和装でできることがたくさんあります

白無垢、色打掛といった婚礼和装の存在感、そして注目度が高まっている今日この頃。


これから結婚式をお考えの方も「せっかくだから和装を着たい」「写真だけでも残したい」と何となく考えているのではないでしょうか?とは言え、婚礼和装に関しては「良くわからない」という方が殆んどだと思います。

・費用はどれくらいなのか?
・和装ではどんなことができるのか?
・種類はどんなものがあるのか?


知りたいことはいっぱいあるのに、いわば「まとめサイト」的な和装ページを作っている貸衣裳店はそれほど多くありません。どちらかと言えばドレスのような洋装に特化されていることが殆んどです。だからこそ今、当店は和装に特化したページを作ります。


2017-10-20

和装でできることをざっとまとめたページをただ今製作中です。


■色打掛・白無垢・引き振袖などの衣装情報とレンタルプラン価格
■前撮りなどの写真撮影プラン詳細(ロケーション/スタジオ)
■神社挙式プラン
■和装小物についてのご紹介


これまでも当店においては殆んどの情報をウェブサイトに掲載していましたが、一ヶ所にまとめていなかったので分かりづらいものでした。これらの情報をひとまとめにし、更なる情報を追加してご覧下さる方に「見やすい」「検討しやすい」ものになります。


まだちょっと時間はかかりますが、もう少しお待ち下さい。


10月11月は結婚式、和装ロケーション撮影、七五三などでお蔭様で忙しく、同時進行には少々難儀を感じていますが11月上旬公開を目指しています。来年に結婚式や和装前撮り、神社挙式をご検討されている方はぜひ一度ご覧下さいね。いろんな面で「安心」をお感じいただけると思います。



 

結婚式でのスピーチ 苦手な方は「序破急」で構成してみては?

10月11月と一年を通して最も結婚式が多い時期です。


新郎、新郎の父は結婚式で何かしらスピーチをされますが、ゲスト側でも「主賓」「友人代表」としてご挨拶されますよね。お話しが上手だから選ばれるのではなく、新郎または新婦との関係性で選ばれるので断ることって難しいですよね。だってお祝い事ですし、「頼まれごとは試されごと」なんても言いますしね。


でもせっかくお受けするのなら、何とか上手くこなしたいもの。


私も以前、異業種交流会で会長職を一年務めたときはやたらと多くの方の前でお話しする機会がありました。実際、自分としては得意なほうでなく、むしろそれまで避けまくってきました。もちろん緊張もしましたし、「どんな話しをしようか?」「構成はどうしたら良いものか?」と良く悩んだものです。



ちなみに自分としては基本は「上手にしゃべる」ということは念頭に置かず、ただこれだけを考えていました。

「気持ちを込めて一生懸命に話す」



話しの上手な方は腐るほどいますし、逆にあまり上手すぎると何故か聞き流してしまします。だけどちょっと詰まったり、静寂が訪れると「ほら!頑張れ~」って思ってもらえます。手紙も接客も、そしてお話しも気持ちがこもっているかいないかは相手に伝わるものです。上手なことが素晴らしいのではなく、気持ちを込めることが何より大切なんですね。



話し方が下手だとしても、伝える事はしっかりと伝えたいものです。それには文章の構成が不可欠ですが、実際はどのように組み立てたら良いか分かりませんよね。よく「起承転結」なんて言われますが、四段階の構成はちょっと至難の業です。なので一つ減らした三段階がおすすめです。それが・・・・


序破急


です。


この序破急は「能楽」で良く知られていますが、香道・居合道・剣術・茶道などでも伝統的に用いられてきた構成法で、現在では国際的にも用いられているようです。つまり日本の結婚式のスピーチにピッタリの構成法と言えます。

「序」「破」「急」という3つで構成されるので、それぞれに沿った話しの内容を作り上げてみましょう。


「序」

こちらでは話しの目的や結論を伝えてみましょう。自己紹介はもちろんですが、ここではゲストの方々に自分の話しを聞く準備をして貰うことが目的となります。まずは簡単にこれから話す内容を説明しましょう。ここで肝心なのはゆっくりとした口調で話す事です。まだまだ導入段階ですからね。


