも思えますが、共通して言えることは「特別な時だからこその需要」ということ。

ドレスにせよ、振袖にせよ、喪服にせよ、ご自分でお持ちの場合は貸衣裳店は不要です。
しかし特別な衣裳の殆んどは人生で1~2回しか着用しない場合が多いので、「レンタルでOK」という方が多いんです。つまりは「着たいから着る」ではなく、「必要だから着る」衣裳なワケです。


そんな「必要」というご要望にお応えしているのが、当店のお仕事です。

人生の節目の向こう側には「喜び」「悲しみ」「嬉しさ」「感謝」といった様々な感情が存在し、それぞれで着用する衣裳がその感情を増幅させる役割を果たしています。もし衣裳がなかったら・・・そっけないものになってしまうかもしれません。

そう言った意味でも節目の衣裳は「自分の為」だけでなく、携わる全ての方々の為のものであると言えるのではないでしょうか?


喜びはたくさんの方と分かち合うと増幅され、悲しみは軽減されます。

そう考えると、節目の衣裳って思っている以上に必要不可欠なんですね。

総合貸衣装店ということで、多くのお客様の多くの節目に携わらせて頂いています。責任を感じると共に誇らしくもあり、人の役に立つことのできる素晴らしい仕事だと再確認できた一日でした。



 

県外など遠くからのご来店の際は最寄駅までお迎えに伺います

今日は午後1時前にJR雀宮駅までお客様をお迎えに行きました。

IMG_8291JR雀宮駅からabitoまでは車で7~8分で一番の最寄り駅です。


なんと!わざわざ神奈川県から遠い宇都宮までお越し下さいました~。


ネットのない時代には県外からabitoへお客様にご来店していただけるようなことはほぼ、ほぼほぼありませんでしたが、最近では珍しいことではありません。

県外のどこからのご来店が多いかというと、ダントツで東京、次に神奈川、埼玉と続きます。
関東地方の位置関係からすると、皆さん縦の移動をされるようです。横の移動となる同じ北関東の茨城や群馬からのご来店はそれほど多くないのは当店としても意外に思っています。

ここです
ネットが現在のように普及されていない時代は圧倒的に茨城県民のご利用が多かったんですけどね。

「東京」「神奈川」「埼玉」という日本の大都市から多くのお客様が理由なしでわざわざ遠くの宇都宮まで来るはずはありません。
当店のようなお店はたくさんあるので選択肢も多くあるはずですし、交通費と時間をかけて下さるわけですからね。


その理由を自分達なりに推測してみました。当たらずとも遠からずかも♡


■abitoにしかないコンテンツがある
周りを見回しても見つからなかったものが、宇都宮にあると思っていただくこともあります。

■ネットリテラシーが高いお客様だから
つまりはネットの利用能力が高く、そして他と比較しての分析能力が優れている方が多いと思われます。だらかこそ当店を探し出してもらえたのだと思います。

■旅行ついで
少なからずある理由の一つですね。

■お二人のどちらかが本県出身
これは本当に多いのですが、それでも現在お住まいからわざわざお越しくださるのはあり難いことです。ま、殆ど場合ご実家に立ち寄ってからのご来店ですけどね。

■都会にはない物を求めて
都会だからといって全ての物が手に入るわけではなく、田舎だからこそ入手できる物があります。
具体的な物と言えば「大自然の中での結婚式の前撮り」だったり、栃木だからこその「日光での前撮り」といったところでしょうか。


これら意外にも理由は様々あると思うのですが、自分達ですら「なんでabito?」「なんで宇都宮?」と予約を頂くたびに思っているわけであります。
「もしかしてabitoって都会向き?」・・・なーんて思っちゃたりもします。


しかし一つの真理として、県外からお越し下さる方の全員がWedding Dress abitoの公式サイト、または前撮り専門サイトをご覧になってご興味をいだいてくださっています。abitoでは定期的に結婚式前撮りのキャンペーンを企画し、専門サイトで公開しますがご注目くださる方の殆んどが県外に在住の方。ネットの活用が本当にお上手だなといつも思っています。