「破」

ここは話しを展開する段階となり、実際にあった出来事やエピソードを紹介します。聞き手をあおり、話への期待を高めることが大切です。なので「序」の段階よりしゃべりのテンポをアップしちゃいましょう。


「急」

ここはクライマックスです。結論を述べる段階なので、あなたの「一番伝えたかったこと」を話します。「破」よりもテンポをさらに上げ、声もボリュームアップすると更に聞き手に伝わりやすくなります。



でもここまでみて見ると、この構成の仕方ってもはや一般的とも言えます。


例えば友人代表の挨拶の場合、「序」の部分で自己紹介し、新郎新婦にお祝いの言葉を投げかけます。そして「破」では友人として付き合ってきた中での「こんなことがありました」とか「こういう人なんです」といったエピソードを取り入れることが殆んど。最後の「急」では結婚式を迎えた二人に幸せになってもらいたいこと、そして今後も変わらぬお付き合いをして行きたいことを伝えます。


多分、これまでの人生で知らず知らずのうちにこの「序破急」を体験していると思います。なにしろ伝統的に取り入れられてきた構成法ですからね。学校での校長の挨拶、テレビでの偉い方の話し、そして出席した結婚式でも序破急で構成された話しを幾度となく聞いてきたことでしょう。なのでごく自然に受け入れられると思います。


でも構成具合を明瞭にするとわかりやすいですよね。私自身もこのブログを書きながら「なるほどね~」と思ったくらいですから。


この「序破急」という文章の構成と、「しっかりと伝える」という気持ち、そして一生懸命さがあれば間違いなく素晴らしいご挨拶となることでしょう。物事を複雑に考えると、更に深みにはまってしまいがちになりますからシンプルに考えすぎないことも大切ですね。究極ではありますが、例え話が失敗に終わってもなにもこの世の終わりではありませんし、3日もすれば聞いた方も忘れているものです。


まずは新郎新婦のことを想うってことが一番大切なんですよ。


この秋にご挨拶を依頼された方は大変だとは思いますが「序破急」を参考に頑張ってみてはいかがでしょう。

価格をばっちり掲載していきます

以前に比べるとかなり進んできたとは言え、まだまだ当店のようなレンタルドレスショップ、そして貸衣装業のウェブサイトにおいてはレンタル価格を全く掲載していないお店がたくさんあります。


他の業界からすると理解出来ない事なのかもしれません。


だってドレスや打掛のレンタル価格が「高い」と考えられているのは一般的な事ですが、価格が掲載されていないのはもはや恐怖です。自分の想像以上の費用がかかるのか?かからないのか?が分からないなんて怖すぎですよね?商品の豊富さ、取り扱いブランドなど聞こえの良いことはバンバン掲載しているにもかかわらず、肝心なことを省いているのって不思議ですよね。


「まずはご来店してください、価格はそれからね♡」

とまぁ、こういうことなのでしょう。この手法はこの業界の慣例であるといえます。「めでたいことに金銭の表示は宜しくない」という考えがあったことは確かなので、ずっとそのままでいるのかもしれません。



しかし時代は変わっているのです。


例え一生に一度のめでたきことではあっても、お客様に安心してご利用頂くためには料金、価格の表示はこれからの絶対条件だと思います。その上で商品の紹介や情報公開をすべき時代になっているんです。ホリエモンこと、堀江貴文さんも同様のことを仰っていますからね。


ま、当店にとっては他店がどうだろうが関係ありません。これまでも当店では価格を掲載してきましたが、今後はさらに明確にお分かり頂けるようにして行きます。お客様によって、衣装レンタルの着数や種類はそれぞれ違います。できるだけプラン価格を細分化して、「私たちはこのプランがいいかも!?」と同調できるようにします。


またもしかしたら全国初?少なくても栃木県初のセットプランをご用意します。実際は既にあるのですがなかなかお知らせする機会がなく、ご来店されてからのご案内となってしまっていました。



その栃木県初のセットプランとは・・・


結婚式衣装のレンタルプランと和装前撮りを一つのセットにしたプランです。当店はドレスや打掛などの婚礼衣装をはじめとした様々な衣装をお貸ししている貸衣裳店ですが、最近ではロケーションでの和装前撮りが大変人気で、お客様によっては「フォトスタジオさんですよね?」なんて言われることもあります。ある意味嬉しく、ある意味悲しくもあるのですが結果的に考えれば、和装前撮りにおいては僅かながら多くの方に認知されつつあるとも言えます。