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        abitoの公式サイト               abitoの前撮り専門サイト


数ある同じようなサイトの中からお選びいただけることは大変嬉しいことです。
特にサイト運営に莫大な費用をかけるウェディング業界ですから、オシャレなサイトはいくらでもありますからね。
もちろんabitoとしても、地方の小さなお店ですが都会のサイトに引けをとらないサイト運営を心がけています。


話しを最初に戻しますが、遠方からお越しのお客様を最寄り駅までお迎えするのは最低限のおもてなしだと思っています。
右も左もわからない初めての土地、都会のように交通インフラも充実はしていませんから慌てちゃいますもんね。それに「初めての街」ってちょっと不安になるものです。

しかしお客様はそんな些細なことでも本当に喜んでくれます。
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ホントabitoのお客様は素敵な方ばかりです。

ネットが普及しているからこそ出会えるお客様がいます。
元々は宇都宮には縁もゆかりも全くない方にお会いできるのもネットのおかげです。

ネットの情報が全て正しいわけではありませんし、人をだます為の手段として用いられることも少なくありません。
しかしabitoは自社のサイトでは常に等身大を表現し、常に正しい情報だけを発信してくことを心がけています。
ビジュアルやSEOなども大切なのですが、まずは正直であることが何より大切です。だってわざわざ遠くからご来店いただいて、情報の虚偽があったらそれこそ信用問題ですし、無駄な時間と費用をお掛けしてしまいますからね。


来週は県外どころか南半球のオーストラリアから、そして大阪より西の岡山県からと通常ではありえない遠方も遠方からお客様がご来店くださります。


皆さんのご足労に少しでも応えることができるのように、喜んでいただけるご提案をしていきたいと思います。

 

沈没しかかっている船にいる各国の人間を海に飛び込ませる言葉 ~日本人の国民性とは!?~

昨日は午前中から七五三の前撮り撮影があり、いつもお世話になっているカメラマンのMさんとランチをしました。

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Mさんが撮影した和装ロケーション写真。とってもナチュラルで「動き出す一瞬」を捉えるのが抜群に上手なんですよ。

Mさんは沖縄にいることが殆んどで、たまに栃木に帰ってきた時にだけにしか撮影をお願いできません。今回の七五三前撮りのお客様は超ラッキーです。


なかなか機会がないので、たまにお会いした時はガッツリと色々な話しをします。本当に人脈が広く、ウェディング事情に詳しい方なのでいつも勉強させてもらっているんですよ。


さて、Mさんと昨日話しをした中でとても印象的だった話しを書きたいと思います。


ある船にアメリカ人、フランス人、イタリア人、そして日本人の4名の乗客が乗っています。
不運なことにその船はまさに沈没しかかっており、すぐにでも海に飛び込まなければ船もろとも海底へ沈んでしまいます。とは言え、突然出来事ですから4名の乗客も海へ飛び込むことに躊躇したまま。

船長としては責任を全うする上でもすぐにでもこの4名を海に飛び込ませなければなりません。
そこで船長は一計を案じ、アメリカ人・イタリア人・フランス人・日本人それぞれに違う言葉を投げかけます。

【アメリカ人の場合】
「もし今ここから飛び込めば、君は間違いなくヒーローになれるぞ!」・・・ドッボーン♡

【イタリア人の場合】
「さぁ飛び込め!生還したらビックリするくらい女性にモテるぞぉ~」・・・ドッポーン♡

【フランス人の場合】
「他のみんなは飛び込まないってさ。君はどうする?」・・・ドッポーン♡

【日本人の場合】
「みんな飛び込んでいるぞ!」・・・ドッポーン♡

これは各国の国民性を風刺した話しです。
アメリカ人はヒロイズム(英雄崇拝)重視、イタリア人は恋愛重視、フランス人は常に自分流でオリジナリティ重視、そして日本人は集団意識重視という特徴を捉えた例えばなしだそうです。