『貸衣装がある』
『和装前撮りも人気である』



これを組み合わせない手はありません。だって結婚式をされるお二人は前撮りを検討しますし、前撮りを希望される方は結婚式を控えている事が殆んどですからね。衣装のレンタルと和装前撮りがワンストップで出来ればお客様にとっても便利ですし、我々にとっても嬉しい事です。でも意外や意外、私の知っている限りでは「衣装レンタル+和装前撮り」のセットプランのあるお店はこれまで見たことがありません。


ま、理由は何となく想像できますがここでは割愛させて頂きます(大人の事情ってやつです)。


ちなみに当店が一番おすすめするレンタルと和装前撮りのプランはコチラです。

■ドレス1着+タキシード1着+ご家族4枚様の衣装レンタル+和装前撮りプチプラン(ロケ撮影)■
=300,000円(税別)


結婚式場でドレスを手配すると一着30万円なんて当然のようにありますが、abitoならタキシードも留袖もモーニングも更には和装前撮りもその金額で全て済ませることが出来てしまいます。このボリュームを結婚式場で手配すると、少なくとも倍の60万円はかかりますからね~。とってもお得です。


安さが全てではありませんが、「お得感」つまりコスパは誰しも求めるもの。賢くお得に結婚式の準備をしたいというお二人にとって、やはり費用の圧縮は魅力的ではないでしょうか?



Wedding Dress abitoは今後も婚礼衣装のレンタルはもちろん、和装前撮りでも安心と信頼をお届けできるように心がけて参ります。この中にはもちろん日要の安心も含まれていますからね。


 

自虐CMが流行っているらしい

スペースワールド:なくなるよ夏プール篇-1
Featured Video Play Icon

つい先日、朝のTV番組で「自虐CM」を特集していてつい見入ってしまいました。



CMとは会社、または商品の宣伝ですから出来るだけ良く見せたりするものですが、敢えて短所を自らカミングアウトするなんて逆効果と思いがちですが、なにやら違うらしい。



「なるほど!」と思った説明がありました。

”日本人は文化として、「控えめ」がよしとされることがあります。例えば訪問先に手土産を渡す際に「つまらないものですが・・・」とか「お口汚しとなりますが・・」なんて一言を添えることが多々ありますが、それは逆に手土産に自信があるこそなんです。またもう一つ、【判官贔屓】なる文化もあります。弱い物こそ応援したくなる感覚です。この二つのバランスを絶妙にすることが出来てこそ自虐CMは上手くいくのです”


妙に納得しました。


人間は誰しも天邪鬼な部分を持ち、「美味しい」「カッコイイ」「綺麗」「親切」といった賛辞を見れば見るほど、どこかに綻びを探したくなるものです。簡単に言えば「ツッこみ」をしたくなっちゃうんですよね。でも逆に「私なんかまだまだ全然ダメです」なんて言われると、「またまた~」とか「ご謙遜を~」とその人を立てる発言をしちゃいますからね。


スポーツなんかでも弱小チームが強豪チームに挑むときに、心の中では「勝つのはほぼ無理」と分かっていても「もしかしたら」「何が起こるかわからない」という思いを抱きつつ、弱小チームを応援したくなることもありますよね。


こういった人間心理をギュッとつかめることが自虐CMにはあるそうです。「まずは興味を持ってもらう」事こそが何より大切な事でもありますから。


時折絶大な効果をもたらす自虐CMですが、安易に手を出すと帰って逆効果になることもあるそうです。私もこの特集を見た時は「abitoもやって見たら面白いかも♡」なんて思いましたが、逆効果の恐怖を思うとやはり手を出すべきではないと思い直しました。全てを完璧に計算しなくてはなりませんし、計算しつくしても想定外の事態に陥ることもありますからね。


でもこんなことも思いました。

「自画自賛したり、長所だけを並べ立てて短所をひた隠しにしては支持は得られないんだな」と。


自虐までは行かなくても、やはりこの日本という国においては「控えめ」であることが良しとされる文化があります。どんなに自らの事を良く見せたり、自画自賛したりしても(例えそれが事実で有ったとしても)反感を得てしまう事もあります。だからこそ宣伝で一番効果があるのはテレビCMでも雑誌広告でもなく、「口コミ」なんですね。


自社の良さ、商品の良さの事実は伝えようとしなければ伝わりませんが、言葉一つで受け取り側の気持ちも変わってしまいます。ホント難しいです。



本末転倒なブログになってしまいましたが、言いたいことは要は「自虐CMは面白いけど難しい」という事です。またこう言った手法は景気が低迷したり、大逆転を狙った場合に多用されるようです。つまりある意味ネガティブな状況に置いての手法なんですね。やっぱり当店ではやるべきではないと判断できました。



最後にこの番組で知った印象に残った自虐CMをお知らせしたいと思います。

【2017年春スペースワールドCM「所信表明篇」30秒バージョンペースワールド】


ここまで開き直られると清々しいですし、応援したくなりますね!

営業時間外、定休日でもご対応できる場合があります

当店の営業時間は平日がAM10:00~PM18:00、土日祝祭日がAM10:00~PM19:00です。



基本的に残業は無く(早出はかなりありますが・・・)、営業時間の終了と共にさくさくと帰途につきます。しかしお客様のご都合がつかず、営業時間後のご来店をご希望される場合は別です。



そして今日はまさにそんな日となります。


今日は平日ですから、営業時間はPM18:00までですがお客様のご来店はPM19:00。今まさに今か今かとご来店をお待ちしている状態です。



本日のお客様は10月末に結婚式を控えているお二人で、ご両人とも仕事が終わってからのご来店です。お二人の休みがなかなか合わないようです。それぞれ職場において重要なポジションにいらっしゃるので、わがままも言えませんからね。



同業の他のお店さんはこういったケースの場合はどのように対応しているかはわかりませんが、当店の場合は創業よりお客様のご都合に合わせてきました。営業時間後はもちろん、定休日(火曜日)でも場合によってはご来店をお待ちすることがあります。


もし当店にご来店をご希望される場合、どうしても時間外や火曜日が都合が良い場合はまずは気軽にご相談下さい。数日前にご相談くだされば、ご対応可能な場合が多いですよ。


当店はちいさなちいさなお店ですから、出来るだけお客様に寄り添う形でご対応していますからね!

チェックは万全にしてこそチェックです

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10月になり結婚式の衣装レンタルの搬入、和装前撮り、七五三、卒業袴のご来店などが増え、何かと忙しくなってきました。


こういう忙しい時こそミスをしがちです。しかし冠婚葬祭に携る仕事にミスは決して許されるものではありません。だからこそ集中し、滞りない作業をこころがけています。


簡単に言えば、ミスを回避するシステム作りが何より大切となります。



当店では衣装を準備する際にこのようなチェック表を使って、ミスが無いようにしています。

無題


おわかりのように、こちらは結婚式でお父様が着用されるモーニングのチェック表です。

モーニングは「ジャケット」「ベスト」「パンツ」の3つでワンセットとなりますが、着用に当たっては他にもこれだけの小物が必要となります。そんじょそこらにある物ではないので、もしひとつでも欠けようものならテンヤワンヤの騒ぎになりますから責任重大です。セットされる小物だけでなく、サイズの確認も重要なチェック項目です。


右端にA、そしてBの項目がありますが、これはチェックを二重にするためにあります。チェックにしすぎるということはありませんからね。



ちなみにモーニングの他、留袖や振袖でも同様にチェック表がありますが、打掛に至ってはモーニングとは比較にならないほどチェックすべき項目がたくさんあります。

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ね♡


打掛やドレスなどの婚礼衣装では当店だけでなく、結婚式場のお着付け担当の方々にもチェックをしていただくために「美容室」専門のチェック欄を設けています。分刻みのスケジュールで進行する結婚式にミスはあってはならないこと。その為にも美容ご担当の方にもご協力をして頂いています。