もちろん極端に強調されてはいますが、多くの方が「なるほど」と納得するのではないでしょうか?
特に日本人の「集団意識重視」についてはどなたでも身に覚えがあることでしょう。

例えば初めて行った飲食店では何が美味しいのかが気になりますよね?
だから店員さんに「人気のメニューは?」と聞くことがあります。これは『みんなが食べているものなら間違いない』と言う心理が働いているからであり、つまりは『間違いのない選択』『安心』を欲しているからこそです。

集団の輪の中からはみ出すことを恐れるという国民性ならではでしょう。

ちなみにフランスのアパレルショップでは「この服一番人気なんですよ~」というセールストークを言ってしまったら、その服は高確率で売れ残ってしまうそうです。フランス人が人と同じものを嫌い、自分だけのオリジナリティを最重要視する国民性ならではです。日本人とは真逆なんですね。


言われてまると妙に納得してしまう我々日本人の「集団意識重視」という国民性ですが、多分日常生活の中では全くそんなことを思っていない人が殆んどだと思います。でも記憶を辿ってみると確かにそんなことはしている・・・面白いですね。接客のヒントここにアリって感じです。


さて昨日の七五三前撮りは七歳のお姉ちゃんと三歳の男の子という姉弟での撮影でしたが、下の男の子は最初はイヤイヤで泣いてしまい撮影も滞ってしまったそうです。しかし撮影はベテランのMカメラマン。
この国民性を表した話しを思い出し、ある行動を始めました。

お母様に男の子の仲の良いお友達の名前をお聞きし、Mカメラマンは男の子にこんな言葉を囁きました。
「○○○君もこの前ここで写真を撮ったんだよ。とっても上手だったよ、ボクもできるかな?」

この一言だけで男の子は泣き止み、お利口にしてくれたようで撮影もバッチリでした。

国民性とはいえ、三歳の男の子も集団意識を感じていることには驚きですね。血というかDNAというか育つ環境って怖いですね♡

ゴールデンウィークの成績表

過去5年以上にも渡り、当店にとってゴールデンウィークは黄金どころか漆黒のブラックウィークでした。


暇すぎてお店をオープンしていても来客はもちろん、電話すら鳴らない日が続いたものです。よくよく考えれば何日も連休が続くゴールデンウィークはお出かけや遊びに持ってこいの期間。一年のうちでも貴重な連休中にいつでも行けるお店に行く理由などどこにも無いのですから当然です。


一昨年に至っては暇すぎて、abitoの駐車場で営業中にもかかわらずBBQをスタッフで楽しんだほどです。

しかし毎年毎年暇だからといって、そう簡単には休みに出来ないのがサービス業です。やはり一般の方がお休みになっている時こそ一生懸命仕事をすることがサービス業ですからね。過去5年のゴールデンウィークを評価するなら通知表でいう「2」が妥当だと考えます。もうちょっとで落ちこぼれレベル(泣)。


そして気になる今年の成績は「4」、いや「4.5」をあげてもいいかもしれません。

何しろゴールデンウィーク初っ端の4月28・29日と連日でご来店は大盛況。この時点では「たまたまだろう」と思っていましたが、その後も過去5年とは打って変わったくらいに多くのお客様にお越しいただきました。

ウェディングのドレスレンタル・振袖レンタル・和装前撮りのご成約・紅葉ロケのご相談・七五三のご予約の他、産着や留袖など幅広い層のお客様がお見えになりました。また和装前撮りや成人式・七五三の前撮りなどの撮影もあり、お蔭様で大変忙しくさせて頂きました。ただ最終日の今日は連日の勢いに陰りが見え、ご来店が二組のみという結果に終わってしまったのがとても残念でした。