創業以来、何千組というカップル様の衣装を担当してきました。正直、あってはならないミスを犯してしまったこともあります。やはりチェック体制の甘さや「慣れ」での惰性がミスに繋がっていたと思います。今の時代に超アナログな手法を未だに使っていますが、こういうことに便利さは必要ありません。むしろ面倒なほどチェックが行き届くと考えています。


この手法を取り入れてからほぼミスはありません。つまりアナログとは言え、当店にあっているやり方なのでしょう。



誰もが人生の喜びの節目を楽しく、そして幸せに過ごしたいと願っています。もちろん我々もお客様のそのような姿を望んでいますし、その為にお手伝いをさせて頂いています。しかし一つのミスが全てを台無しにしてしまうということもあります。


「ミスをしなくて当たり前」


当然のことですが本当に難しい事です。所詮、人間のやることなので絶対はありません。ありませんがそれでもやはりミスは許されることではありません。


繁忙期になりつつあるこの時期に、改めてその責任の重大さと恐怖感を感じる事が大切です。皆様に当店がしっかりとしたチェックをしていることを知っていただくことで、少しでも安心していただくのと同時に、自分たちの気をもう一度しっかりと引き締める為に本日はこんなブログを書いてみました。

メッセージボードが賑やかになってきました

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9月より始めた「和装前撮りされたカップル様からのメッセージボード」。


当初はこんな感じでまっさらでしたが・・・・

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現在ではこんな感じになり、賑やかになってきました!

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こちらを始めたのには理由があります。


ウェブサイトなどで、どんなに良いことを書いてもそれは自画自賛でしかありません。そりゃ自分のお店の事は悪くは書きませんが、現実以上に良く見せようとしたくなるものです。でもお客様は「本当はどうなんだろう?」と不安をかかえている方が殆んどではないでしょうか。


いくら自分たちで取り繕っても、それは説得力に欠けるものでしかありません。しかし実際にご利用してくださったお客様の言葉は何よりの基準となり、説得力を持っています。つまり安心に繋がる事となります。


始めた理由としては少しでもお客様に安心していただき、ご検討して頂きたいと思ったからです。



さて、最近お書きいただいたメッセージをご紹介します。

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こういったお言葉をいただけたことを素直に喜びたいと思います。

当店のスタッフがお客様のことを思い、丁寧な対応をしたからこそいただけた言葉は我々の勲章でもあり、今後の励みとなる活力にもなります。これに満足することなく、さらに進んだご対応を心がけ、もっともっと多くのメッセージをいただけるようにスタッフ一同邁進していきたいです。



当店にご来店の際はぜひこのメッセージボードをご覧下さい!ご覧になることで、ほんのちょっとでも安心していただけたら幸いです。




 

秋の午後は柔らかな光を楽しめます

2017-09-04

10月8日の本日も当店で和装前撮りで人気のある岡田記念館で撮影がありました。


ここ岡田記念館をロケ地として選ばれる理由の一つは竹林の小路があるからと言えます。

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どこか京都を思わせ、そして日本的情緒を肌で感じることができるんですね。何より、和装をきての写真のトータルバランスが最高に良いんです。


日本料理には「五色」という考え方があり、その五色で色合わせをするととても美しく、そして美味しく仕上がるそうです。「白黒+赤黄緑」がその五色で緑は青でも良いそうです。和装と和食はカテゴリーは違いますが、「和」と言うことでは基本は同じです。


上の画像においても「竹の緑」「紋付袴の黒」「足袋の白」「色打掛の赤」「懐剣の黄」と五色が全て揃っています。だからこそ日本料理と同様に美しく見えるのだと思います。



さてこの竹林での撮影は殆んどの場合が午前中でしたが、本日は午後でした。初秋ということもあり、日の光りの角度が低くなりつつある時期ですので午前と午後とでは雰囲気が変わってきます。どんな風に変わるのかというと、午前中は爽やかな雰囲気ですが午後は日差しが柔らかくなり、とても優しい雰囲気へと変わります。


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側を流れる巴波川の水面に反射する太陽の光りも相まって、それはそれは大変情緒のある美しさでした。敢えて午後からの撮影にするのもありだと感じました。

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そんな差し込む日差しと番傘を利用して、条件が揃ったときにしか出来ない撮影もしましたよ!どんな写真になるかはお客様だけの楽しみとさせて頂きますが、シルエットを活かしたものになっていることでしょう。


ちなみに本日のお客様は神奈川県からわざわざお越しくださったお二人でした。12月に結婚式を控えての和装前撮りを当店にお任せくださりました。とっても和装がお似合いのお二人で、美男美女♡ お顔立ちはもちろんですが、「幸せ」という調味料がさらにお二人を輝かせている事は間違いありません。まだ結婚式の打ち合わせは数回残っていて大変だと仰っていましたが、あと少しですので頑張っていただき最高の結婚式にして頂きたいと願っております。


当店の和装前撮りは基本的には午前中からとなりますが、午後や夕方の撮影もこの季節は素敵ですので一考してみる価値はあると思います。是非ご相談くださいませ~。


Wedding dress abito フォトウェディング専門サイトはこちら

ウェディングの宣伝に海外モデルが多いけど、もういいんじゃないですかね?

ずっと不思議に思っていたことがあります。


結婚式場はもとより、ドレスメーカー、はたまた和装メーカーまで宣伝のために海外のモデルを多用してきたのですが、個人的には「何故日本の結婚式の宣伝に海外の花嫁?」「日本人が着るドレスなのに海外モデルでいいのか?」と思っていました。まだこれらは納得できる部分もあるんです。だって西欧風の会場だし、そもそもドレスはあちらが本家ですしね。


でもやっぱり海外のモデルが打掛を着ているのはどうかと思うんです。打掛は日本発祥の日本の伝統的婚礼衣装なのに、わざわざ海外の方をモデルにする意味が全くわかりません。例え宣伝だろうと、そこにだけは踏み込むべきではないと考えています。海外の方が打掛を着るのはなんとも思っていませんのであしからずです。



さて、何故こんなにも海外モデルを多用されてきたのか?

それは目立つ為です。敢えて言うなら「差別化」とか「特別感」を演出したいがためでしょう。明治維新により、鎖国政策に終止符が打たれ、欧米の文化がそれこそどっと押し寄せてきた明治時代。欧米列国の文化を目の当たりにして、日本人は巨大なカルチャーショックにみまわれた後、羨望の気持ちが芽生えました。だからこそそれまでの衣食住の文化を捨て去り、欧米の文化を積極的に取り入れてきました。


こういった新しいものを環境に合わせて取り入れていく能力は日本人ならではの事なのですが、それ以来「欧米すげぇ~」という気持ちを持ち続けているのでしょう。だからこそ日本人モデル<海外モデルというある種引け目というか、劣等感が根付いているからこそ、21世紀の現在でも海外のモデルを起用する事がステータスと思っているのかもしれません。



しかし今後は現実主義の時代となります。


バブル景気の頃、ブランドを買いあさり、とにかくお金を使いまくった頃は理想主義の時代だったのは間違いありません。しかし現在はやみくもにお金を使う時代ではありませんし、納得したものにしか出費しない傾向にあります。


呑みに行くより自宅でのんだ方が安上がり
高価なブランドの洋服より、時代にあった流行りのデザインをファストファッションで揃えた方が賢い


こんな風に考える時代です。


身長が高く、肌もとっても白く、鼻高々で手足の長い海外の女性が日本の結婚式場のモデルになっていても、「こんな風にできるんだ!」なんて思いませんよね?自分の結婚式をその画像によってイメージする事は困難極まりないことです。だったら実際の結婚式の画像がたくさんあった方がイメージしやすいですし、その方がお二人にとって親切な宣伝ではないでしょうか?


ウェディング業界はある意味「夢」を売る業界なのでイメージ戦略も大切な事は間違いありません。バブル時代にはまさにうってつけの戦略だった海外モデル起用、しかし20年以上も経過した2017年でも変わらぬ手法を続けているのは時が止まったままと言わざるを得ません。結婚式をこれからされるお二人にかけ離れたイメージを植え付けるのではなく、安心してご利用いただけるような現実的なお知らせをしていくべきではないかと考えます。


海外モデルを否定しているのではありません。日本人が利用するサービスに海外モデルはいかがなものかと考えているだけなんです。


西洋にも素晴らしい文化があるように、日本にも素晴らしい文化があります。明治維新から既に150年の時が流れているのですから、西洋至上主義はもう程ほどにしてもいいんじゃないでしょうか。日本の美しさを表すのに、西洋の力は不要なはずです。