長い長い連休も今日が最後の一日。

「最後の一日くらい、家でゆっくりしたいはず」
「連休疲れを癒してるんだよ」

・・・なんてスタッフ同志で勝手にご来店が少ない理由を想像し、自らを慰めた今日でした。


さて過去と比べようもないくらい忙しかった今年のゴールデンウィークの成績表が「5」ではなく、何故「4.5」なのでしょう?それはもちろん来年へ向けての布石です。たった一年だけ良かったとしても来年はわかりませんし、また来年こそは「5」となるように頑張りたいからでもあります。


お盆、正月とならび、ゴールデンウィークは多くの方にとって年に3回だけの貴重な連休です。

そんな貴重な時間を当店でお過ごしくださったお客様方には感謝の気持ちでいっぱいです。私たちスタッフにとってはゴールデンウィークも日常となんら変わらない日々ですが、お客様にとっては違いますよね。出来る限りのご対応をさせていただいたつもりではありますが、不行き届きな面もあったかもしれませんが何卒ご容赦下さい。


また今年は紅葉ロケや和装前撮りプランをご成約くださった方には特別な特典をプレゼントという企画を開催しましたが、大変好評で多くのカップル様がご成約くださいました。これが何より嬉しかったです。※6月の和装前撮りキャンペーンも企画していますからね。


遊び疲れた方・・・
お金を遣いすぎてしまった方・・・
だらだらと過ごしてしまった方・・・
暇すぎて死にそうだった方・・・

このゴールデンウィークを過ごした感想は様々だと思います。そして明日からまた日常に戻るわけですが、今夜はゆっくりご家族と過ごし、再開する忙しい日々に備えて下さいませ。私たちabitoはゴールデンウィークと変わらずのハイテンションで明日からもお客様をお迎えしてきたいと思います。

嫁入り道具 桐の長持(ながもち)

昨日、知り合いから嫁入り道具のひとつである桐の長持(ながもち)をいただきいました。


旧家の蔵を解体した際に出てきて、所有者が処分をお願いしたそうです。そして当店にやって来たということです。

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見るからに年代物で、蔵の奥の奥にしまったままだったのでしょう。かなり汚れていたのですが、空拭き(桐なので水分厳禁)でせっせと汚れを落としましたが完全には取りきれませんでした。


しかしこの長持は画像からでもわかるようにとても大きく、横170センチ×縦60センチ×高さ60センチです。こんな大きな物は一般の家屋ではちょっと大変ですよね。またスタッフ数人は「なんか棺桶にも見えますね・・・」なんてことも言っていましたが、まぁそう見えなくもないですけど。


ちなみに長持の中はこんな感じです。

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外側に比べ、よそう以上に綺麗です。ホント人ひとり入れそうです。

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こんな錠前もいい感じです。既に壊れてしまっていますが、当店ではディスプレイ用として活用しますので問題なしです。


さて現在のこの長持はabitoの店内でこんな風にして飾らせていただきました。

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「棺桶みたい」

この言葉に頭が支配されてしまったので、そのままポンと置くとそれこそそのように見えてきそうでしたので、おめでたさを演出する赤の毛氈を敷いてみました。蓋の上には婚礼和装小物を置き、さらには金屏風、白無垢と紋付袴のトルソーを配置し、和のディスプレイの完成です。嫁入り道具として使われてきたものですから、婚礼和装との相性抜群です。


前所有者の方がこの長持を手放した理由はわかりませんが、これを持参し嫁入りした方、そしてこちらを持たせたご家族の気持ちを全く無関係の当店が伝承していきたいと思います。結婚式や和装前撮りに携る仕事をしている当店にこうやって巡ってきたのも何かの縁です。また多少の汚れと損傷はあるにせよ、恐らく50年以上は経過しているでしょから縁起物でもあります。

その縁起にお客様、そして当店もあやかれたら嬉しいです。


いつまでもずっと大切に扱わせて頂きます。全所有者の方、元々の所有者の方、贈った方、そして縁を運んでくれた知り合いに感謝です。