最低でも打掛のモデルは日本人にしましょうよ!目立ちますが花嫁は自己投影がしづらくなるんですから・・・・。

肌襦袢に関する疑問にお答えします

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婚礼の打掛ではもちろん、振袖や留袖、そして喪服などのいわゆる「和装」を着用する際に必需品となるのが肌襦袢です。



しかしこの肌襦袢に関して、多くの質問やお問い合わせをいただく事が多いんです。和装は現代においては特別な衣装の一つですから、肌襦袢のことを知らなくても当然です。でも知識として知っていても損はありませんので、知っておいた方が良い情報をお知らせしたいと思います。
 

そもそも肌襦袢とは何なのか?

肌襦袢は簡単に言えば和服用の下着です。和服は「着る」というよりも「体に合わせて着せる」衣装ですから、普段の洋服と違い体にピッタリと密着します。その為、意外と汗をかきやすいため、その汗を吸収するために綿が素材となっており、またとても柔らかく肌触りも良くなっています。

また和装においては「長襦袢」というものがあるので、肌襦袢と混同してしまいがちですが全く別物となります。振袖や留袖、その他の和装の下に着付ける物が長襦袢です。振袖を例にとれば「振袖」+「長襦袢」の2着1組で構成されてます。つまり肌襦袢は下着ですが、長襦袢は着物の一つであるのでその違いは明確なんです。


名称が似ているので混同してしまうのもしょうがないですよね。


肌襦袢は大別して2に分けられます

肌襦袢(女性用)には2つあります。一つは「花嫁用肌襦袢」、そしてもう一つは「一般肌襦袢」です。

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左が打掛用の花嫁用肌襦袢、右が留袖や喪服用の一般用肌襦袢です。


一見、その違いがわからないかと思いますが比べると明らかです。

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左が花嫁用なのですが、首後ろの部分が右側に比べて大きくえぐられています。これは打掛の形に合わせているからです。

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打掛では後ろ首のかなり下まで露出することになります。このため、一般用の肌襦袢でははみ出てしまうので、大きくえぐれた形となっています。
 

よくいただく質問

「普通の肌襦袢は持っているんですが、打掛で使えますか?」

こんな質問をいただきます。そしてこの質問の答えは「NO」です。その理由は先ほどご説明した通りです。しかし逆は「OK」となります。つまり花嫁用の肌襦袢は留袖でも喪服でも使用していただく事が出来ます。一度使ったものでも、使用後にちゃんと洗濯しておけば再利用できますので簡単に捨てないで下さいね。またよく有ることですが「どこにしまったか忘れた」なんてこともありますので、そこら辺もしっかりと記憶しておきましょう。


これから成人式を迎える方は振袖がレンタルでも、購入でも必ず肌襦袢は必要なものとなります。もしお持ちでなく、購入される場合は一般用ではなく、花嫁用の肌襦袢を用意することをおすすめします。なぜならご説明した通り、ご結婚されるときに打掛用として使えるからです。肌襦袢は当店では約2,000円ほどで販売しているので、見方によればそれほど高価なものではありませんが、何回も使い回せるものですのでその度に購入するのは大変勿体無いことです。

結婚の平均年齢が上がったとは言え、25歳前後でご結婚される方は決して少なくありません。その時まで大切にとっておけば、2,000円ほどとは言え節約になりますからね。覚えていて損は無いはずです。
 

まとめ

和装の世界は一般の方々にとってはある意味「未知の世界」と言えます。今回のように名称が複雑だったり、着付けするのに必要な小物が数え切れないほどあったり、TPOに合わせて着物の「格」を合わせなくてはならなかったりと難しいことばかりです。

でも何百年も前から受け継がれてきた文化、伝統であるということは不変の価値があるからこそです。「知らない世界だから覗きたくなる」「知らない世界だからこそワクワクする」ってコトありますよね!? 和装に携っている当店としては、もっと多くの方に和装の世界を知って頂き、その魅力を感じていただきたいと考えています。

これからも少しずつでも今回のような和装の知識をお知らせしていきますので宜しくお願い致します。